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2006年03月31日
工業用アルコールの専売終了、アルコール事業の完全自由化スタート
独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称・NEDO<ネド>技術開発機構)アルコール事業本部は、今年4月1日で、国が全額出資する特殊会社に移行し、日本アルコール産業株式会社法のもと、「日本アルコール産業(株)」としてスタートする。これと同時に、工業用アルコールの専売が終了し、アルコール事業は完全自由化される。特殊会社は2年以内に株式売却が行われ、完全民営化される予定。
今回の工業用アルコールの自由化と特殊会社の設立は、平成11年4月に閣議決定された「国の行政組織等の減量、効率化等に関する基本計画」に基づき行われるもの。閣議決定後、平成13年4月にはアルコール専売法が廃止され、アルコール事業法が施行。激変緩和措置として5年間の暫定期間が設けられ、その間、NEDOアルコール事業本部によるアルコールの一手購入販売制度が実施されてきたとともに、同事業本部は特殊会社化に向け、工場の統廃合、人員削減、合理化などに努めてきた。
国内で流通しているアルコールは、酒類原料用(財務省管轄)と工業用(経済産業省管轄)の2種類。工業用アルコールは、その流通形態により、「一般アルコール」と、価格に酒税相当分が加算された「特定アルコール」に分かれ、その大半を一般アルコールが占める。
同事業本部は、3月23日に記者会見を行い、西尾直毅本部長は、最近のアルコール市場動向について「近年、世界的な燃料用アルコールの需要増により需要バランスが崩れるととともに、石油価格の上昇、砂糖価格の上昇等の様々な社会的要因からアルコールの価格が上がっている。アルコールの総需要は、今、4万1千KLだが、今後ますます需要が伸長するとみられる。石油と連動し、2005年以降急激にアルコール価格が上昇しており、エタノールが燃料に使われると、原料価格がさらに上昇するとみられる」と語った。
アサヒ飲料 「ワンダ」リニューアル、コクとキレがアップ
アサヒ飲料は、「ワンダ モーニングショット」に続く、新・微糖缶コーヒー「ワンダ ショット&ショット」をリニューアルし、4月5日から全国で発売する。
同商品は、糖類を68%カットした微糖タイプの缶コーヒーで、それでいてしっかりしたコーヒーのコクとすっきりしたキレのある味わいが好評で、2005年は年間販売目標を大幅に上回る730万ケースを販売した。
今後、さらなるシェアアップを図り、“コク・キレ”にさらに磨きをかけるもので、中味はコーヒー豆の使用量を増やして焙煎をやや深めにすることで、しっかりしたコクのある味わいを引き出すとともに、同社独自のフリーズドリップ製法で仕上げることでこれまで以上のコーヒー本来のコクをアップした。また、糖類を従来の68%カットから69%までカットすることでさらにすっきりしたキレの良い後味を実現している。
パッケージは、シンボルカラーのブルーを継承し、商品ロゴと光を組み合わせ中心に配置することで、店頭で存在感のあるものに刷新した。
2006年03月30日
公正取引委員会 「オープン懸賞告示」を廃止の方針、各方面の意見を募集
公正取引委員会は、「広告において、くじの方法等による経済上の利益の提供を申し出る場合の不公正な取引方法(オープン懸賞告示)」を廃止する方針を固め、これに対する意見を募集している。
公取委は、オープン懸賞告示の廃止の趣旨などを次のように説明している。
平成8年2月に、取引に付随せずに行われるオープン懸賞の上限金額について、100万円を1000万円に引き上げたが、これは「オープン懸賞告示が制定された当時は100万円という金額は相当大きな金額だったと思われるが、制定後20年以上経過した現在では、その後の所得の増大や物価の上昇により相対的な価値が変動(低下)してきていると考えられること、また、規制導入以降の状況からみて、商品選択との関連が稀薄になってきていることから、上限金額を10倍に引き上げることとした」もの。
しかし、引き上げ後の状況を見ると、商品選択との関連が稀薄になってきていることには変わりがなく、また、上限金額またはそれに近い額のオープン懸賞を実施している例はほとんどみられないことなどから、オープン懸賞告示およびオープン懸賞告示運用基準を廃止することとする。
キリンビール お茶のおいしさ実現、「お茶のチューハイ」を開発
キリンビールは、さっぱりしたお茶の風味が味わえるカジュアルな「お茶のチューハイ」を5月17日から全国で発売する。味覚開発から容器・パッケージデザイン、ネーミングに至るまで、酒類商品の開発経験にとらわれない幅広い分野からのチーム編成を行うことで、従来のイメージを一新する価値を持つ商品として開発した。
同商品は、キリンビバレッジ社とのグループシナジーにより開発した商品で、製造もビバレッジ社の湘南工場で行っている。開発にあたり、①食事時などカジュアルに飲用できるお茶味のおいしさにこだわった無糖・さっぱり味の新ポジションで市場創造を目指す②甘さだけではないいろいろな味を楽しむ缶チューハイユーザーに向けた商品開発--をコンセプトとした。
味わいは2種類で、<うまみ緑茶>は、愛知県産の石臼挽きの抹茶と、煎茶、茎茶をブレンドすることで、それぞれの旨味を生かしたさっぱりしたおいしさを実現した。<こんがり玄米茶>は、国産コシヒカリ玄米と火入れ焙煎茶をブレンドし、香ばしくさっぱりした味わいに仕上げている。ともにお茶の香味にこだわり、どんな食事にも良く合い、女性にも選んでもらえるカジュアルなものとした。パッケージは、新開発の400MLペットを採用。お茶らしさや食事に合うイメージを伝えるデザインとなっている。希望小売価格は170円。
キリンビバレッジ 「キリンレモン」8年ぶりにリニューアル
キリンビバレッジは、透明炭酸飲料「キリンレモン」の味覚とパッケージを8年ぶりにリニューアルし、3月28日から全国で発売した。炭酸が持つ発泡の刺激に現代性を併せ持ったブランドとして一新し、さらなるブランド強化を図る。
中味は、「キリンレモン」ならではのさわやかなおいしさはそのままに、糖質を27%カット(同社従来品比)し、甘さ控えめでナチュラルな味覚に仕上げた。パッケージは、アートディレクターの佐藤可士和氏に依頼し、現代的に生まれ変わった「キリンレモン」を、透明感とインパクトのある洗練されたデザインでシンプルに表現した。
西野金陵(高松) 高級白下糖梅酒を4月から発売
