
【鹿児島】本格焼酎メーカーの小鹿酒造協業組合(本格焼酎「小鹿」醸造元、鹿屋市、田中高逸代表理事)が、鹿屋市南町に原料芋の地下貯蔵庫を建設中だ。生芋を定温貯蔵するもので、約240tの備蓄を計画。2月末にも完成の予定だ。
甘藷(サツマイモ)の一大生産地、大隅半島にある同社は、原料芋の安定確保と地元農産業の維持・発展を目指し平成6年、「小鹿農業生産組合」(鹿屋市、石田立夫代表取締役)を発足。“畑と直結した”芋焼酎の製造体制を確立しているほか、県内の銘醸蔵へも安定供給している。
平成17年度における契約栽培作付地は112ha、直営農場26ha、計138haの畑を擁し、サツマイモの生育をつぶさに見る環境にも恵まれている。18年産作況は、初期に収量減の傾向があったが、その後回復。平均反収3400㎏と順調に推移した。
地下貯蔵庫は山間部にあり、土を剥き出しにしたままの地下スペースで、自然の力を活かし貯蔵する考え。良好な貯蔵環境としては、15度程度の温度を確保しつつ、「湿度を90%以上にすることが課題になる」(石田代表)という。