【大阪】伊藤忠食品(濱口泰三社長)は11月14日、大阪市中央区の同社大阪本社で第89期(平成19年9月期)の決算を発表した。同期の決算概況は売上高が前年比4・2%増の5828億6200万円、売上総利益が3%増の592億4800万円、営業利益が50億7000万円で1・7%減、経常利益が50億9200万円で13・3%減、当期純利益が24億7100万円で42%減の増収減益決算になった。
濱口社長は会見で決算内容について「売上高、売上総利益は前年比、計画比ともに目標を達成したが、営業利益は物流関連費用の増加、特にセンターフィーの大幅な増加や、子会社の売却損益を計上したこともあり、減益となった。当期純利益についても、特別損益を計上したことで減益になった」と説明。連結業績の最近7年間の推移についても「売上高は堅調な増加を続けているのに対して、経常利益は横ばい、もしくは減少の傾向。ROA(総資産経常利益率)も減少傾向にある。前期決算では売上高が前年比だけでなく、計画比も3%上回る順調な推移となったが、利益面では販管費の増加が大きく、特に物流関連費用が20億4700万円、センターフィーが11億8300万円と大きく増加したことが影響した」と述べた。 現在、同社は88期にスタートした中期経営計画の3期目に入っているが、その中で目標数値として、売上高経常利益率1・5%以上、総資産経常利益率5%以上、自己資本当期利益率10%以上、自己資本比率35%以上の目標を掲げている。目標達成のための手段として、企業力・収益力の強化、健全な財務体質の確立、CSR・コンプライアンスの徹底とコーポレートガバナンスの充実に、今後も重点を置いていく。
こうした方針のもとで、第90期決算では売上高で初の6000億円突破を目指す。営業利益は52億円、経常利益は55億円、当期純利益は30億円を目標としていく。
なお、89期決算の主な業態別売り上げと構成比は、スーパーが2952億4500万円で50・7%、卸売業が1247億4100万円で21・4%、CVS・ミニスーパーが740億6000万円で12・7%、百貨店が408億1500万円で7%、その他の小売業が230億1600万円で3・9%の状況。