【高松】西野金陵(本社・高松市亀井町、西野武明社長)は、高級な白下糖を全量使って仕込んだ「白下糖梅酒」(720ML1500円)を4月12日から発売すると発表した。同社初の梅酒製品で、初年度5000本。氷砂糖に比べ上品で優しい味わいに仕上がったという。
白下糖は、讃岐特産の砂糖菓子である和三盆糖の原料。黒糖に比べ瀬戸内の柔和な風味で、カルシウム・鉄分・カリウムなどミネラルを含む。製造する三谷製糖(東かがわ市馬宿)は1804年創業で、江戸時代に製法を伝授された5軒のうち唯一残った伝統を守る1軒。東讃約30の農家とサトウキビを契約している。梅は大西農園(三豊市財田町)の製造。
原材料には、このほか西野金陵の自社製造原酒や醸造アルコールを使い、アルコール14度。白下糖と織りなす優雅な香りと味わいで、ストレート・ロック・ソーダ割り・お湯割りなど豊富な飲み方が楽しめる。

2006年03月29日
雪雀酒造(愛媛) 限定流通の「讃穀讃水・生原酒」、登録店32店で販売
【愛媛】雪雀酒造(松山市柳原、猪野字朗社長)は、登録店が限定販売する純米吟醸無濾過「讃穀讃水」の生原酒(720ML税別1650円、1・8L同3300円、)を3月15日から出荷したと発表した。精米50%兵庫県山田錦と中硬水の高縄山系伏流水を使った少量生産で、発売5年目の自信作。
ふくよかでキレのある旨味で、幅広い料理と相性が良い食中酒という。アルコール16・8度、日本酒度プラス5・0、酸度1・5、アミノ酸度1・2。酵母EK-1で、醪日数28日・粕歩合40%。夏は熟成した生詰原酒で販売する。登録の酒販店は県内の東・中・南予32店で、品質保持や商品育成、販売目標数量などで契約。雪雀酒造は、販促パンフやPRノボリなどを提供する。
このほか同社は、積極的なイベント参加や製品開発を今年計画。北海道・札幌市の東急百貨店で2月末から開かれた第43回「松山の物産と観光展」に出展したほか、三越松山店の4月初旬の試飲会に参加。同店では60周年記念で3年熟成粕取り焼酎720ML2000円程度100本発売も6月中旬頃に計画しているという。
小西酒造 容量110MLで環境にやさしいペット容器の淡麗辛口
小西酒造は、110MLで軽くて割れにくく環境にやさしいペット容器の「白雪・淡麗辛口」を3月中旬から全国で発売した。
ペット素材で飲み切り容量の同商品は、酒を少量楽しむ人、健康を配慮する人、一方、CVS、駅売店ほか、回転すし店、お弁当屋、総菜屋など消費者に直結した流通に最適な商品と位置付け。容器は品質、強度、環境面においても、商品特性をデザイン印刷した全面シュリンク(容器を特殊フィルムで覆う)で確保している。
▽アルコール度=13度▽容量=110MLペット▽希望小売価格=100円
月桂冠 明治・大正・昭和の味わいをカップ酒で飲みくらべ
月桂冠は、明治・大正・昭和、3時代の日本酒の特徴を再現した「復刻醸造酒セット」(100ML3本詰め、小売価格525円)を、3月23日から、セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン-イレブンを皮切りに、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマートの酒類取扱店で順次発売している。
「明治仕込み」「大正仕込み」「昭和仕込み」の3タイプの復刻醸造酒を、小容量で飲みきりサイズのガラスカップにそれぞれ詰め、小型の紙箱にセット。カップはそのままコップになり、明治・大正・昭和の3つの時代の酒質を飲み比べて楽しむことができる。ラベルは、各時代に同社が使ったデザインをモチーフにした。
「明治仕込み」は、明治時代の酒は辛口で酸味が強いのが特徴で、ほとんどの酒が樽に詰めて販売されていた。同商品は黄金色で、杉の木の香りと酸味のきいた芳醇な味わいに仕上げた。「大正仕込み」は、明治時代ほどではないが、現在に比べると辛口で酸味の強い酒。おだやかな香りと深いコクのある酒質に仕上げた。「昭和仕込み」は、昭和30年代の酒質を再現。現在にほぼ近い酒質だが、比較的甘口。まろやかで、のどごしが良い旨味のある酒に仕上げた。
栄光酒造(松山) 有機飯米で精米歩合90%の純米酒
【松山】清酒「酒仙栄光」の栄光酒造(松山市溝辺町、清水弘朗社長)は、原料のコメを無駄なく最大限まで生かす精米歩合90%の純米酒「有機純米90」(720ML1575円)を4月1日から発売すると発表した。低精白の純米酒は75-85%が多いなか、同社も初の試み。原料米も飯米だが、業界の評判も上々の出来栄え。
コメはヒノヒカリで、岡山県倉敷市の塩田源一氏が丹精込めて作った有機栽培米。栄光酒造は一昨年、純米酒の基準70%以下が廃止されたのに伴い、1年かけて飯米で造ろうと模索してきた。低精白のため5段仕込みなど工夫を凝らして手間ひまをかけ、越智杜氏の岡田彦男氏が長年の技を駆使して完成した。
アルコール16・0-17・0度、日本酒度プラス1・0、酸度1・7、アミノ酸度1・9。コメの表面のタンパク質や脂肪を含んだ部分を多く残しているが、業界関係者らは「雑味がなく旨い」「フルーティーな味わい」と評判も上々。
試験的な300KL小仕込みのため、初年度販売量は500本程度。同社は「醪日数は20日もなく早かったが、泡無し酵母701でも発酵が走って低温で抑えるのに苦労した。酸も高く手間ひまをかけたが、予想以上にきき酒の評判が良く、反応が良ければ増やしたい」と注目している。

カゴメ大阪支店 野菜飲料が好調、「ラブレ」に大反響
【大阪】カゴメ大阪支店は3月22日、同支店で記者会見を行い、2005年販売概況と2006年度上期の販売施策について発表した。
席上、大嶽節洋支店長は、3月から全国発売した乳酸菌飲料「ラブレ」が品不足になっている件について、「オーダーに対して、需給体制が困難になっている。生産供給体制に甘さがあったといえ、お得意先にはご迷惑をかけて申し訳なく思っている」と謝罪するとともに、「これは裏を返せば、思った以上に『ラブレ』への反響があったともいえる」とさらなる拡売に向けて意欲を見せた。
続いて、同支店の概況・施策について、「2005年度の大阪支店は、上期が前年比108・6%、下期が103・0%で、通期で107%を少し超えるくらいで着地すると思われる。部門別(通期)に見てみると、▽調味料=100・4%▽調理食品=81・2%▽野菜飲料=116・8%▽フルーツ・お茶飲料=109・0%▽ラビオ=98・0%▽ギフト=99%▽業務用=106・4%--との結果になった。2006年度は、トータルで102・8%を目標としている」と発表した。
