【大阪】 大阪国税局鑑定官室は11月14日、大阪合同庁舎第三号館にて「平成19年度大阪国税局清酒鑑評会」の出品酒を公開し、酒類製造者、酒類販売業者など263人が参加した。
これは10月15~17日、19日に行われた同鑑評会の出品酒を製造関係者に公開し、酒類製造技術の進歩および品質向上を図ることを目的に開催されたもの。
出品酒類は大阪国税局管内の清酒製造場で製成された市販酒で、区分(内容)と出品点数は以下のとおり。
▽吟醸酒(平成18酒造年度<18年7月1日~19年6月30日>に製成したもの)=82点▽燗酒用清酒(精米歩合60%を超えるもので、燗酒用としてメーカーが造ったもの)=86点▽生もと系清酒(生もと、山廃もとまたは菩提もとを用いて仕込んだもの)=23点▽長期貯蔵酒(貯蔵期間が3年以上のもの)=22点▽低アルコール酒(アルコール12度未満のもの)=1点▽その他(製法および品質に特長があり、ほかの区分に該当しないもの)=2点--の合計216点。
同鑑定官室は今年の出品酒の傾向として「全体的に香味の調和が取れており、まろやかで旨味のある飲んで美味しいものが揃っていた。今年の夏は記録的な猛暑であったことを考慮すると、貯蔵管理技術の向上が伺える。吟醸酒は幅広い酒質のものが出品されており、まろやかさと吟醸ならではの上品さが相まった良い酒が多数あった。燗酒用清酒は、さまざまな香りや味わいのものが出品されており品質が揃っていた。生もと系清酒は生もと系の個性や特長をうまく反映させ、味わい深いものが多数見受けられた。長期貯蔵酒は貯蔵年数が4年から34年のものまで幅広く出品されており、いずれも熟成による重厚な香りと味の丸みが調和し高品質のものが揃っていた。また、低アルコール酒、その他特長のある清酒では個性および特長が良くわかり、清酒の世界の更なる広がりを感じさせられるものが出品されていた」と、区分別に講評をした。