
【金沢】最近の各酒造メーカーでは、品質の向上、異物混入を防ぐ方向で、パストライザ、各検査機(空びん、実液等)、クリーンルーム(ブース)の採用を検討する傾向が強くなってきている。
シブヤマシナリー(株)(金沢市北安江、渡辺英勝社長)のパストライザ=写真=は、充填後の製品に温水を散水して充填液の殺菌を行う。工程は、清酒の生詰め(一部30度Cぐらいまで昇温)→殺菌温度に昇温、短時間ホールド→35~40度Cに冷却。ボトルクーラーが既に設置されている場合は、ウォーマーの増設で対応する場合もある。
<パストライザ一例>特徴(PSR300型)は、①給びん部と排出びん部を同一方向に設け、機械長さを大幅に短縮したコンパクトな機械②デジタル温度調節計で散水温度を正確コントロールしており、設定温度を正確に維持することができる。また設定温度を変更することで、クーラーとしても使用できる③デットプレートのないコンベヤを採用しているので、生産終了時に製品がコンベヤに残留しない④散水ポンプの吸い込み口に設けたサクションストレーナと内部口径の大きいスプレーノズルを採用することで、異物による目詰まりを防止している。
また、検査機は、空びん検査機は洗びんされたびんの、ひび、傷、汚れ(目視できるある程度の大きさ)を選別(びん口天面、底部のみ検査が大半)。実液検査機は充填されたお酒に混入した浮遊する異物を検出。いずれも、CCDカメラと画像処理によって検出し、ほかに液面、異種キャップなどの検出機能を付加したりするケースもある。
パストライザ、検査機ともに能力、仕様により様々なバージョンがある。
また同じくクリーンルーム(ブース)は、洗びんされたびん、充填、キャッパ周辺をパネル・カーテンで仕切っており、クリーン度を保ちたいゾーンをフィルターを介した清澄エアーで陽圧にしている。
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