1月の全国清酒課税移出数量(概数)は3万6000klで、前年比1・3%の減少となり、これまでより前年対比減少率が縮小傾向となった。これは1月中旬頃からの寒波が追い風となったとみられるが、前年並みの出荷量には達しなかった。1月のタイプ別清酒の出荷状況では純米酒が微増で推移し、一般酒が前年比微減にまで回復してきたとの見方もあるなか、厳しい寒さとなった天候を背に2月の清酒出荷が果たして前年をクリアできたかが注目されいている。
日本酒造組合中央会が集計した1月分の全国清酒課税出荷数量(概数)は3万6401klで、前年概数の3万6862klに比べては1・3%減少している。前年確数の3万5596klに対しては2・3%上回っており、今年は1月中旬あたりから寒さが厳しくなったため、清酒の需要がやや上向きになったと見られる。
主産地の1月分出荷状況は、▽京都府=5057klで前年比19・1%増▽兵庫県=9921klで4・3%減▽新潟県=3019klで3・7%減▽福島県=999klで5%減▽秋田県=1170klで1・5%減▽愛知県=1453klで3・3%増▽広島県=954klで1・8%減--の状況で、前年を下回っている県が多い。全国的には神奈川、千葉、埼玉、長野、滋賀、山口、岡山、香川、佐賀の9県が前年より増加している。
1月分のタイプ別清酒の課税出荷状況は、▽吟醸酒=2414klで前年比3・4%減▽純米吟醸酒=1370klで0・7%減▽純米酒=3830klで1%の微増▽本醸造酒=4389klで5・3%減▽一般酒=2万5768klで0・6%の微減▽生酒=2534klで2・1%減--の状況で、純米酒はプラスを維持し、一般酒のマイナス幅が縮まってきている。なお、1月分の清酒輸出(免税)数量は886klで前年の870klに比べ1・9%増加している。