続いて、川村修営業推進部長は、商品概況などについて説明を行い、「今期の支店計画は達成できた。これは、野菜飲料の好調によるものが大きい。また調味料では、ソースが105・0%と大きく伸びている。フルーツジュースでは、『朝のフルーツこれ一本』が好調に推移している。また当支店では、飲料の新規チャネル推進を図り、家庭用営業部の中にドラッグストア課を設立するなどの対応を行っている」と語った。
サントリー ブラマヨが応援、「ペプシネックス」発売記念イベント
【大阪】サントリーは3月27日、“新時代のコーラ”「ペプシネックス」新発売にあわせて、「ペプシネックス新発売記念イベント」を中央区のYES NAMBAで開催した。
同イベントは、3月28日から発売した「ペプシネックス」の発売を記念し行ったもので、同商品のキーメッセージ“ツキヌケル、オイシサ。”をテーマに、吉本興業に所属するお笑いコンビ・ブラックマヨネーズを招き、高さ約3・5mの「ペプシネックス・巨大ボトル」の除幕式とトークショーを行った。
司会者から、“ツキヌケル、漫才コンビ”として紹介されたブラックマヨネーズの小杉竜一さんと吉田敬さんは、「昨年、M-1グランプリに優勝したことで、“ツキヌケタ”芸人になり、こんな大きなイベントに呼んでもらえてとてもうれしい」とあいさつ。YES NAMBAにそそり立つ「ペプシネックス・巨大ボトル」の除幕式を行った。
新商品を試飲した2人は、「ダイエットに興味があるのでノンカロリーはとてもありがたい。コーラとしての甘さもばっちりで、理想の女性みたいな味がします」(小杉さん)、「うますぎる!あまりに爽快な味わいなので、肌がきれいになりつつある。この味わいは何にでも合いそうなので、1日のいつにでも飲んで下さい」(吉田さん)と絶賛し、会場に集まった人たちに商品の魅力をアピールした。

キリン広島ブルワリー 樽生出荷100万本突破
【広島】キリン広島ブルワリーで製造した樽詰生ビールの累計が100万本を突破することを記念した“出荷式”が3月17日に開催された。
出荷式には、同社・平野太地中国統括支社長、井川厚広島支社長、和多利義之府中町長らが参加。井川広島支社長は、「旧広島工場が閉鎖されたのが9年前。当時、広島の皆さんから『なんとか広島でビールを造り続けてほしい』という声をいただき、樽詰生ビールは今日まで造り続けてきた。100万本を突破することができたのも、広島の皆さんのおかげ。広島支社は、『ひろしまのキリンです。』をスローガンにこれからも広島の元気を応援していきたい」とあいさつを行った。
当日は、記念ビール「復刻ラガー・昭和」の仕込み式も開催。100万本出荷を地元に感謝する形で醸造され、フラワーフェスティバル(5月3日~5月5日)で同社が出店する「KIRINオアシスガーデン」および「キリンプラザキッチン1938」でのみ限定販売される。
山形県酒造組合新酒歓評会 最高技術の酒を発信、東北・新潟などからも友情参加
【山形】山形県酒造組合(後藤康太郎会長)は3月24日、「山形県新酒歓評会」をJR山形駅内のホテルメトロポリタン山形で開催した。
同会は平成16年に始まり、3回目を迎えた。今年は吟醸酒を山形(46場)、ほかに東北(秋田14場、福島11場、岩手3場、青森7場、宮城20場)および新潟(6場)と全国の友情蔵(67場)が参加し、また純米酒も山形(28場)から出品があり、歓評会が行われた。
いずれも、今年造った全国鑑新酒評会に出品予定の各蔵元の最高の品質を持った酒で、仙台局鑑定官、東北各県工業技術委員らの審査員で審査が行われた(結果は各蔵元に通知)。
同会は、参加蔵元の技術力向上と品質チェックを目的にし、また会を「歓」と名付け、出品酒を広く一般の方にも飲んでもらうという企画。技術検討会の後、550人を超す一般の人たちがきき酒、パーティーに参加(一人5000円の有料)して新酒を楽しんだ。
プロジェクト委員会の仲野益美委員長は「春の新酒酒評会がないため、この会で個々の新酒の出来具合や、県全体のレベルを全国と比較している。また、この機会に最高の技術の酒をお客様に飲んでもらっていることにも意義がある」と話す。
また、同酒造組合需要開発委員会の佐藤一良委員長は「山形県は炭素濾過の使用量が日本一少ない県で、酒は山吹色をしている。味のあるおいしい日本酒を飲んでもらいたいという願望の情報発信を山形から行っている」と語った。
広島・西条清酒品評会 1位は亀齢
【広島】西条酒造組合(前垣壽男理事長)は3月17日、清酒品評会を開催した。今年は、9社14蔵から26点の新酒が出品され、広島国税局・鑑定官室の佐藤和夫室長、岩田知子主任鑑定官、酒類総合研究所・分析評価研究室の中野成美室長、技術開発研究室の向井伸彦主任研究員ら11人の審査員が審査を行い、最高位の最優秀賞には、亀齢酒造5号蔵が輝いた。
審査長を務めた佐藤室長は、「今年も非常に高いレベルの酒が揃っていた。55回の品評会も年月で審査の傾向も変わり、近年では、香りから味・味と香りのバランスに重点が置かれているが、出品酒もそうした傾向を十分に把握しているということがうかがえた」と講評した。
前垣理事長は、「当組合は今年10月1日で発展的に解散することになった。しかし、西条酒造組合としては来年度以降も今ある事業を継続していきたいと考えている」と話し、来年度以降も別組織で、清酒品評会など西条酒造組合独自の事業を継続していくとした。
広島・呉酒造組合で新酒きき酒会、香味が調和
【広島】呉酒造組合(住岡光男理事長)管内の蔵元が醸した新酒を披露する「呉新酒きき酒会および永年勤続従業員表彰式」が3月20日、呉阪急ホテルで開かれた。
今年は、管内10社から41点が出品され、審査長を務めた広島県立食品工業技術センターの谷本昌太副主任研究員は、「今酒造期、原料米は天候にも恵まれ作柄も良く、酒造最盛期の12月は寒冷な気候が安定して続いたこともあって、いずれの出品酒も香味の調和が取れた特徴のあるすばらしい酒が揃った」と講評を述べた。
今年10月に、単位組合を一本化して広島県酒造組合となることが決まっており、呉酒造組合としては最後の新酒きき酒会となる。住岡理事長は、「現在社会にはあらゆる改革が必要。これは決して過去を否定するものではない。これからも皆さんの知恵が必要で、これが改革の原動力になる」と話した。
倉松酒販(福岡) 情報交換で切磋琢磨、九州「越州」登録店会開く
