【鹿児島】本格焼酎「さつま国分」の国分酒造(協)(霧島市)は5月1日、酒税改正に伴う増税値上げと、コストアップ値上げを同時に行う。新価格は、送料負担を軽減するための地区別価格の見直し、原価に比べ出荷価格が低過ぎる紙パック商品の価格見直しも加味し、大幅改定となっている。
基本的には、「増税分と、原料値上がり分の一部を生産価格に上乗せし、マージンも勘案した価格設定」(同社)。地区別価格は従来の3区分から5区分に広げ、対象商品も増やし、送料負担の軽減を図った。小売直取引の限定流通商品は全国統一価格とし、原価高などを反映させた。
同社によると、2年ほどの間に原料芋の価格は1kg当たり平均10円程度上昇。1・8Lの製品を造るのに必要な芋の量は、通常の芋焼酎(アルコール度25度)の場合で約2kg、「いも麹・芋」など芋麹を使う商品だと3kgで、20円から30円のコスト高になっているのが現状だという。「農家のモラルを保ち、より良いサツマイモを仕入れる観点から、昔の価格まで値を下げることは、決して良いことではなく、(コストアップ)値上げを行う」(同社)判断をした。
新・希望小売価格は、レギュラー「さつま国分」1・8Lびんの場合、地区別価格で、▽鹿児島県内<値上げ額3円>1623円▽鹿児島・沖縄除く九州<10円>1630円▽中四国・近畿・中部・北陸<15円>1655円▽関東・甲信越・東北<17円>1677円▽北海道・沖縄<28円>1688円。
原価に見合うよう価格を改定した紙パック商品は、「さつま国分」900MLパックの場合、5地区で22円から63円の値上げとなる。
全国統一価格の限定流通商品(すべてびん商品)は、▽「いも麹・芋」(アルコール度26度)1・8L<値上げ額19円>2162円▽「同」720ML=(9円)1105円▽「純芋醸酎」(33度)1・8L=(29円)3315円▽「同」720ML=(15円)1515円▽「大正の一滴」(25度)=(15円)1915円。