平成20年度(平成20年4月~21年3月)の酒税収入予算額は前年度の平成19年度酒税予算額に比べて、370億円(2・5%増収)増加の1兆5320億円と決定した。酒税予算案策定の根基とする酒類の最近の消費状況、課税実績状況によれば、平成20年度の酒類課税見込み数量は全酒類合計が948万6000klで、前年度の911万6000klに対し4・1%の増加だが、主要酒類の課税込み数量の対前年度比は清酒が93・7%、焼酎99・9%、ビールが98・7%、ウイスキー類が98・8%と、前年度を下回っている反面、発泡酒、ビール系新ジャンル酒類、チューハイなど低アルコール飲料を統括している「その他の酒類」の課税見込み数量は430万7000klで、前年度の384万8000klに比べ11・9%の2桁増加を見込んでいる。従って、各主要酒類の酒税予算額は清酒が20億円、ビールが100億円の減収見込み、焼酎、ウイスキー類が前年とほぼ横這いとなっている一方で、発泡酒、新ジャンル酒類や低アルコール飲料の「その他の酒類」が前年度対比12・5%増加の480億円増収を見込まれているのが注目される。なお、平成20年度の租税及び印紙収総額53兆5540億円中に占める酒税収入見込み額の割合は2・9%で、前年度の3・6%より低下の傾向だ。
財務省主税局が今国会に提出した「平成20年度の租税及び印紙収入予算」の説明書によれば、平成20年度の酒税収入予算額は1兆5320億円で、前年度(平成19年度)予算額1兆4950億円に比べ、370億円(2・5%増加)の増収を見込んでいる。酒税収入予算額が前年度を上回ったのは平成17年度以来3年ぶりで、これにより酒税収入予算額が1兆5000億円台に戻った。
20年度酒税予算案の中での主要酒類別の酒税予算額(前年度対比)は、▽清酒=740億(20億円減)▽焼酎=2540億円(10億円増)▽ビール=7410億円(100億円減)▽ウイスキー類=300億円(同額)▽その他の酒類<発泡酒、ビール系新ジャンル酒類、チューハイなどの低アルコール飲料>=4330億円(480億円大幅増)--を見込んでいて、発泡酒、ビール系新ジャンル酒類や低アルコール飲料の需要増伸に期待している。
平成20年度の酒税収入予算案の根基としている20年度における酒類の課税見込み数量は全酒類合計が948万6000klで、前年の911万6000klに対し4・1%の増加と見込み、主要酒類の課税見込み数量は、▽清酒=65万9000klで、前年度の70万3000klよより4万4000kl減少▽焼酎=106万2000klで、前年度とほぼ横這い▽ビール=337万7000klで、前年度の342万klより4万3000kl減少の見込み▽ウイスキー類=8万klで前年度と同程度▽その他酒類、発泡酒、ビール系新ジャンル酒類、チューハイなどの低アルコール飲料=430万7000klで、前年の384万8000klより45万9000klの大幅増を見込んでいる。
今年度酒税収入予算案においては、清酒、ビール、焼酎、ウイスキー類、その他酒類は消費の減退か横這いと見積もり、財政当局は発泡酒、ビール系新ジャンル酒類の需要増加に期待をよせる分析をしている。