【大阪】酒量販チェーン「楽市」を展開する(株)前田(前田貞洋社長)は4月11日、大阪市港区の三井アーバンホテル大阪ベイタワーで、平成19年度前田・楽市グループ企業方針説明会および全体懇話会を開催した。
この催しは、同社の前期業績と新年度方針を発表することを目的に、毎年4月半ばに開催しているもので、今回は同社の主要得意先、納入メーカー・卸など約370人が出席。特に今年は4月1日付けで専務の前田貞洋氏が新社長に就任したこともあり、一段と華やかな懇話会となった。
冒頭、同社の前期業績(「酒の楽市」「業務用スーパー」など全60店舗、売り上げ合計340億円)と、新年度の目標(9店舗の新規出店で全69店舗、売り上げ目標400億円)、そして西日本の酒量販チェーンで売り上げがトップになったことが報告されるとともに、業務用得意先から見た(株)同社の魅力などが、約1時間にわたって映像で紹介。
このあと、あいさつに立った前田鐡雄会長は「私と酒との付き合いは5歳の時から始まり、今年で55年になる。当時、幼い目で見た酒屋が今の私の原点になっている。ずっと酒を商っていきたいと思い、そのために酒と戦ってきた。商売も従来のやり方では限界があると思い、必死になって変えてきた。おかげで『楽市』への来店も年間1000万人を突破、楽市カードの会員数も60万人を超えた。やっと一区切りついたという気もするが、まだ道は半ば。今後は得意先にもさまざまな形で還元することを考えていきたい。4月中には新たに3店舗がオープン、東京と福岡にも事務所を開設した。ドミナントを重視した経営を今後も重視し、それを全国へと広げていきたい」と述べた。
また、前田新社長はあいさつの冒頭「今回、社長に就任したが、ここまで育ててくれた父にまず感謝したい」と前田会長への感謝の気持ちを述べたのに続き、「前期は340億円の売り上げ目標を達成することができた。今期は400億円を目標に、できれば430億円を目指したい。ただ、金額で目標を目指すのではなく、“人が源である”という当社の基本を忘れず、今後も人材の育成を第一に考え、その結果が売り上げに結びつくという形を目指したい。今期は9店舗の出店に加え、福岡で業務用の展開を行う。また、新たに大卸事業部も設立。宮崎、新潟の焼酎、清酒製造事業にもさらに力を入れ、店舗、業務用、大卸、製造の4事業のシステムをしっかりと構築していきたい」と決意を披露した。