
【福岡】福岡県酒造組合(冨安俊男会長)は9月29日、福岡市の博多リバレインで、県下の蔵元が醸す日本酒を女性に楽しんでもらうイベント“300人の福酒ナイト、福岡の酒蔵呑みくらべパーティ”を開催した。女性情報誌「アヴァンティ」(福岡市)との共同企画。同趣旨イベントの開催は、2003年以来、毎秋恒例で4年目。今年は昨年の28蔵を上回る31蔵が出展し、来場者も過去最高の360人に達した。
会場では参加蔵元がブース出展。蔵元自ら商品説明を行い、交流も深め、県産酒ファン創りに努めた。酒肴は、地元の福岡県蒲鉾青年協議会をはじめ、豆腐や珍味、地鶏をアピールする個企業も協賛。“地の肴”で存分に“福酒”を味わった。
冒頭、酒造組合冨安会長が「きっと好みのお酒が見つかるはず。(出展の)31社100種のすべての“走破”を目指す酒豪もいると聞くが、和らぎ水を飲みながらじっくりと楽しんでほしい」とあいさつ。乾杯の発声を行った江﨑俊介副会長は、「空前絶後、唯一無比の会だと自負している」と語り、“福酒”の魅力をアピールし女性ファン創出に大きく寄与するイベントの手ごたえを言葉にした。
酒造組合組織のなかで需要開発を担う情報宣伝委員会・木下宏太郎委員長は、「イベントを通じ、“福酒”を愛してくれる“福酒なでしこ”を増やしていきたい」と語る。「こんなにたくさんのお酒が地元で造られていると知っていただく意義が大きい。だからこそ、社長もしくは経営に携わる人が(ブースに)立ち、蔵元の姿勢やこだわりをアピールしてほしい」。福岡国税局の“側面支援”も活動継続の大きな力になっていると打ち明け、「ファン創りの取り組みを積み重ねていく」考えだ。
「『お酒の学校』卒業生が100人を超え、大きな力になる」とも語る木下委員長。イベント共同企画の「アヴァンティ」は、“働く女性を応援するネットワーク型情報誌”を標ぼうし、「お酒の学校」企画にも参画している。同校は「お酒を素敵に嗜(たしな)むことができる、大人の女性を育成する」(同誌)ことを目標に、毎期、20歳以上の女性読者・25人程度を対象に開校。カリキュラムは蔵元が講師を務める講義、きき酒、蔵見学など6回講座で構成し、すでに5期生までが卒業。6期卒業見込みを含め、150人もの強力な“福酒サポーター”が誕生している。
“福酒サポーター”というこれまでにはなかった“資産”を生かし、「料飲店との協調も図りながら、“福酒”消費の大きな流れをつくっていきたい」(木下委員長)との期待も膨らんでいる。