アサヒビールと丸紅は、中国・江蘇省最大のビール会社・大富豪啤酒を傘下に持つ富豪酒業有限公司と共同で、江蘇省南通市にワインの製造・販売会社「江蘇聖果葡萄酒業有限公司」を設立した。 江蘇聖果葡萄酒業有限公司は、3月をめどに日本同様の高品質ワインを製造する工場の建設に着手し、成長の著しい中国のワイン市場に本格参入する。新工場は8月の完工を予定しており、完成後すぐに輸入原料を100%使用し、赤ワインをメインに生産開始、10月から江蘇省を中心に販売を開始する。販売計画については、通年の販売が始まる2009年には2000kl、その後順次、上海市、浙江省といった揚子江デルタ経済圏へとエリアを拡大し、2013年には1万klを目指していく。同社の資本金は約14億円で、出資比率はアサヒビールと丸紅がそれぞれ30%、富豪酒業が40%となっている。 中国のワイン消費量は、2001年の約34万klから2005年には約42万klとなり、2006年には50万klを超えたと見込まれている。江蘇聖果葡萄酒業有限公司は、拡大する中国のワイン市場で、輸入ワイン原料を100%使用することで、大都市部や沿岸地域といった消費地に近い場所でワイン製造を行い、マーケティングの優位性を最大限に活用し、中国国内でワイン嗜好者の中心となっている若年層や女性、中間~高所得者層をメインターゲットとするとともに、ワイン飲用経験のない消費者も視野に入れた商品展開を実施する。 アサヒビールは、日本市場で蓄積したワイン製造に関する技術力とノウハウを生かし、江蘇聖果葡萄酒業有限公司の新工場建設、マーケティングや商品開発を支援する。