【大阪】総合宅配チェーン「わんまいる」を展開するファミリーネットワークシステムズ(堀田茂社長)は8月26日、大阪市東淀川区の大阪コロナホテルで、わんまいる夏の大勉強会を開催した。
堀田社長は「競争から共生の時代へ、少品種大量販売の時代から多品種少量販売の時代へ」と題する講演を行い、その中で、最近の景気動向について「全国には約260万社の企業があるが、このうち上場企業はわずか2000社。この2000社だけ景気がいいのが現在の日本の状況。年収を見ても、全体の33%は年収が200万円以下の人たち。300万円以下になると、その比率は43%にもなる」とした上で、酒類業界の動向に触れ「最近10年間で1兆円もの売り上げが酒類業界から消えている。若い人の人口が減り、高齢者の人口がますます増えていく状況を考えると、これから従来のように酒を中心に考えた商売をしていたのでは、成り立たないのは明らかだ。一昨年11月に『わんまいる』を立ち上げたのは、こうした背景を考えたからだ」と説明。
今後の「わんまいる」の展開について「個人消費に金が回らない時代にいる中で、“何か一つだけ”“たまには贅沢を”という上手なお金の使い方をする時代になってきた。こうした中で酒販店として生き残っていくには、高齢化社会と免許自由化にどう対応していけるかがポイント」と語り、「価格訴求ではなく価値訴求が必要な時代。重要なのは売り上げを伸ばすことよりも、いかに粗利率を上げていけるかということだ。『わんまいる』チェーンでも、食品の比率の高い店は、非常に高い粗利率になっている」と強調した。
その上で、「いかに食品のウエイトを上げていくかがポイントになるが、『わんまいる』では加盟店や提携卸が食品の在庫を持たなくてもいいシステムを構築した。また3日前受注を徹底して行えば、食品のウエイトは絶対に上がる。本部の提案を100%信じていただき、お互いに共生していけるよう、努力してもらいたい」と食品販売の重要性を訴えた。