【東京】山形県酒造組合(後藤康太郎会長)では、全国180蔵が参加して全国新酒鑑評会の前哨戦になる恒例の新酒「歓評会」を、4月22日東京池袋ホテルメトロポリタンで開催した。
同会は平成16年に始まり5回目。鑑評会出品酒を一般の人たちにも広く飲んでもらうために、今回は山形を離れて初めて東京で開き、約600名が来場した。
出品は山形(46場)、東北(61場)、新潟ほか全国の友情蔵(74場)、計180蔵が参加。 また今回は山形県の新しい酒造好適米「出羽の里」と山形オリジナルのコクを出す酵母チロソール(特許取得)を使用した、アルコール分10%前後の低アルコール発泡清酒も9蔵から出品し、来場者から試飲後の意見、感想をもらっていた。
同会需要開発委員会の佐藤一良委員長(鯉川酒造社長)は、初の東京開催について「山形を離れて心配していたが、予想を上回る出品蔵の参加、来場者だ。東京のお客様もメーカーの方に会えるのが楽しくて、そういうフアンの集合体になっていた」、発泡清酒は「今年の初仕込みで、特徴のある味わいの難しいところがあるので、お客様にとって心地良い味かどうかを確認したかった」と語った。
〔山形県が開発した発泡清酒について〕
「出羽の里」は山形県が品種開発した、タンパク質が少なく、製成酒のアミノ酸が低く味がスッキリする性質のある酒造好適米。一方、高生産性酵母「チロソール」は県工業技術センターが開発した酒のコク(味の濃さ)となる成分を多く造る酵母。従来の甘酸っぱい発泡清酒に比べ、果実香がありスッキリしたコクのある味わい、透明できれいな泡立ちの発泡清酒を目指している。