【高知】 日本酒のきき酒能力や知識の向上を目指す高知県酒審会(松尾昭仁郎会長)主催の第48回「高知県唎酒研究会」が11月7日夜、高知市上町のホテル城西館であり、一般の愛好家ら約40人が参加した。きき酒能力と商品知識の向上を目的とした利き酒競技会や高松国税局鑑定官室・須藤茂俊室長のセミナーを通して日本酒に関する知識を深めた。
主催した高知県酒審会は、県内の酒造・卸・小売や料飲店のほか、250人の資格者がいる土佐酒アドバイザーの有力メンバーも加えた約70人で組織。県外の蔵見学をはじめ新酒鑑評会や土佐宇宙酒の審査などの活動に励んでいる。研究会は毎年1回開いており、高知県酒造組合(竹村彰夫会長)をはじめ、県卸酒販組合・県小売酒販組合連合会、県酒販青年会、酒造若手のグループ土佐酉水会が後援している。
参加者は、吟醸・純米・本醸造・生酒・原酒・上撰の6点をマッチング方式で利き当てる競技会に挑戦。会場では、県内18社の自慢の逸品を中心に新潟・山形など県外酒を含めた約50点の日本酒や宇宙酒のコーナーも設けられ、それぞれの特徴を丹念に利き比べた。竹村会長はあいさつで「他と比べても土佐酒は良い出来栄え。早いメーカーでは酒造りも始まっており、今後も応援してもらいたい」と県産酒の良さをPRした。
須藤室長は、「料飲店における清酒の知識」と題したセミナーで40分間講演。メーカーを対象とした昨年の基礎編に続いて今年は流通や飲食店など売る側に日本酒にこだわる店になってほしいと料理との相性をより具体的に解説する続編。酒総研時代のラベル調査や2年前のアメリカ視察などを通して料理との相性を消費者に提案する重要性を強調し、香りと味を視覚的に色分けするなど興味深い内容で参加者を引きつけた。