【熊本】システム化した宅配機能を武器に、酒や米をはじめこだわりの食品販売で酒販店経営の活性化を目指す「わんまいる」をFC展開するファミリーネットワークシステムズ(本社・大阪市西淀川区、堀田茂社長)が5月13日、熊本市の流通情報会館で加盟店募集のための事業説明会を開いた。同社との業務提携により、熊本県でのFC展開を担う地場酒類食品卸、吉富酒販(熊本県宇城市、吉富大祐社長)との共催。酒販店やメーカー関係者ら約100人が出席し、事業理念や業務内容を交えた堀田社長の講演「プラスアルファの商売を考えよう」に耳を傾けた。
同社が展開するFC店「わんまいる」は、“御用聞きの達人”を標ぼう。こだわり商品満載のカタログやアピール商品のチラシで新規顧客をつくりながら、宅配会員登録をした顧客などに対しては定期的にカタログを配付。顧客の購買履歴データを活用したアプローチなど販促を重ね、指定時間の宅配で利便性もアピールする。酒販店にとっては、商品1個からの仕入れも可能で、多様化するニーズに応えながらロスを抑える体制も整えている。
堀田社長は、「今後高齢化が進む中で、大手小売業や組織小売業だけではニーズに対応できない。『わんまいる』ではニーズの多様化、品揃えに対応するため、一般的に売っていない商品や、重たいかさばる、買い物に不便を感じる商品の取り扱いを充実させている。まさに次世代のビジネスモデルだ」と訴えた。福岡県の加盟店も登壇。顧客データの活用で売り上げが伸長していることや、商売へ前向きに取り組めるようになったなど、加盟後の変化が伝えられた。
「わんまいる」事業の提案は、地場卸にとっては得意先酒販店へのリテールサポートの一環となる。吉富酒販は明治44年創業、昭和30年創立の老舗。直近年商は37億円。説明会では吉富國昭会長が、「今後の高齢化社会の中で、『わんまいる』を勝ち残りの選択肢として提案したい」と呼びかけた。
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現在の「わんまいる」加盟店は全国で250店舗。グループ年商は280億円に達している。展開商圏世帯数は260万世帯、宅配会員登録世帯は約25万世帯に及んでいる。九州では福岡県のみ、15店を展開(提携卸・今泉酒類販売)の現状。熊本県では今年9月をメドに、10店程度を同時にオープンさせる計画だ。
原則、加盟店のバッティングを防ぐエリア保障制をとる。加盟には初期投資として、加盟金、研修・経営指導費、保証金で約135万円(税込み)が必要。ロイヤリティーは「わんまいる」関連売り上げの1%。事業の詳細や加盟についての問い合わせは、ファミリーネットワークシステムズ(TEL06-6474-6830)、吉富酒販(TEL0964-43-0019)まで。