【東京】年金資金の外債投資などに伴う業務上横領、背任で起訴されている関秀雄被告(全国小売酒販組合中央会<以下中央会>・元事務局長)の第6回公判が12月1日、東京地裁刑事522号法廷であった。
今回は、関被告が執行責任者だと指摘してきた吉竹脩男氏(よしたけ・みちお=中央会・元専務理事、年金運営委員会副委員長)の証人尋問を通じ審理するもの。同氏は中央会から損害賠償提訴され、その取り下げを求めている対立の図式から、事件の真相に迫る発言が期待された。同氏は、関被告や自身が事件の主因となっているものではないと答弁。投資話が持ちかけられた当初、高配当にリスクを感じながらも、金融ブローカーや窓口銀行担当者によって、投資が安全なものだと信じ込まされていく経緯も浮き彫りになり、“主犯”を外した形で進められてきた捜査、その捜査を根拠に関被告ただ1人の責任を追及する裁判が、歪(いびつ)なものであることを露呈するものともなった。