【鹿児島】祁答院蒸溜所(鹿児島県薩摩川内市祁答院町、古屋芳高社長)は11月29日、焼酎蔵「祁答院蒸溜所」の竣工式を開催、取引先や施工業者ら約150人が出席した。
祁答院蒸溜所は、同県内の甑島にあった西酒造の酒造免許を法人化した上で同市内に移転し、新蔵を建設したもので、鹿児島県内では初めて主原料を発酵させる「もろみ」を入れる容器に木槽を使う“木槽仕込み”で焼酎を造る蔵。木槽は発酵ムラが少ないことから、酒質への好影響が期待されている。
また、造りにおいては、本格焼酎の骨格となる麹造りも、手造りによって行い、杜氏の出身地として名高い県内の笠沙町黒瀬集落より黒瀬明杜氏を招き、6人の若い蔵人を指導しながら焼酎造りを行っていく。
竣工式では、古屋社長が「厳しい環境に立つ町の酒販店のお役に立てればと考え、一念発起して新蔵を立ち上げた。設備はミニプラント的なものだが、品質にはとことんこだわって焼酎造りに邁進していきたいと考えている」と決意を述べた。