広島県酒造組合 広島酒を積極アピール 需要開発で新事業

 【広島】広島県酒造組合(三宅清嗣会長)は10月29日、広島全日空ホテルで通常総会を開催し、上程の議案を審議・承認可決した。また、任期満了に伴う役員改選では、三宅清嗣会長以下全役員の留任が決まった。

 連合会から組合へと組織を変更し2年目を迎えた同組合。今回の通常総会は、全67組合員中、26の組合員が出席(委任状41)して開催された。冒頭、三宅会長は、「食料問題は深刻で、国際的にも取り合いの状況が続いている。あるお菓子屋さんに話を聞くと、年内分のバターを確保するのがやっと、という状況。メディアはこうした現状をもっと取り上げてもらいたい」と訴えた。また先日、開催された「西条酒まつり」について、「どの蔵に行っても黒山の人だかりができていた。『まだ、これだけ多くの人が日本酒を飲んでくれている』と思い嬉しくなった。お酒の飲ませ方や勧め方はまだまだあると思っている。みなさんの蔵での成功事例なども組合に寄せて欲しい」と需要開発の重要性を訴えた。

 平成19年度、同組合では、租税特別措置法第87条の適用期限の延長など酒税制度等対策、既存のイベントに加え新規の大型イベントの計画など需要開発事業も積極的に進め、さらには「容器等のリサイクル問題」、「酒類の広告・宣伝及び酒類容器の表示に関する自主基準」の遵守、未成年者飲酒防止、飲酒運転の撲滅などに取り組むことを事業計画に盛り組み、本年度予算は5213万円。出席した組合員からは、「短期的な需要開発はもちろんだが、30年後、50年後先に役立つようなものを作ってもらいたい」と言った声も上がった。

 新役員は次のとおり。

 ▽会長=三宅清嗣(三宅本店社長)▽副会長=竹鶴壽夫(竹鶴酒造社長)、前垣壽男(賀茂泉酒造社長)▽専務理事=冨松秀三郎(酒造組合)▽理事=梅田修治(梅田酒造場代表社員)、濱村泰司(旭鳳酒造社長)、村上領壯(天寶一会長)、坂田寿明(美和桜酒造会長)▽監事=石井英太郎(亀齢酒造社長)、住岡光男(江田島銘醸社長)▽相談役=三吉直右衛門(アシードブリュー会長)▽顧問=小泉隆司(小泉本店社長)▽技術顧問=末成和夫(酒造組合)

(掲載日:2007年11月13日)

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