民間の信用調査会社・帝国データバンクが発表した10月分の全国企業倒産状況によると、10月の酒類販売業者の倒産件数は4件で前年10月の6件より2件減少した。
10月の倒産件数の負債総額は2億7500万円で、昨年10月の負債総額1億5000万円より1億2500万円増加した。
今年1-10月累計の酒類販売業者倒産件数は60件で、前年同期の62件より2件減少している。今年の累計負債総額は69億2200万円で、前年同期の160億3000万円に比べ57%減少しており、小型倒産の傾向が強まっている。
また、スーパーマーケットの10月の倒産件数は3件で、昨年の7件より4件減少し、今年1-10月の累計52件は前年同期の63件より11件減少した。
同社がまとめた外食産業の倒産状況によると、新業態・新規出店攻勢の一方で少子化傾向などが進み、限られたパイの奪い合いから競争は激しさを増している。このため倒産が増加傾向にあり、今年1-10月までの外食産業の倒産件数は479件発生し、すでに昨年の443件を8・1%上回っていて、2005年以降増加傾向が顕著となっている。負債総額も10月までで554億9700万円と、昨年の591億8000万円に迫る勢いで推移している。
倒産の主な原因は不況型(販売不振など)で、全体の76・2%を占めている。これは昨年の67・3%よりも8・9%の大幅増加となっていて、外食産業を取り巻く厳しい環境を裏付けている。地域別の倒産件数は「近畿」が213件で最も多く、ついで「関東」の125件となっている。
外食産業の倒産増加は酒類の需要への影響も懸念が強まってきていると見られる。