西酒造場法人化 祁答院蒸溜所設立 

 【鹿児島】木槽仕込、手作りを全面に打ち出した新たな焼酎蔵「㈱祁答院(けどういん)蒸溜所」がこのほどオープンした。平成19年4月10日から、旧西酒造場(薩摩川内市下甑町・西道行代表)を同蒸溜所として法人化し、同年10月2日製造免許取得、同年10月8日に本稼動を開始した。

 前身である西酒造場は甑島で長年焼酎の製造を行い、代表銘柄である「青潮(あおしお)」で知られていたが、蔵主である西氏の健康上の理由から製造の継続が危ぶまれていた。

 そこで同商品を次代へとつなぎ、さらに新たな価値を提案したい、そんな志を抱き、霧島町蒸留所のオーナーを務める古屋芳高氏が継承することを決意をした。

 甑島の蔵は建物・設備が老朽化し、焼酎粕の陸上処理も難しいことから、同地での継続は断念、祁答院町藺牟田へ移転し新蔵を建造することとなった。

 同蒸溜所は、主原料を発酵させる「もろみ」を入れる容器に、人の手をかけじっくりもろみと向き合う焼酎造りを行うため“木槽仕込み”を採用した。

 また、出来上がった焼酎の一部は蔵の正面にある、光が当たらず外気に影響されにくい洞窟で、温度・湿度が一定に保たれ貯蔵・熟成される。

 同社は「たった一歩を踏み出したばかりの新しい蔵だが、蔵人たちの作った焼酎が飲まれた時、手作りの優しい味を感じてもらえるような、あたたかな蔵でありたい」と語っている。

 ▽所在地=鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田2728番1▽代表=代表取締役社長:古屋芳高▽TEL・FAX=0996-31-8115▽HP=http://www.imoshochu.com/imuta/▽Eメール=imuta@imoshouchu.com▽資本金=300万円▽建物面積=988㎡(約300坪)▽敷地面積=8898㎡(約2696坪)▽製造量=初年度見込み160kl(1280石)※芋焼酎のみ製造

(掲載日:2007年11月01日)

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