【兵庫】但馬杜氏組合(岡田弘俊組合長)は平成19年度の兵庫県酒造大学講座を8月9日、10日の2日間、美方郡新温泉町の夢ホールで開催した。
同講座は、酒造業の振興を目的に、専門的技術や酒造業界の最新科学などを学ぶために開催されたもので、当日は160人が受講した。講義内容は製造管理(製造計画、分析および微生物管理、製成・火入れおよび貯蔵、保健衛生)、製造工程(原料、こうじ、酒母、もろみ)、労働安全(就労のための一般的心得について、就労に伴う安全衛生の知識および労災事故防止について)、酒造一般の4教科に分かれて行われ、講師には木曽邦明氏(大阪国税局鑑定官室室長)、山脇幹善氏(同主任鑑定官)ら8氏が招かれた。
10日には閉講式も行われ、その中で岡田組合長は「飲酒運転防止や少子高齢化などの影響で、清酒を取り巻く環境は依然として非常に厳しいものとなっている。今後業界をあげて、健康・美容などの観点からPRに取り組み、1人でも多くの人においしい日本酒を飲んでもらい、日本酒の需要を増やしていきたい。われわれ但馬杜氏組合も伝統の技能を提供し、消費者の求めるいい酒を造っていければと思う」と、あいさつした。
また、講習生代表として南部孝春氏が「消費者の日本酒離れの原因を究明し、軌道修正を行いたい。酒には人の和をもたらす力がある。この講座の知識を生かし、清酒に対する良いイメージを作っていきたい」と述べた。
式では(財)日本醸造協会表彰、永年勤続杜氏退職者表彰なども行われ、13人の組合員が表彰された。