濱田酒造蔵開放 焼酎蔵の魅力触れる“蔵祭”に5千人来場

 【鹿児島】本格焼酎メーカー大手、濵田酒造(「海童」醸造元、本社・いちき串木野市湊町、濵田雄一郎社長)が4月28、29日の2日間、同所の焼酎蔵・薩洲濵田屋伝兵衛で恒例の蔵開放イベント“蔵祭”を催した。

 “伝兵衛蔵”は常時、焼酎造りのさまざまな工程を公開している焼酎蔵。祭では、開催期間限定の焼酎を販売したほか、サツマイモでつくった滋養たっぷりの甘酒も披露。大々的な骨とう市も開き、地元出演者によるステージショーも華やいだ。

 イベントは、市内をめぐる“いちき串木野ゴールドジャンボスタンプラリー”とも連動。2日間に約5000人が来場し、焼酎蔵の魅力に触れた。

 「焼酎蔵薩洲濵田屋伝兵衛」のほか、「傳藏院蔵」(いちき串木野市西薩町)、「薩摩金山蔵」(同市下名)と3つの焼酎蔵を擁す同社。

 イベント期間中の28日には、薩摩金山蔵を訪れた“来蔵者”が50万人を突破した。

 金山蔵は平成17年4月23日にオープン。2周年を迎えたばかり。同蔵は“薩摩金山”に触れるテーマパーク、串木野ゴールドパークの跡地を再開発したもので、「世界初の坑道内焼酎仕込み」(同社)を行い、6万5000平方mの敷地内には地下鉱泉水を活用した温浴施設も備えている。

 消費者に、焼酎の原料となるサツマイモの栽培や、芋焼酎造りに触れてもらう「伝兵衛愛農塾」(農業生産法人「濵田農学部」(株)付設)も開塾--。

 芋作りを通じ地元の農業に触れることで、「『いのち』をはぐくむ食べ物について勉強し、徳育・知育・体育の基礎となる『食育』を実践すること」(同塾)を目指す。

 年会費5000円で誰でも塾生になれる。塾生は農作業に参加。塾生用のオリジナル焼酎も提供される。同社主催月例の酒会“伝兵衛だいやめ会”にも参加が可能で、そのほかのイベントにも優待する。

 塾の総長は同社の濵田社長、塾長は「薩摩の伝統と食文化をこよなく愛し、農の営みにこだわり続けている八幡正則氏」(同社)が務める。

 5月10日まで入塾者を募集し、11日に“だいやめ会”を開催。同月中下旬にサツマイモの植付けを予定している。

(掲載日:2007年05月17日)

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