【徳島】 徳島市住吉の県酒造組合で3月13日、新酒の出来栄えを調べる第49回「清酒鑑評会」があり、審査の結果、吟醸酒など出品33点のうち秀11点、優8点、良14点を選んだ。メーカーの若手従業員ら20人が参加した「きき酒競技会」も開かれ、日新酒類の女性社員、丸山恵さんが1位を手にした。
鑑評会には、県内の清酒実製造場11社のうち10場が吟醸24点と純米酒など9点を出品。味や香りを調べた審査員は、高松国税局鑑定官室の須藤茂俊室長、山中圭司鑑定官、県工業技術センターの岩田深也専門研究員、山本澄人主任研究員ほか、組合で技術顧問を務める桑原健治、石川朝章、谷本林三郎の3氏に加え斉藤尚武、松浦一雄、妹尾寛及、中村盛彦の計11氏が務めた。
式典で吉田映治会長は、サブプライムローンに絡む円高やねじれ国会に伴う経済失速で租税特別措置法の維持に懸念を示した上で、徳島の地酒について「生き残らないといけない。組合を中心にメーカーが一丸となって需要開発に取り組んでいきたい」と強調した。新酒の出来栄えについて、須藤室長は「吟醸は上立ち香が高過ぎることもなく上品で優雅さがあり、味は含み香や風味感など潜在性が確認できた。純米も旨みやコクがあり、総じて完成度が高い」と講評で高く評価した。
きき酒競技会は、2位も日新酒類の小林巧さんで、3位が斎藤酒造場の斎藤智彦さん。会場では、永年勤続者として本家松浦酒造場で勤続20年になる松浦孝氏と10年の中川靖之氏とともに表彰し、栄誉を称えた。