【東京】宝酒造(大宮久社長)は3月5日、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪で1977年3月に発売後、30周年を迎えた宝焼酎「純」の品質宣言記念パーティーを開催した。
この催しには、全国の酒類卸、業務用酒販店、料飲店関係者ら、約1000人のほか、同社と関係の深い石原プロの渡哲也社長ら、同プロ所属の俳優陣も参加、記念の式典を盛り上げた。
冒頭、大宮社長は「焼酎甲類の消費が減少傾向となった昭和53年、こうした流れに歯止めをかけ、焼酎甲類の市場に新たな価値観を提案する目的で宝焼酎『純』は発売された。『純』のおいしさの由来は、11種類の樽貯蔵熟成酒を絶妙にブレンドした13%の黄金比率にある。原材料から製造方法にいたるまで、当社独自の技術、工夫を凝らした高品質の甲類焼酎になっている。発売から30年の長きにわたってご愛飲をいただき、このほど無事に30周年を迎えることができた。甲類焼酎の市場は、昨年10月から表示自主基準の運用が開始され、原材料や貯蔵の有無が明確に表現できるようになった。甲類焼酎も“品質勝負”の時代へと大きな変革期を迎えている。これは、昨今の消費者が求める“食の安全・安心”という声に応えたものでもある。こうした変化を大きなチャンスととらえて、宝焼酎『純』の差別化された高品質を徹底訴求していきたい。『純』の復活にかける意気込みを理解いただきたい」とあいさつ。
このあと映像による宝焼酎「純」の品質宣言プレゼンテーションに続き、渡哲也・石原プロ社長が「昨年亡くなられた大宮隆・宝酒造相談役は、石原裕次郎さんにとって恩人だった。早くに父を亡くした裕次郎さんは、大宮さんを父のように慕い、心から感謝をしていた」と同社と石原プロの絆を説明。宝焼酎「純」が同プロにとっても結束の源だったことを明かし、「今日は『純』を楽しみながら、裕次郎さんのことも思い出している」と語った。
会場には宝焼酎「純」のおいしい飲み方提案のコーナーや、「純」を構成する11種類の貯蔵熟成酒の飲み比べコーナーも設けられ、来場者はあらためて「純」のおいしさの秘密に触れていた。
宝焼酎「純」は1977年に発売。無色透明な酒が世界を席巻した“白色革命”の波をいち早くとらえ、焼酎のイメージを一変させた。そして、日本が誇る蒸留酒として焼酎の地位を劇的に向上させ、その後の焼酎躍進の基盤をつくった。
1985年には678万ケースを売る大ヒット商品となり、今日までに11億本(720ml換算)を販売した焼酎のロングセラーブランドになっている。