【福岡】酒類卸の倉松酒販(北九州市、倉松聰社長)は3月12日、福岡市内のホテルで「越州」登録店集会を開いた。朝日酒造(本社・新潟県長岡市)が醸造の清酒「越州」の九州地区取扱い登録酒販店が集い、造り手と売り手が揃い情報交換するために、同地区唯一の特約卸となった倉松酒販が呼びかけ、今回初めて実現した。同様の「越州」会は関西以西では初の開催。
九州地区(沖縄含む8県)の「越州」登録店は73店。当日は30店の酒販店が参加し、朝日酒造からは営業課の課長新野義弘氏、同地区担当の中山良二氏が臨席。冒頭あいさつに立った倉松酒販倉松社長は、「皆さんは『越州』を商材に専門店として差別化戦略をとる同志であり、情報を交換・共有し、ライバルとして切磋琢磨いただきたい」と訴えるとともに、一層の関係強化や情報提供、提案の充実に取り組む考えを示した。
新野氏は「越州」販売の現況を説明するとともに、「魅力ある専門店に価値を伝えていただくこと」の意義について語り、同社が新たな価値を提案するための新製品工場が、今年4月に竣工することも報告した。酒税改正対応では、「越州」などの限定流通商品については、「減税額の一部を反映した独自の値付けを行う」と説明した。中山氏は、地酒販売は「人間の力、魅力に負うところが多い」とした上で、「来店を誘引し自店・自身のフィールドに引き込むための店の有効活用」「ブレーンづくり」「核となるお客様づくり」に取り組んでほしいと訴えた。
引き続き販売への取り組みを2店が発表。長崎県の酒販店経営者は清酒の売り上げ単価が1・8L当たり2654円になっていること、「越州」アピールのためには料飲店へ「冷でも燗でもいける料理がすすむお酒」と声をかけ、サンプリング販促を行っていることなどを報告。厳しい経営環境のなか、料飲店へは繁盛につながるサービス業的な仕事、提案を強化していきたいとの考えも示した。
宮崎県の若手は、地酒販売に取り組むスタンスをあらためて問うた。立地は繁華な宮崎市から100km、山深い人口2500人のまち。300kmも離れた福岡の料飲店と何年もかけて人間関係をつくり、ついに「越州」全アイテムを扱ってくれることになった。逆境が、挑戦し続ける力の源となっている。酒販店は「売れない理由付けに終始している」として、「ライバル心さえなく景気が良くなるのを待っている」「慰め合い、きれい事で同調意見しかない」「成功事例のマネの発言ばかり」と指摘。「決心、自信、信念を貫く勇気」を糧に、「一時のブームで売れる酒や希少性ではなく、人々のライフスタイルに溶け込んで価値を生む、モノではなくコト、人でつながる商いを目指したい」と訴えた。本音の言葉が集いを引き締めた。
「越州」加盟店は2004年度(04年10月-05年9月)で全国634店。同期販売実績は約650KL(3600石)となっている。

東京卸・平成18年2月卸売数量 清酒が1%増で前月に続きプラス
【東京】東京都卸売酒販組合が発表した2月分の東京都酒類卸類業者の酒類卸売数量によると、全酒類合計数量は8万9346KLで、前年に比し6・8%増の中で、清酒が7015KLで前年比1%増、焼酎甲類が6977KLで0・6%の微増、焼酎乙類が4117KLで2%増、ビールが2万8016KLで6・9%増、果実酒が2908KLで6・4%増、ウイスキーが1164KLで1・7%増となっており、特に清酒は1月に次いで2カ月連続で前年を上回った。
平成16年度1・8Lびん出荷状況 3億339万本で前年比9%減、日本酒14%減
1・8Lびん再利用事業者協議会がまとめた特定容器である「1・8Lびん」の平成16年度(16年4月~17年3月)における回収状況によると、16年度の回収率は85・4%で、平成14年度以降、回収率が逐年、低下している。
回収率の低下は、1・8Lびんを使用した酒類などの需要の減少と販売店への返却率の低下によるものとみられる。過去5年間の回収率の推移は、12年度87・7%、13年度89・3%、14年度87・6%、15年度87・0%、16年度85・4%。
平成16年度における主な用途別1・8Lびんの利用出荷数量(対前年度比)は、▽日本酒=1億5269万本(13・7%減)▽焼酎甲類=645万4千本(25・0%減)▽焼酎乙類=7664万2千本(5・4%増)▽合成清酒=162万3千本(31・1%減)▽みりん=550万1千本(12・7%減)▽その他の酒類=351万6千本(15・8%減)▽醤油=4398万3千本(8・4%減)▽食用酢=888万2千本(10・1%減)▽その他の調味料=375万4千本(27・0%減)--の状況で、1・8Lびんの合計出荷量は3億338万9千本で、前年度(15年度)の3億3451万8千本に比し9・3%減少した。
国税庁 酒類小売業免許を整理、大型店免許の廃止決定
国税庁は、酒類小売業免許制度の整理・合理化を検討してきた結果、「大型店舗酒類小売業免許の区分を廃止の上、一般酒類小売業免許に統合」し、「特殊酒類小売業免許である通信販売酒類小売業免許を大幅に要件を緩和する」を要点とした酒類小売業免許制度の整理統合(3区分10種類の現行小売免許制度から、3区分・一般酒類小売業免許・通信販売酒類小売業免許・特殊酒類小売業免許に整理)についての法令解釈通達を、3月24日に発出し、4月1日から施行すると発表した。
これにより、大型店舗酒類小売業免許制度は廃止し、一般酒類小売業免許に統合されることとなり、現行の大型店舗酒類小売業免許の需給調整要件の規定により、免許付与後3年間は500ML以下の容器入りのリサイクルの対象となるびん詰め品以外の清酒と国産ビールは、大型店舗で販売できなかったが、今回の改正で、大型店において清酒と国産ビールが販売できることになった。
2006年03月24日
愛知県酒造組連 清酒きき酒研究会、4部門で延べ33場が入賞
【名古屋】愛知県酒造組合連合会(内藤三郎会長)は3月22日、平成18年清酒きき酒研究会の審査結果発表と表彰式を中区のホテルキャッスルプラザで開催した。
今回、出品されたのは、純米吟醸酒の部・55点(26場)、吟醸酒の部・71点(29場)、純米醸造酒の部・59点(27場)、本醸造酒の部・49点(23場)の計234点。厳正な審査の結果、次のとおり入賞が決まり、それぞれの杜氏が表彰を受けた。
<愛知県知事賞>▽純米吟醸酒=國盛・中埜酒造▽吟醸酒=冠勲・丸一酒造▽純米醸造酒=ねのひ・盛田▽本醸造酒=孝の司・柴田酒造場
<連合会長賞>▽純米吟醸酒=蓬莱泉・関谷醸造稲武工場、尊皇・山崎、四天王・甘強酒造、四君子・東海醗酵工業、ねのひ・盛田、常盤・常盤醸造、清洲桜・清洲桜醸造▽吟醸酒=菊石・浦野、生道井・原田酒造、四天王・甘強酒造、尊皇・山崎、雲井・山忠新家、白老・澤田酒造、常盤・常盤醸造、初夢桜・天埜酒造▽純米醸造酒=常盤・常盤醸造、長譽・丸石醸造、東龍・東春酒造、神杉・神杉酒造、尊皇・山崎、神の井・神の井酒造、國盛・中埜酒造、四天王・甘強酒造▽本醸造酒=國盛・中埜酒造、初夢桜・天埜酒造、清洲桜・清洲桜醸造、常盤・常盤醸造、ねのひ・盛田、神の井・神の井酒造

