【福岡】福岡第一酒販(福岡市)は10月18日、得意先酒販店を対象にした「蔵の隠し酒」試飲会を同社会議室で開催した。
和酒の本格的な需要期を前に、県内5つの蔵元の希少なお酒やまだ製品化されていないお酒など20アイテムほどを集めて有力酒販店から意見を聞こうと企画。蔵元と酒販店との情報交換や、同社社員の教育にも役立てたいと今年初めて開催したもの。
参加した蔵元は、比翼鶴酒造(久留米市)、山口酒造場(久留米市)、井上合名会社(大刀洗町)、いそのさわ(福岡市)の5社。清酒では20年や18年ものの古酒やトンネル貯蔵の速醸仕込み純米、焼酎では23年貯蔵の黄麹米焼酎や18年熟成の清酒を蒸留した焼酎、また、梅酒やすもも酒などバラエティーに富んだ商品が並んだ。
企画した福岡第一酒販の三好邦夫営業本部長は、「今の地場卸はじっとしていてはいけない。NB商品は大手卸との価格競争に巻き込まれるが、オリジナリティーを出していけば違うところで商売ができると思っている」と企画に至ったと話す。今回の試飲会でも、「今回、蔵に行ってもなかなか飲ませてくれないお酒や希少性の高いお酒を中心に並べた。蔵元は自社の商品を紹介する場が減っているが、今後、年2~3回くらい開催していきたいと考えている。われわれも、こうした試飲会を開催することで一緒に勉強させてもらいたいと思っている。そして蔵元と酒販店の橋渡し役になれれば」と今後も積極的に開催していきたい考えだ。また、専門店の人たちに参加してもらうことで、「その人たちがどのようなものを要望しているかを把握し、商品開発に生かしていくとともに、次の企画に役立てたい」と話す