ビールの最需要期である7月のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)の課税出荷数量は、60万5千klで前年同月の60万1千klに比し0・5%の微増にとどまった。各酒類の数量と前年対比は、▽ビール=35万6千klで前年比2・3%増▽発泡酒=13万7千klで前年比4・3%減▽新ジャンル酒類=11万2千klで前年比1%の微増にとどまった。1-7月累計出荷状況はビール類トータルで347万klを出荷したが、前年同期比1・5%のマイナスとなっている。各酒類の前年対比は、▽ビール=1・8%減▽発泡酒=2・9%減▽新ジャンル酒類=1・5%増--の状況。ビール類の7月出荷は低調に終始したが、8月入りとともに首都圏、関東地区を中心に想像を絶する40度を越す酷暑に見舞われ、未曾有の猛暑が続いているため、ビール・清涼飲料水の需要が急上昇しており、この厳しい残暑が8月一杯続くともみられるだけに、8月のビール類の出荷は相当の伸長が期待される。
ビール酒造組合、発泡酒の税制を考える会などがまとめた7月分のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)総合計課税出荷数量は60万4524klで、前年の60万1366klに比し0・5%の微増にとどまり、実需が依然冴えない中で、梅雨明けのおくれ、長雨など天候要因の不順が影響した。各酒類の数量、前年対比は次のとおり。
<ビール>=35万5587klで前年比2・3%増加した。7月は天候不順が続いたものの、記録的な豪雨、長梅雨にたたられた昨年の天候不良による出荷減少の反動や、各社の積極的な販売促進策の効果もあり、3カ月ぶりに前年を上回った。
<発泡酒>=13万6787klを出荷したが、前年対比4・3%の減少だった。新ジャンル酒類の影響などもあって3カ月連続で前年を下回った。
<新ジャンル酒類>=11万2150klを出荷したが、前年比1・1%の微増にとどまった。新ジャンル酒類のうち、その他の醸造酒(発泡性)“1”は7万5612klで、前年比27・0%減少したが、リキュールは3万6538klで、前年対比は494%の大幅増加となっている。
今年1-7月累計のビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル酒類)の総合計出荷数量は346万9418klで、前年同期の352万1456klに比し1・5%の減少だ。
ジャンル別出荷状況は、▽ビール=190万792klを出荷したが、前年の193万6495klに比し1・8%のマイナス▽発泡酒=86万9936klで、前年同期の89万6273klに比し2・9%の減少▽新ジャンル酒類=69万8690klを出荷し、前年同期の68万8688klに比し1・5%のプラス。このうち、その他の醸造酒が50万1632klで前年対比22・5%減少、リキュールは19万7058klで前年比475%の著増--の状況。
ビール酒造組合がまとめた今年1-7月分のビール市場動向(前年対比)によれば、<容器別販売動向>▽びん=89・8%▽缶=103・6%▽樽・タンク=97・6%--で、構成比は、▽びん=24・1%で前年同期に比し2・2%減▽缶=45・3%で2・4%増▽樽・タンクが30・6%で0・2%減--となっている。用途別販売動向は業務用が96・0%、家庭用が前年並み。構成比は業務用が45%、家庭用が55%の状況。
発泡酒の税制を考える会がまとめた今年1-7月の発泡酒販売動向(前年対比)によれば、<容器別販売動向>▽びん=93・4%▽缶=97・5%▽樽・タンク=87%--で、構成比は、▽びん=0・4%▽缶=96%▽樽・タンク=3・6%--の状況。用途別販売動向は業務用が88・9%、家庭用が97・5%で、構成比は業務用4・2%、家庭用が95・8%の状況。
なお、今年1-7月累計のビール類出荷総合計数量中に占める各ジャンル別の構成比は、ビールが54・8%、発泡酒が25・1%、新ジャンル酒類が20・1%となっている。