福岡で高校生千人が未成年者飲酒防止啓発講演を聴講

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 【福岡】聴講者1100人--。11月7日、飯塚市の県立嘉穂高等学校(品原悟校長)で未成年者飲酒防止啓発の講演会があり、同校全生徒と教職員あわせ約1100人が、未成年者飲酒の弊害について学んだ。

 同地の酒類生販団体で構成する飯塚地区酒類業懇話会(田島義宏会長)が、「未成年者飲酒禁止法の趣旨を理解し、発育途上の青少年の健康問題、非行化への助長になりかねない飲酒を防止し、青少年の健全育成に寄与するため、より多くの方に未成年者飲酒防止の意識高揚を図りたい」(同懇話会)との願いから、講師選定を含め講演企画をバックアップし実現したもの。懇話会とともに、飯塚警察署、福岡国税局、飯塚税務署、飯塚市、市教育委員会、飯塚市地区青少年健全育成連絡協議会が後援した。

 懇話会は昨年3月、飯塚市内の高校で同趣旨の講演を開いているが、卒業生を除く1・2年在校生約370人を対象としたもので、今回は業界にとっても先例のない大規模な講演会となった。

 講演会主催の同校はこれまで、薬物使用防止の講演は催してきたが、アルコールに関しては今回が初めて。品原校長は講演に先立ち生徒に、「健康、生活が豊かになるよう、しっかり聴いていただきたい」と呼びかけた。

 当日の講師は、アルコール依存症の専門治療を行っている雁の巣病院(福岡市)の熊谷雅之院長が務め、約1時間、未成年者飲酒の心身への影響などについて話した。冒頭で訴えたのは、生命をも奪う“イッキ飲み”の怖さ。イッキ飲みで亡くなった大学生のビデオには、その両親や友人が登場し、飲酒が不幸を招くことも現実問題として示した。多臓器障害を引き起こすことはもとより、生殖や脳の機能にまで異常を来すことも説明。30代前半で認知症になった患者の事例もあげた。依存性については、「アルコールは麻酔薬に近い薬物。コカインなどにはない身体依存があり、意思ではやめられない」と強調した。

(掲載日:2006年11月15日)

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