民間の信用調査機関・帝国データバンクが発表した9月における全国企業倒産状況によると、酒類販売業者の倒産件数は2件にとどまり、やや小康状態となっている。
これは前年9月の6件に比べ4件減少だが、今年1ー9月の累計倒産件数は56件に達していて、前年1-9月の倒産件数56件と同数にある。今後も販売不振やコストアップ分の転嫁困難などの要因から酒類販売業者の倒産の増加基調が懸念されている。
酒類販売業者の倒産に伴う負債総額は今年6月以降小額化し、小型倒産の傾向があり、小型店、零細業者の経営行き詰まりが顕著となりつつある。また、今年9月における倒産2件の負債総額も3000万円にとどまり、前年の倒産業者の負債額より減少して来ている。
今年1-9月累計の酒類販売業者の月別倒産件数は、▽1月=12件(前年5件)▽2月=4件(5件)▽3月=5件(9件)▽4月=7件(9件)▽5月=7件(5件)▽6月=8件(7件)▽7月=6件(6件)▽8月=5件(4件)▽9月=2件(6件)--の状況。
なお、今年1-9月累計の酒類販売業者倒産による負債総額は66億4700万円で、前年同期の158億8000万円に比べ92億3300万円減少しており、酒類販売業者の倒産は小型化の傾向が浮き彫りとなっている。