第36回三重県新酒品評会 出品数増加、若手の頑張りを評価
【三重】三重県酒造組合(川端治夫会長)は3月20日、第36回新酒品評会の一般きき酒会と表彰式を、津市のホテルグリーンパーク津で開催した。
今回の品評会には、吟醸酒の部47点(23場)、純米吟醸酒の部24点(23場)、純米酒の部27点(27場)、本醸造酒の部25点(25場)、普通酒の部24点(24場)の計147点、さらに新商品の部には6点(5場)の出品酒があり、厳しい審査を経て次の酒造場が首位賞に輝いた。
◎三重県知事賞(吟醸酒の部)=噴井・石川酒造
◎三重県議会議長賞(純米吟醸酒の部)=鈴鹿川・清水醸造
◎全農三重県本部運営委員会会長賞(純米酒の部)=福の聲・福井酒造場
◎三重県科学技術振興センター所長賞(本醸造酒の部)=酒屋八兵衛・元坂酒造
◎三重県酒造組合会長賞(普通酒の部)=福の聲・福井酒造場
なお、表彰式であいさつした川端会長は「昨年中ごろ以降、日本酒に明るい兆しが見えつつあるが、それは質の高いおいしい酒づくりへの努力が評価された結果」とした上で、「当組合では若い人たちががんばっている。今年の出品酒数が昨年を上回っているのは、その人たちが努力している証拠」と述べ、「今後も品質の良い酒づくりが第一」と締めくくった。
また、来賓の野呂昭彦三重県知事は「伝統の技に磨きをかけ、日本酒の中で三重県の酒が大きな地位を占めるようにがんばってほしい」と激励した。

水口酒造 料理店にきたつ庵を改装
【松山】清酒「仁喜多津」や地ビール「道後ビール」の水口酒造(松山市道後喜多町、水口義継社長)は、開業10年になる日本食料理店「にきたつ庵」を改装、2月10日からリニューアルオープンした。10年間で飲食事業の顧客ニーズも変化したことに対応。愛媛の地酒も店内でPRするなど県産酒の需要促進にも一役買っている。
店舗は本社敷地内にあり、今年に入って改装工事をした。屋根付きテラス20席を特設して駐車場を舗装したほか、厨房も大きくするなど顧客ニーズに合わせた。新設したカウンター席では、水口社長が「観光地の立地を生かして県産酒の役に立てば」と県酒造組合のアンテナショップ「蔵元屋」のPRを兼ねて県内約50社の銘柄も一堂に並べている。
日本酒低迷のなか、愛媛の地酒は金賞受賞など四国でレベルの高い酒質を誇る。水口酒造は、人気の180MLカップ酒の小型化や昨年7月発売で好調な動きを見せる粕取り焼酎の新たな原料対応も検討。今年は松山市でイベントの盛り上がりが期待され、製品開発にも力を入れている。

国分酒造 信頼関係のあかし、出荷時に捺す取扱店判
【鹿児島】業界初の革新的な芋焼酎、麹にもサツマイモを使う芋麹仕込み、サツマイモ100%の芋焼酎「いも麹・芋」「国分・純芋・醸酎」。米麹でも一般的なものではなく、大正時代の黒麹・老麹(ひねこうじ)造りを再現した芋焼酎「大正の一滴」の醸造元、国分酒造協業組合(鹿児島県霧島市)。
これら酒販店との直取引商品の出荷には、一手間かかる。1本1本の商品の裏貼りに、取り扱い酒販店の店判を、蔵元自らが捺(お)してから出荷するからだ。「ブローカールートへ流れるのを防ぐだけでなく、お取扱店の意識も違ってくる。メーカーの姿勢を示すことにもなる」(同社笹山護氏)。店判はいわば、造り手と売り手の信頼関係のあかし。両者が大事に造り大事に売る、そうした責任を果たすパートナーとしてつながっているからこそ、それぞれの商品が持つ価値が増幅し飲み手へと伝わる。
「いも麹・芋」が世に出たのは1999年。翌年仕込んだ「純芋」は清酒用の黄麹を用いた焼酎。いずれも、「ふかしたサツマイモをそのまま食べているような風味で、非常にキレのある味が特徴」。ヴィンテージを刻む商品でもある。「味の均一化のための古酒とのブレンドはあえて行っていないので、その年に収穫されたサツマイモが純粋に味わえる」。
販売は99年当時、全国の酒販店50店、300石弱でスタート。現在の取扱い店は140店(県内30店、県外110店)にまで増えている。他商品を含めた同社総販売量は直近05年9月期決算で約4200石。うち、「いも麹・芋」「純芋」はついに1000石を超えた。総売上高に占める酒販店直取商品の販売額は46%程度にまで高まっている。
清酒の地酒ブーム下と同様、焼酎ブームにいたっても、専門店として後発の酒販店は銘醸蔵との新規取引が難しい状況だが、笹山氏は「酒屋を続けようとがんばっている方との縁は今後も、大切にしていきたい」と語る。
八木酒造 復活に感謝の思い
【鹿児島】「1人でもこの思いに共感し『八千代伝』を愛してくれる人が現れたらそれでうれしい」。夢を捨てず、新蔵建設で30年ぶりに焼酎の生産を再開した八木酒造猿ヶ城蒸溜所(「八千代伝」醸造元、垂水市)の八木栄寿代表が、その復活までの道のりをまとめた冊子「行ってこい、八千代伝」の売り上げの一部を、あしなが育英会基金に寄付しようと計画している。
「行ってこい、八千代伝」には、夢がとん挫しそうな状況に幾度も陥りながら、そのたびに多くの人の支えに救われたこと、当時の八木代表の心の揺れや感動などが情感そのままに綴られている。苦難を乗り越えた、平成16年12月20日、初蔵出しの日。「皆で万歳を叫んだ。あらん限りの声で叫んだ。『行ってこい、八千代伝』。不覚にも涙が止まらなかった」。
あしなが育英会はこれまで、病気や災害で親を亡くした子どもを物心両面で支えてきたが、近年は親の自死(自殺)によって遺児となるケースも少なくない。八木代表は、「日本は大国というが、年間に3万人もの人が自殺する国になってしまった。酒販店経営者の自殺も増えている。遺(のこ)された子どもは親の自殺という十字架を背負わねばならない」と心を痛める。わが子共々、焼酎造りに携ることができる有り難さを噛みしめ、遺児のための一助になればとの思いが強い。
冊子は300円で販売。うち200円2000冊分40万円を近く同会へ寄付する予定だ。
八木酒造猿ヶ城蒸溜所は垂水市の近郊、原始的な自然が残る渓谷にある。総甕壺仕込みで、芋焼酎「八千代伝」(白麹・黒麹仕込みの2種)「千代吉」「熟柿」、麦焼酎「八千代伝・千が飛ぶ」を販売中。今期は芋焼酎で約1200石、麦焼酎で400石の生産を予定している。焼酎造り半世紀の黒瀬杜氏、吉行正己(よけ・まさみ)さんが指揮をとる造り。杜氏は昭和5年生まれ。多くの焼酎蔵を銘醸とし、昨秋、鹿児島県知事から「優秀技能者・県知事表彰」を受けた。「杜氏人生50年の答えを、この蔵で出す」との思いを、同蒸溜所での焼酎造りに込める。
