民間の信用調査機関・帝国データバンクが発表した7月の全国企業倒産状況によると、7月の酒類販売業者倒産件数は6件で、前年同月の6件と横ばい。その負債総額は9億3200万円で、前年同月の14億6400万円より5億3200万円減少した。
今年1-7月累計の酒類販売業者倒産件数は49件で、前年同期の46件よりも3件増加し、その負債総額は62億円で、前年同期の81億5200万円より19億5200万円減少している。
今年1-7月までの各月別酒類販売業者の倒産件数(前年の件数)は、▽1月=12件(5件)▽2月=4件(5件)▽3月=5件(9件)▽4月=7件(9件)▽5月=7件(5件)▽6月=8件(7件)▽7月=6件(6件)--の状況。
また、7月の中小スーパーマーケットの倒産件数は前年並みの5件。1-7月累計の倒産件数は38件で、前年同期の43件より5件減少している。
同社の分析によると、「企業倒産件数の増加、負債総額減少の現象が続いているのは小規模企業の倒産多発に歯止めがかからないことが背景にある。不況型倒産が高水準で推移しているのは、小規模企業の多くが販売不振にあえいでおり、景気回復感を享受出来ていないためとみられる」としていて、今後の傾向のポイントとしては「中小・零細」「地方圏」企業を中心に倒産の増加基調の持続と「倒産件数増加・負債総額減少」の傾向がしばらく続く、と見通している。