キリンホールディングスは、サンミゲル社(フィリピン)の100%子会社で、オーストラリアナンバーワンの乳製品・果汁飲料会社ナショナルフーズ社の全株式取得を決定した。今回の株式取得により、「食と健康」領域での強力な事業拠点を獲得することで、飛躍的な成長に向けた基盤強化を図り、アジア・オセアニアでのキリングループの存在感を高めていく。
今回、サンミゲル社からナショナルフーズ社の全株式を取得することで、オーストラリアの乳製品業界において新たな成長の機会を獲得するとともに、強力なブランドをキリングループの商品群に加えることで、アジア・オセアニアでの「食と健康」領域での基盤強化を図る。また、ライオンネイサン社との各方面での協働体制の検討や、キリンビバレッジ社との新たな連携など、グループ内のシナジー創出も加速させ、さらなる成長を目指していく。
ナショナルフーズ社は、100年以上の歴史の中で築いた強力な商品ブランドや24カ所の製造拠点をもち、高い成長性と収益性を有するオーストラリアナンバーワンの乳製品・果汁飲料会社。牛乳トップブランドの「ピューラミルク」や、世界主要ヨーグルトブランド「ヨープレイト」をはじめ、飲料事業では2005年にオーストラリアNo.1の果汁飲料会社ベリー(Berri)社を傘下に収めるなど、幅広い事業展開を加速している。オーストラリアでの圧倒的基盤とともに、ニュージーランド、マレーシア、インドネシアにも製造拠点を広げており、キリン社では同社の重点エリアであるアジア・オセアニアでの事業拡大を期待している。また今後は、ナショナルフーズ社のもつ強いブランドに、キリングループの技術力やリサーチ・マーケティング力などを導入し、ナショナルフーズ社のさらなる成長に貢献していく。
【ナショナルフーズ社概要】▽本社所在地=オーストラリア・ビクトリア州メルボルン市▽代表者=アシュレイ・ウォー▽資本(2006年度)=約6・8億豪ドル(約714億円)▽売上高および営業利益(同)=約18・4億豪ドル(約1,932億円)、約1・7億豪ドル(約179億円)▽従業員数(同)=約3500人▽事業内容=牛乳・乳飲料事業(46%:1位)、ヨーグルト・デザート事業(11%:ヨーグルト1位、デザート1位)、果汁飲料事業(27%:1位)、チーズ・グルメフード事業(11%:スペシャリティ・チーズ1位)、海外事業(5%)▽主要ブランド=ピューラミルク(牛乳)、ビッグエム・フレーバードミルク(フレーバードミルク)、マスターズ(同)、キングアイランドデイリー(チーズ)、タスマニアンヘリテージ(同)、ヨープレイト(ヨーグルト)、ベリー(果汁飲料)▽製造拠点=計24工場(オーストラリア19工場、ニュージーランド1工場、マレーシア2工場、インドネシア2工場)