日本酒造組合中央会の需要開発委員会は、酒造業界の最大の課題である日本酒需要活動の効果的な強化を図るため、「平成19年度日本酒需要開発事業計画(案)」を次のようにとりまとめ、3月の中央会臨時総会に付議する。
【基本的な考え方】
(1)新しい日本酒ファン層の掘り起こしと、日本酒愛好者のさらなる深耕に努める。
(2)品質管理・提供方法など日本酒の持つ商品特性を正しく消費者まで伝達するため、流通業界および料飲業界などに対する広報活動に努める。
(3)これらの事業について、中央会としての活動を強化するとともに、各組合および各企業との役割分担を明確にし、効果的な実施に努める。
【事業計画の概要】
<需要開発活動>平成19年度は、「日本酒の粋な飲み方」をメインテーマとし、活動の共通認識とする。
(1)団塊世代市場の需要開発として、ポジティブな視点で日本酒をかっこよく楽しむためのマナーの普及に取り組む。
(2)日本酒の商品特性(品質・多様性)の訴求と、飲用方法・飲用機会などに応じた楽しみ方を提案する=①多様化する日本の食生活の中における日本酒のさまざまな楽しみ方の提案②日本酒のタイプ別情報の整理を進める“3”日本酒飲用時における「和らぎ水」の普及。
(3)日本酒などの幅広い機能性を訴求するとともに、健康情報の整備を行う=①日本酒と美容・健康について、その有効性を強調する②調味料としての日本酒の活用などをより広く訴求する③酒粕の活用などをより広く訴求する。
(4)流通業界、料飲業界および日本酒をサービスする立場の人々などに対して、新しい日本酒の楽しみ方や正しい品質管理と提供方法などに関する啓もうを行い、知識の普及に努める。
(5)イベントなどを活用し、日本酒の楽しさの周知に努める。
(6)パンフレット、小冊子の作成およびツールの作成=①「日本酒はカラダにもおいしい」「和らぎ水のすすめ」「日本酒で乾杯」の普及のためのツール開発を検討する②日本酒を粋に楽しむためのマナーに関するパンフレットの作成を検討する。
(7)日本酒スタイリストを起用して、日本酒の文化性・ファッション性を訴求し、幅広い日本酒の楽しみ方・味わい方を提案する。
(8)外国人市場への日本酒の普及促進のための広報活動を行う。
(9)「日本酒で乾杯推進会議」と連携して、日本酒で乾杯運動を推進するとともに、国際行事(海外、国内)などを通じて、鏡開きなどにより日本酒文化を紹介する。
(10)技術委員会、酒類総合研究所などと連携して、新しい日本酒普及活動を推進する。
(11)「女性企画担当者連絡会議(仮称)」を設置し、先進事例などの情報交換を図る。