5月分の全国清酒課税出荷数量は4万6000klで、前年の約5万klに比し8%減少したが、その中で純米酒は一昨年11月以降19カ月も連続して前年を上回る堅調ぶりが注目される。単式蒸留焼酎(本格焼酎)の5月分出荷数量は4万2000klで、前年の3万7000klに比し13・6%増加と再び増勢に転じた。今年1-5月の累計の本格焼酎出荷数量は21万4000klで前年同期対比0・3%の微増の中、いも焼酎は前年比15%も伸長を続けていて、一人勝ちの状況が続いている。
日本酒造組合中央会が発表した5月分の全国清酒課税移出数量は4万5728klで、前年の4万9695klに比し8%減少(前年確数の4万8202klに対しては5・1%減少)した。
主産地の出荷状況(前年対比)は、▽京都府=6805klで7・2%減▽兵庫県=1万3440klで9・2%減▽新潟県=3437klで7・2%減▽福島県=1337klで10・5%減▽秋田県=1799klで13・3%減▽愛知県=1733klで8・1%減▽広島県=1099klで10・8%減--と軒並み減少し、それもかなり大幅マイナスとなっている。
前年を上回っている県は、千葉県、山梨県、青森県、福井県、富山県、岡山県の6県となっている。
タイプ別清酒の5月分出荷状況(前年対比)は、▽吟醸酒=2948klで前年比3・2%減少(うち純米吟醸酒は1564klで0・6%の微減)▽純米酒=3942klで5・3%増加しており、一昨年11月から連続して19カ月も前年を上回り伸長を続けている▽本醸造酒=5136klで前年比9・6%減▽一般酒=3万3702klで9・5%減(うち生酒は3073klで2・1%減少している)
今年1-5月分累計清酒課税出荷数量は25万705klで、前年同期の26万1264klに比し4%減少の状況。
タイプ別清酒の前年対比は、▽吟醸酒=0・2%微増(うち純米吟醸酒が5・9%増)▽純米酒=5・5%増▽本醸造酒=5・2%減▽一般酒=6・5%減(うち生酒が0・9%微減)--の状況で、純米酒と純米系統の清酒が堅調を持続している。
なお、5月分の輸出清酒(免税数量)は650klで、前年の567klに比し14・6%も増加しており、今年1-5月累計は3597klで、前年同期の3325に比し8・2%増加している。
また、同会がまとめた5月分の全国単式蒸留焼酎(本格焼酎)課税移出数量は4万1708klで、前年の3万6711klに比し13・6%の増加となった。(前年確数3万8797klに対しては7・5%増)
今年2-4月にかけては、ややなかだるみ気味で出荷が前年を下回ったが、再び出荷が増勢に転じた。
主産地の九州7県と沖縄県(泡盛)の5月分出荷数量と前年対比は、▽福岡県=3442klで前年比55・7%の著増▽佐賀県=243klで13・4%増▽長崎県=317klで1・5%減▽熊本県=2299klで0・1%増▽大分県=9063klで前年並み▽鹿児島県=1万2641klで11・8%の著増▽宮崎県=8619klで41・2%の大幅増▽沖縄県(泡盛)=2437klで3・4%減--の状況。
5月分の主な原料別本格焼酎出荷数量と前年比は、▽さつまいも=1万6751klで30・8%増▽米=4910klで2・6%減▽麦=1万7139klで5%増▽そば=1066klで36・5%増▽酒かす=73klで5・8%減▽その他=1770klで5・9%増--の状況で、いも焼酎の伸長ぶりが際立っている。
今年1-5月累計の本格焼酎課税出荷数量は21万4222klで、前年同期の21万3619klに比し0・3%の微増となった。
主な原料別本格焼酎出荷数量の対前年同期比は、▽いも=14・9%増▽米=6・1%減▽麦=2・4%減▽そば=5・9%減▽酒かす=16・1%減▽その他=2%増--の状況で、いも焼酎の一人勝ちの様相だ。