徳島の吉本醸造が晩茶でリキュール
【徳島】清酒「眉山」「南国一」などを製造する吉本醸造(徳島市鮎喰=あくい=町、吉本直弘社長)は、世界でも珍しい後発酵茶を使ったリキュール「阿波の晩茶=ばんちゃ=酎」(720ML840円)を3月27日から県内で発売すると発表した。使用した有機栽培の阿波晩茶は県内の主に勝浦郡上勝町などで栽培され、ポリフェノールを多く含むなど昔から地元で愛飲されている健康茶という。
アルコール20度、エキス分2%以上。晩茶の抽出液に麦焼酎と甲類をブレンドし、有機栽培のスダチ果汁を加えた。晩茶の香りと焼酎の味わいがマッチし、スダチの風味が特徴。水割り・ロック・お湯割りなどで楽しめる。県内は地元卸で、4月から東京の卸を通じて全国発売もする。
阿波晩茶は、乳酸菌など嫌気性菌による嫌気的発酵茶で、富山の黒茶(カビによる好気的発酵)、石鎚の黒茶・高知の碁石茶(カビ付け後に嫌気的発酵させた2段発酵茶)と並び日本に3系統ある後発酵茶の1つ。ポリフェノールは100g中7・5mgで、地元では魚の臭みや灯油の消臭ほか、食用で煮物、湯で物、揚げ物、クッキー・パンケーキなど焼き物、茶粥、茶飯などに利用されてきたという。
晩茶は遅く摘むために呼ばれ、茶摘み・釜ゆで・茶すり・茶つき・樽漬け・天日干しを経て仕上がる。リキュールに使われた晩茶は、徳島県有機農産物認証協会が認定した阪東食品(阪東三智子代表)の阪東夫妻らが作っているという。
吉本醸造は明治元年から酒造りを始め、現社長が14代目の老舗酒造会社。今回はリキュールの免許取得・発売に踏み切ったが、日本酒では熟成7年余り「秘蔵酒」や高度精白「吟醸酒」なども販売。吉本憲正常務や治代専務らは「コストは高いが、製品に愛着がある。大切に造っていきたい」と話している。

明治屋商事 関東明治屋の株式取得で子会社化
【群馬】明治屋商事(本社・東京)は、明治屋から関東明治屋の全株式を取得し、4月1日から関東明治屋商事に商号変更し、営業を開始する。
▽所在地=群馬県前橋市上増田町904-11▽代表者=和田正代表取締役社長▽資本金=2億円▽事業内容=食品・酒類卸売業
2006年03月23日
平成17年自販機台数 酒・ビールは5万9千台で23%減
日本自動販売機工業会によると、平成17年12月末日時点の自動販売機普及台数と17年年間自販金額での、酒類自販機(酒・ビール自販機)の台数は5万9000台で、前年の7万6700台に比し23%減少し、同自販機の年間自販金額は1030億5000万円にとどまり、前年の1342億2500万円に比し23・2%の減少と推定されている。
清涼飲料の17年普及台数は228万200台で、前年の223万600台に比し2・2%増加し、その自販金額は2兆3490億6210万円で、前年の2兆2752億1200万円に比し3・2%増加した。
四国の17年卸販売量は5・4%減
【高松】四国4県の各卸酒販組合は、平成17年1-12月卸売販売数量をまとめた。それによると、昨年は全体で約26万9345KL前年同期比5・4%減の着地。ビールや発泡酒が大幅に落ち込む一方、その他の雑酒が驚異的な伸びを見せ、果実酒やスピリッツ類などが善戦した。
今回から四国の各卸組合は近年4県で異なっていた統計の集計方法を統一し、年間の前年対比を正確に出すため1月までさかのぼって前年分を修正した。統一化は昨秋頃から対応したもので、集計上、二重に加算されてしまう大卸など2次的な卸販売を除き、逆に料飲店や消費者向け直売・直々売など1次卸は含めることで統一した。
昨年の販売量は県別でみると、香川だけ9万4259KL3・0%増と前年をクリア。他3県は▽愛媛8万6893KL4・0%減▽徳島3万5236KL17・8%減▽高知5万2956KL11・5%減。種類別で驚異的に前年を上回ったその他の雑酒は、2万5216KL429・8%増と5倍強。次いで▽果実酒3226KL7・9%増▽スピリッツ類1571KL7・4%増▽焼酎甲類6715KL7・0%増▽焼酎乙類1万6661KL3・7%増▽リキュール類1万8801KL3・5%増▽甘味果実酒202KL3・1%増▽みりん3208KL0・6%増の順。
逆に最も減らした種類は、発泡酒5万7275KLで26・4%減の大幅減。次いで▽ビール11万1072KL13・0%減▽ブランデー384KL10・3%減▽清酒2万1455KL2・7%減▽ウイスキー1840KL2・4%減▽合成清酒1714KL0・4%減の順。うち清酒は全体の減少傾向で、構成比は逆に0・2ポイント増と8・0%に回復した。
薩摩酒類販売 本格焼酎卸事業で異彩、取扱店は全国740店に
【鹿児島】“町の酒屋”との連携を事業理念とする本格焼酎専門卸、薩摩酒類販売(鹿児島県霧島市)は平成15年2月に事業を開始。オリジナル商品の販売を通じ、“陽の当たらない”焼酎に陽を当てる目的もあったが、状況は一変。特に芋焼酎は総売り手市場となり、提携メーカーからの商品供給にも支障が出た。
現在は17社の提携メーカー36銘柄を販売中。昨年末時点で全国690店の酒販店が取扱店となっている。ブームは沈静したが、今年に入ってからも新規取り扱いの問合せが、これまで以上に多く、新規店が50店増え740店になった。同社では、「町の酒屋さんを取り巻く経営環境がますます厳しくなるなか、単にブーム便乗の商品調達目的ではなく、早く差別化し独自性を打ち出したいという思いが強まっているのではないか」と分析する。先発の地酒専門店が壁となり、後発で専門性を高めようとする店がたちまち、商品の品揃えで行き詰まる、モノを取り合うような従来の閉そくした状況に風穴を開けたいとの視点も、事業は内包している。
キリンビール 2月分の販売動向、「円熟」好調で30%増
キリンビールは、2月分の販売動向について次のとおり発表した。
【ローアルコール・ビバレッジ】2月のローアルコール・ビバレッジ計は、新商品「円熟」のヒットと「のどごし生」の好調継続により、30%近いプラスとなった。ビール+発泡酒+新ジャンル飲料計は約30%の増。
ビール計は、好天候と景気回復感から業務用が全体をけん引し、微増となった。「一番搾り」計が1ケタ台後半とプラス。大樽が前年比プラス10を超えたほか、びん・缶でもプラスとなった。また、プレミアムビール各商品も好調で、昨年11月に発売した「ゴールデンホップ」の好調もありチルドビール計では1月に続きプラス。また、「ブラウマイスター」も約60%の増、「ハートランド」も20%超のプラスと好調に推移している。4月5日発売のチルドビール「一番搾り・無濾過生」の受注状況も順調だ。
