清酒中央会がまとめた9月分の清酒課税移出の概数数量は4万9186klで、前年概数5万5592klに比べ11・5%の減少となった。(前年確数5万5173klに対しては10・9%の大幅減少)大幅減少の要因は残暑が長く続いたためとみられる。
主産地の出荷状況と前年比は、▽京都府=8674klで17・3%減▽兵庫県=1万5127klで10・2%減▽新潟県=3156klで8・5%減▽福島県=1244klで16・7%減▽秋田県=2217klで9・1%減▽愛知県=1773klで4・9%減▽広島県=1131klで16・6%減--と軒並み大幅のマイナス。全国的に見ても前年比3・5%増加の山梨県以外は、すべて前年割れの状況だった。
秋需期入りにもかかわらず厳しい残暑にたたられて出鼻をくじかれたが、10月の出荷状況はやや持ち直し、対前年比減少幅は縮小して前年比2~3%の減少とみられる。
タイプ別清酒の9月分出荷状況と前年対比は、▽吟醸酒=2762klで5・6%減(うち純米吟醸酒は1529klで6・4%減)▽純米酒=4285klで7・5%減となり8月までの増加すう勢が止まった▽本醸造酒=4928klで10・9%の大幅マイナス▽一般酒=3万7212klを出荷したが12・4%の大幅減(うち生酒は2780klで前年比12・2%増加し、生酒のみが残暑で増えた)--の状況で、清酒の9月分出荷数量の大幅減少には本醸造と一般酒の2ケタ減少が大きく響いた。
今年1-9月の累計清酒課税出荷数量は42万8707klで、前年同期の44万9859klに比べ4・7%減少した。
そのうちのタイプ別清酒の前年同期対比増減率は、▽吟醸酒=98・4%(うち純米大吟醸は103・9%)▽純米酒=102・5%▽本醸造酒=93・6%▽一般酒=93・1%(うち生酒が97・6%)--の状況で、純米酒系統の清酒のみが前年を上回っている。
なお、清酒の輸出数量(免税)の今年1-9月累計は6294klで、前年同期の5841klに比べ7・8%増加している。