【熊本】千代の園酒造(山鹿市、本田雅晴社長)は5月1日、清酒「千代の園」商品の7月1日出荷分からの値上げを、得意先に通知した。同月12日現在、県下では同社を含め4社が値上げ通知を行ったが、他メーカーは値上げの決断をしかねている状況が続いている。
レギュラー1・8lびん詰め商品の新小売参考価格(税別)は、上撰クラスの「黒松・千代の園」が1886円<値上額88円>、佳撰クラスの「金印・千代の園」が1680円<同80円>。720ml特定名称酒は、▽「大吟醸・エクセル」=3500円<値上額115円>▽「吟醸・熊本神力」=1500円<65円>▽「純米大吟醸・朱盃」=3500円<115円>▽「純米酒・朱盃・白ラベル」=1000円<37円>--などの価格改定。「特別本醸造・赤ラベル」1・8lが1860円<81円>。今回、樽詰め商品の価格も、「黒松・千代の園・樽詰」1斗樽商品が10万4740円<2740円>など見直した。
今回の値上げについて同社は、「原油価格の高騰、それによる輸送コストの上昇、包装資材の値上がり、さらに副原料の値上げ、そして当社が原料米として購入している酒米の価格の上昇など、地方の蔵にとって合理化などの企業努力だけでは、コストの吸収が極めて困難」だとして理解を求めた。