サントリーは、豪州の酒類メーカー・フォスターズグループと、同グループの中国ビール事業子会社・上海フォスターズ社を100%買収することで合意し、2006年6月14日に契約調印した。
今回の買収は、近年ワイン事業にビジネスを集中させているフォスターズグループの意向と、中国ビール事業のさらなる強化を目指すサントリー社の意向が一致し、合意に至ったもの。
上海フォスターズ社は、1993年に設立され、中国・上海におけるビールの製造、販売を行っている。2005年のビール販売量3・2万KLで、主力ブランドの「光明」は、上海市中心部にあたる北部でエコノミー価格帯の定番ビールとして広く親しまれている。
なお、今回の買収により、上海ビール市場におけるサントリーグループのシェアは約6割となり、同エリアにおけるナンバーワンのポジションをさらに強固なものとした。また、上海のビール市場においてサントリーグループは、すでにスタンダード価格帯およびプレミアム価格帯「三得利」ブランド、南部のエコノミー価格帯「東海」ブランドを保有しており、今回新たに北部のエコノミー価格帯でも有力ブランドを獲得することになる。
【「上海フォスターズ社」の会社概要】▽本社所在地=上海市楊浦区▽資本金=6040万米ドル▽設立=1993年▽従業員数=約230人▽事業内容=ビールの製造・販売▽主要製品=「光明」「光明清怡」▽年間生産能力=10万KL▽売上高=約5億6000万円(2005年)