【東京】全国醸造機器工業組合(薮田亘康理事長)はこのほど、日比谷の松本楼で新年賀詞交歓会を開いた。
冒頭、薮田理事長はあいさつの中で「日本経済はゆるやかな回復が続いているが、景気の回復と個人消費は結びつかないと言われている。早く景気と個人消費が連動することを期待したい。お酒などは、パックや安いものばかりが売れると、設備投資は期待できない。例えば、今日はおいしい刺身で高品質の純米酒などを楽しむということにならないといけない。清酒、焼酎、醤油、味噌などは、一般食品とは違った機器のニーズが出てくることを大いに期待したい。創業100年や、それ以上の伝統ある蔵元から品質の高い醸造品を生み出す設備の発注が多いので、今後ともその方向で対処をお願いしたい。当組合は、今年創立40周年を迎えて、10年ぶりに『醸造機器総合カタログ』を6月ごろに刊行するので、ぜひ購入いただきたい」と語った。
来賓の浅見敏彦・日本酒造組合中央会副会長は祝辞の中で「清酒需要はまだ厳しいが、今年は底打ち宣言ができるよう強く期待しているところだ。さらに、清酒は『質』も『量』も良くなるのを望んでおり、より質にウエイトを置いた方向になりつつあり、質の向上とともに底打ちができる年であってほしい。来年の新年会では、清酒が反転攻勢できた、と言えるように願っている」と、酒造業界の奮起を祈念した。