発泡酒は、新ジャンル商品の影響などで業界全体が不振な中、2月15日に発売した「円熟」の好調もあり、発泡酒計で14カ月ぶりにプラスとなった。同商品は、発売から約2週間で約122万ケースを販売。当初予定を大幅に上回り、休日返上や3交代制での製造を継続してきたが、名古屋工場でも4月下旬より製造を開始することを決定。今回の拠点拡大により5工場での製造となり、最盛期に向け万全の体制で販売をバックアップする。「淡麗」シリーズ計は業界平均を大きく上回る約15%のマイナスに留まった。
新ジャンル飲料は、「のどごし<生>」が引き続き販売好調で、単月で約255万ケースを販売。1月下旬製造分よりリニューアルを行い、3月2日にはCMタレント山口智充さんを招き、リニューアル発表イベントを開催した。
「氷結」計は、新シリーズ「氷結早摘みレモン」の好調もあり、約3%のプラスとなった。
【洋酒】単月の洋酒売上高は、業界全体が厳しい中、3カ月連続で前年比10%台プラスを記録。国産ウイスキー計は、「富士山麓」ブランドのヒットで、前年比40%台プラスと好調。輸入ウイスキー計も、6カ月ぶりに前年比プラスとなった。ワイン計は、前年比10%近いプラス。特に、女性を中心に支持が拡大しているシャンパン「ランソン」は、前年比70%のプラスとけん引している。また、国産ウイスキー「富士山麓・樽熟50°」の累計出荷本数が、2月24日で100万本を突破した。
アサヒビール 2月分の販売動向、ビールは19%の大幅増
アサヒビールは、2月分のビール・発泡酒・新ジャンル飲料の課税出荷数量について次のとおり発表した。
同社のビール・発泡酒・新ジャンル飲料のビール類総計は15万1781KLで、前年に比し7・3%増加した。各部門の状況は、▽ビール=10万7171KLで前年比18・9%の大幅増加▽発泡酒=3万760KLで39・9%減▽新ジャンル飲料=1万3849KL--となった。なお、1-2月の累計は、ビールが19万1375KLで15・9%増、発泡酒が4万7973KLで35・5%減となり、ビール類総計で26万2451KL、9・6%増で着地した。
主要ブランドの販売状況は、▽「スーパードライ」=805万ケースで15%増(1-2月累計で1450万ケースで13・7%増)▽「本生」=119万ケースで17・4%減(188万ケースで23・3%減)▽「本生アクアブルー」=82万ケースで24・1%減(130万ケースで30・1%減)▽「本生ゴールド」=30万ケースで78・6%減(47万ケースで66・4%減)▽「本生」計=231万ケースで41・5%減(365万ケースで36・7%減)▽「新生3」=108万ケース(186万ケース)
ワイン通関実績 輸入全体で11万8千KL、オーストラリアが急上昇
財務省関税局によると、2005年年間のワイン(2L以下の容器入り)輸入通関実績は、輸入全体で11万8108KL、前年比93・7%となった。
上位3カ国は、前年と同様、フランス(5万3749KL、90・7%)、イタリア(2万1655KL、95・7%)、アメリカ(1万733KL、88・1%)となったが、いずれも前年を下回る結果となった。それぞれの構成比は、フランスが45・5%、イタリアが18・3%、アメリカが9・1%。
4位以下の状況を見ると、4位に前年6位からオーストラリア(8231KL、122・8%)が大きく浮上。5位、6位にはチリ(7507KL、94・6%)、スペイン(7123KL、102・9%)と、前年4位、5位が続いている。7、8、9位は前年と同様でドイツ(5151KL、89・6%)、南アフリカ(1227KL、91・1%)、アルゼンチン(928KL、101・3%)。10位はニュージーランド(404KL、104・9%)で、アテネオリンピックの影響を大きく受けて浮上していたギリシアと入れ替わる形となった。
また、スパークリングワインは、フランス(7220KL、100・0%)、イタリア(3524KL、80・4%)、スペイン(3127KL、113・8%)で、スペインワインが好調に推移している。
2006年03月22日
IBフレンドシップ会 春の商談会、個性派商材を一堂に
【東京】酒類ボランタリーチェーンでの個性あふれるオリジナル商品の開発・販売を目的とした共同仕入機構「IBフレンドシップ会(インターナショナル・ブランズ・フレンドシップ会)」(本社事務局・仙台市青葉区上杉1-17-30、川口覚代表取締役会長)は3月16日、港区のアジュール竹芝で春の商談会を開催した。
同商談会は、同会パートナー企業らのオススメ商材を交えて会員が商談を行うもので、およそ40の企業が400以上のアイテムを展示した。会場には、焼酎や洋酒などの各酒類をはじめ、ナッツやさきいかなどのおつまみ、コーヒーやお菓子類、氷砂糖など食品・飲料をメインに幅広い商材が集結。また、お酒の割り水の量り売りや二日酔いに効果的なキャンディーなど個性的な商材も揃い、来場者の注目を集めた。
川口会長は、「当会は今年で設立15年を迎え、この商談会は今回で37回目となる。酒販業界の厳しい環境の中で、個性的な商材を開発し、それをお客様に届けることを目的として展開している。消費者志向の変化が激しい中で、何が必要で何が必要でないかは時代によって大きく違うので、つねに効果的な商材を提案している」と会のコンセプトを説明するとともに、「例えば、割り水の量り売りや二日酔い用のキャンディーなどは、酒販店のみならず飲食店にも提案できる。どんな商材が効果的なのか、パートナー企業と常に話し合いながら商品開発を行っている。規制緩和により新しい流通が酒販業界の中で力をつけている中、昔から酒販業を営むわれわれが、自信を持ってしっかりとお客様に提案できる商品を会員の皆さんにも持っていてほしい。そのためにも、今日の商談会を存分に活用してもらいたい」と強調した。
【IBフレンドシップ会の概要】1991年に「全国優良リカーショップ」の共同仕入機構として設立。会員数47社、合計年間売上2400億円(2005年3月時点)。主力PBの発泡酒「粋生」は、販売実績275万ケース(同)を達成した。また、2002年12月に独自のWEBシステムを開発。共同仕入の強化、BtoB決済による与信管理などを目的にPB商品の受発注を行い、500店舗余の発注を集中簡素化している。

キリンビール 広島ブルワリーに太陽光発電システム導入
