【名古屋】愛知三重卸酒販組合(盛田宏理事長)は5月16日、第54回通常総会を名鉄グランドホテルで開催、全議案を異議なく承認した。
盛田理事長は冒頭「酒類業界は相変わらず厳しい状況で、流通は利益を得にくい時代。適正利益が確保できる取引が行われず、価格競争のみで、付加価値のある商売に徹しなければ共倒れになってしまう」とした上で「2年半前から始まった新取引制度は以前と比べると取引先の理解は深まりつつあるものの、道半ばの状態で、今年は第1の目標として原点に戻り『新取引制度の完全定着への再チャレンジ』を掲げたい」とあいさつ。「ビール需要期に向けて出される各社の新製品からでも自社基準に基づき適正利益が見込めるようにするなど、できる所から進め、全酒類取引の正常化を目指し、さらなる努力をお願いしたい」と要望し、「中小企業新事業活動促進法」に基づく「経営革新事業」や「新連携事業」に取り組む企業には「組合として全面的に支援したい」と結んだ。
また、来賓として祝辞を述べた名古屋国税局・石岡秀夫酒類監理官は行政の取り組みを説明した後「酒類市場正常化、業界の健全な発展には卸の役割が重要。新指針にのっとった公正な取引を推進してほしい」と呼びかけた。