【新潟】「久保田」の取り扱い酒販店で組織する全国久保田会(熊田裕一会長)は5月18、19日の両日、南魚沼郡湯沢町のNASPAニューオータニにて「第23回全国久保田会」を開催した。今年は「熱く参画。そして行動。」をテーマに全国から526店の久保田会会員が参加した。
はじめに、あいさつに立った熊田会長は「今日の出席率は71%で前年は75%だった。出席率は高いにこしたことはないが、今回のテーマにもあるように熱く参画することが大事ではないか。会員店は自ずから努力をし、久保田を育てていって欲しい。」と激励の言葉を述べた。
次に、朝日酒造(長岡市朝日)の平澤社長があいさつに立ち、清酒の値上げについて「一部の清酒メーカーから値上げの話が出ているが、当社は他社の動向を静観したいと思っている」と、語った。同社の概況については「昨今、食に関する不祥事が続発しているが、当社としてはISO9001の取得に努力している。より安心で安全な商品を皆様や消費者にお届けできるようにしていきたい。また、第2号蔵が老朽化しており、高品質商品の製造が可能なような新工場の建設準備を開始したところだ」と今後の取り組みについて説明。また、同社の上半期(平成19年10月-平成20年3月)までの販売実績として「販売数量が前期比99・5%、売上金額は101・3%となっており、量を伸ばすということが大変厳しい時代になってきている。今年の3月、4月に発売した『越州桜日和』は目標を達成することができた。今後はこのような商品を確実に販売していかない限り、売り上げを伸ばしていくことは難しい。これからも新たな切り口で、さまざまな商品を提案していきたい」と、今後も会員に対して商品提案を推進していく考えを述べた。
続いて、細田康営業部長が営業報告を行い、2006年度久保田の販売状況を説明。タイプ別の動向(前年比)は▽萬寿=605・3kl(100%)▽碧寿=178・4kl(97%)▽紅寿=274・9kl(94%)▽千寿=2858kl(100%)▽百寿=828・9kl(94%)▽翠寿=55・5kl(95%)▽合計=4801・1kl(99%)--となっており、ここ2、3年で百寿から千寿へシフトしている状況を説明。会員の加盟状況は10月から16店の新たな加入があったが、4店の退会があった、と報告した。
また、製造報告として勝又和明取締役製造部長は「今期の目標は千寿の酒質の向上、ということで取り組んできた。仕込タンクを増やし、麹精米歩合を50%にすることで、良好な味に変化し、新潟吟醸酵母の特長が良く出ていたと思う」と、千寿に力を入れて酒質の向上を図っていることを語った。
このほか、都屋(新潟県)の坂上重成氏、山下酒店(京都府)の山下芳樹氏、甲子屋酒店(東京都)の小川徹氏が事例発表を行い、ハーレーダビッドソンジャパン代表取締役奥井俊史氏が「ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)の独自でユニークなマーケティング活動とHDJに協働して活動展開する販売店の状況」と題し記念講演を行った。