球磨焼酎 特許庁が地域ブランドの商標認定

 【熊本】「球磨焼酎」、地域ブランドに--。球磨焼酎酒造組合(人吉市、加盟28社、林篤理事長)が特許庁に認定出願していた地域団体商標(地域ブランド)がこのほど認められ、同庁が公表した。

 地域団体商標制度は今年4月にスタート。従来の商標法では、地域名と商品名からなる商標は、全国的な知名度を獲得した場合を除き、商標登録が認められないなどハードルが高かったが、地域ブランドづくりを支援する施策として商標法を改正。新制度を立ち上げた。

 特許庁によると、地域団体商標は組合など団体の出願が可能。登録要件は、「地域名+商品(役務)名」からなる商標で、①団体の適格性(組合であって構成員資格者の加入の自由があること)②地域名と商品(役務)とが密接な関連性を有すること(商品の産地、役務の提供地、主要原材料の産地など)③出願人が当該商標を使用したことにより、出願人の商標として一定程度、例えば隣接都道府県に及ぶ程度の周知性を獲得していること--などが問われる。商標権者になれば、登録商標の専有権、類似商標を排除するなどの権利が与えられる。

 今回、新制度に基づき初めて、全国52件が地域ブランドとして認定された。酒類関係の認定は「球磨焼酎」のみ。九州では「球磨焼酎」以外には、「神埼そうめん」「長崎カステラ」「黒川温泉」「関あじ」「関さば」「鹿児島知覧茶」「石垣の塩」の商標登録が認められた。

 「球磨焼酎」はWTO協定による、地理的表示にも指定され、その原産地が保護されている。今回の地域団体商標認定も、産地ブランド強化に寄与するものと期待されている。

(掲載日:2006年11月08日)

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