
【長崎】長崎県の酒類生販団体・業者で組織する長崎県酒類業懇話会(中山義一会長=県卸酒販組合理事長)が社会問題化している飲酒運転の撲滅へ本格的に動き出した。飲酒運転の防止を訴えるステッカーを懇話会の予算で制作。11月上旬、傘下業者へ配布した。業務用車はもとより、従業員が所有する車やバイクへの貼付を求め、“草の根運動”で飲酒運転防止の気運を高めていくねらいがある。
制作したステッカーは2種類。長方形(縦10cm×横42cm)のものには、“飲酒運転はしない、させない!お酒は、楽しく美味しく。”の文言を、円形(直径10cm)のものにはコンパクトに“STOP!飲酒運転”の文言を、赤地に白抜き文字でデザイン。ともに「長崎県酒類業懇話会」を明記し、業界の取り組みをアピールする。
今回の制作枚数は、長方形4500枚、円形7500枚、計1万2000枚。同懇話会は、清酒・焼酎・ビール・洋酒などの酒類メーカー30社、酒類卸11社、小売酒販店約2000店の構成で、すでに約9000枚を配布。業務用車をはじめ、従業員や従業員家族の所有車への貼付がはじまっている。さらには、酒類業界外の出入り業者や組合外の酒販売店へも貼付を勧め、地域ぐるみで飲酒運転撲滅を実現する環境を醸成していく考えだ。
ステッカーの制作に際してはあえて、“お酒は、楽しく美味しく”の文言を入れることにこだわったという。懇話会中山会長は、「酒類を扱う業者としての自覚、責任を持つことは大切だが、お酒は決して悪いものではないし、悪者にしてはいけない」と語る。