【大阪】大阪の業務用酒類卸、徳岡(徳岡豊裕社長)と寺川(野元政幸社長)の2社は、物流合理化や情報システムの高度化に対応し、仕入れ、商品管理、配送の共通化を図るために、共同の仕入れ会社として関西共同卸(株)を設立。このほど大阪市浪速区に共同物流センターが竣工し、7月26日、同社の取引先卸や納入メーカーなど、関係者を招いて披露式典を行った。
完成した共同物流センターは、鉄骨2階建てで、敷地面積は2372平方m、1階面積1442・8平方m、2階面積531・9平方mで、“1”共同仕入れを行うことにより、仕入れの効率化を図る“2”高度に情報化した最新鋭の受発注システム、無線ピッキングによる自動仕分けシステムを導入した“3”物流を共同化することで配送ルートの効率化を図るとともに、迅速化と顧客サービスの向上を図る、などの実現が期待されている。
また、センターは常温、チルド、冷凍、生ビール貯蔵、ワイン貯蔵の5温度帯に対応しており、特に生ビールに関しては、10t車20台分の機能を有するなど、全国でも有数の規模を持つ。同社では、今後はできるだけ多くの業務用酒販店と共同して、関西の業務用酒販店の変革と改善に寄与していきたい、としている。
式典であいさつした徳岡社長は「業務用酒販店は大手卸の料飲店との直取引増加や、料飲店の大型化・チェーン店化が進む中で、厳しい経営環境に立たされている。こうした流れに取り残されないためにも、業務用酒販店の再編と効率化を目標に、2年前から共同配送センターの建設を目指してきた。今後の業務用市場は、価格競争を経て、クオリティの競争に入っていく。その時に、ロジスティクスは大きな武器になる。これが、大阪の業務用市場が変化するきっかけになればと考えている」と述べた。