【広島】キリンビール広島ブルワリー(岩崎昭良ブルワリー長)は、二酸化炭素などの温室効果ガス排出削減への取り組みの一環として、自然エネルギーを利用した太陽光発電システムを導入し、3月1日から発電を開始した。
発電パネルは、広島ブルワリーの建屋屋上と南側壁面に設置し、年間発電量は、同ブルワリーの年間使用量の約1%に相当する約1万500kWhとなる見込み。今回のシステム導入による環境負荷低減効果は、二酸化炭素排出量で約900kgの削減となり、これは約1haの森林が一年間に吸収する二酸化炭素の量にも相当する。また、年間発電量を一般の石油火力発電所で発電する場合に必要な石油量に換算すると、年間で約2560Lにあたる。
キリンビールでは、環境保全活動を企業経営における重要な取り組み課題と定め、2010年に1990年比で総量・原単位ともに、電力は5%以上、二酸化炭素排出量は25%以上という削減目標を掲げている。二酸化炭素排出量の総量目標はすでに達成しているが、その他の目標についても前倒しでの達成を目指し、継続的な取り組みを行っている。環境省が提唱している地球温暖化防止「国民運動」にも賛同し、全社での取り組みを推進、太陽光発電システムの導入拡大を推進していく。
カルピス 長澤まさみが応援、「カルピスウォーター」新CM発表会
【東京】カルピスは3月15日、「カルピスウォーター」新テレビCM記者発表会を港区のアニヴェルセル表参道「スペース“ザ・サロン”」で開催した。会見には、2006年イメージキャラクターの女優・長澤まさみさんが出席し、トークショーを行った。
会場では、3月22日から放送を開始した新テレビCM「まさみの想い・クマ編」を上映したのち、長澤さんがテレビCMにともに出演しているクマのぬいぐるみといっしょに入場した。トークショーの中で、長澤さんはCM撮影時のエピソードなどを語り、「自分で見ても“甘酸っぱい気分”になるCMだと思います」とCMの感想を述べた。
また同日、渋谷区の渋谷マークシティ・イースト棟1階プラザで、「『カルピスウォーター』発売15周年記念サンプリングイベント」を開催、サンプリングには長澤さんも参加した。長澤さんは、「今年で15周年を迎えた『カルピスウォーター』の魅力を伝えることができればと思っているので、皆さんも応援して下さい」とサンプリング会場に集まった人たちに呼びかけた。

高知県鑑評会で第1回宇宙酒審査会も
【高知】高知県酒造組合(竹村彰夫会長)の平成17酒造年度「新酒鑑評会」が3月10日、高知市本町の高知酒造会館であり、審査の結果、秀28点・優8点・良5点・可2点を選んだ。同時に第1回「土佐宇宙酒審査会」も開かれ、4月1日一斉発売解禁のカウントダウンを前に報道マスコミ各社が殺到。県単位の鑑評会では異例の取材フィーバーとなった。
鑑評会には、県内19社22場のうち15社18場が吟醸酒43点を出品。高松国税局の鑑定官ら12人で出来栄えを審査した。きき酒競技会もあわせてあり、上位は▽1位=廣松慶久(土佐鶴酒造)▽2位=前田さおり(同)・久武宣興(同)・佐竹正行(司牡丹酒造)の4氏だった。
土佐宇宙酒は、宇宙ステーションに昨年約8日間滞在して10月11日に帰還したロシアのソユーズから回収した酵母を使用。乾燥とウエットの2タイプ12種で、高知県工業技術センターがマイクロアレイなどDNA遺伝子検査や小仕込み試験で安全性も確認。初年度の今年は乾燥麹だけ6種を使い、17社が25点を出品した。
宇宙酒は世界初とあって、午後の審査会には新聞・放送の取材陣が押しかけ、場内で関係者が取り囲まれるなど一時ごった返した。第2回審査会は3月24日。発売解禁日に高知新阪急ホテルがスペシャルイベント「土佐宇宙酒・花見の宴」も予定するなど驚異的なブームを見せている。

愛媛清酒鑑評会で吟醸酒23点優等賞
【松山】愛媛県酒造組合(篠原成行会長)の平成17年「清酒鑑評会」が松山市竹原の県酒業会館会議室であり、審査の結果、吟醸酒の部で23点、純米吟醸酒の部で7点をそれぞれ最高位の優等に選んだ。今年は審査を別途2回に分けるほか、新酒を一般にお披露目する初の平成17年「愛媛県新酒発表会」も4月9日に松山市総合コミュニティーセンターで計画しているという。
県内酒造メーカーは全52社で、今期の実製造場は36社。この日1回目の鑑評会には23社が吟醸酒67点、11社が純米吟醸酒19点をそれぞれ出品し、高松国税局の鑑定官ら9人で審査した。愛媛の地酒は平均レベルが高く、採点1人5点法で吟醸酒は17点以下、純米吟醸酒は18点以下まで基準を上げたという。
初の発表会は地酒をPRする狙いで、一般客・流通関係者・マスコミが対象。きき酒料無料で、総合コミュニティーセンター企画展示ホール3階で9日午前11時から午後4時まで予定。今回審査を分けた2回目の鑑評会は、残る純米酒や本醸造酒、統一銘柄の「媛の愛」「え」などを対象に4月7日同センターできき酒競技会などとあわせて実施するという。
喜多屋蔵開き、雨天なんのその、3千人超える来場
【福岡】喜多屋(八女市、木下宏太郎社長)は3月12日、恒例の酒蔵開放を開催した。雨天にもかかわらず、3000人を超える来場があり、蔵内の独特な雰囲気のなか、旨酒を酌む人でごった返した。
来場者には、しぼりたて新酒の樽酒や粕汁が振る舞われ、100円で猪口を購入し好みの清酒が楽しめるブースでは、燗酒も提供。きき当てに挑戦したり、子供らに人気のくじ引きのコーナーもにぎわった。
同社は清酒「喜多屋」「寒山水」、焼酎「与作」「空」などを醸造。木下社長によると、清酒に復調の兆しがあるという。数量で前年対比100を超える月、数量は減っても金額で上回る月が増え、「ベクトルは悪くない」。福岡密着の販売施策を強化し、「地元のデイリーユースをていねいに掘り起こす」方針で、その一環としてCVSで小容量の純米酒「寒山水」などを展開中だ。購入消費者をイメージした商品開発で、若い世代へのアプローチにも手応えを得ている。

雲海酒造 本格そば焼酎「雲海 全麹仕込み」全国展開へ
【宮崎】雲海酒造(本社・宮崎市、中島勝美社長)は、そば全麹造りの本格そば焼酎「雲海 全麹仕込み」を静岡以西にて3月15日から発売した。これにより、全国での発売となる。
同商品は、そば焼酎のパイオニアである同社が、そば焼酎研究のノウハウを生かし開発したそば全麹による本格焼酎。落ち着きのある香りとそば本来の甘味のある芳醇な味わいが楽しめる。パッケージは、味わいをイメージした透明感のあるデザインにこだわった。
▽アルコール度=30度▽容量=720MLびん▽希望小売価格=2500円
沖縄県酒造協同組合 「紺碧ブルーシンフォニー」が2優秀賞を受賞
【沖縄】沖縄県酒造協同組合が昨年夏に発売した、風味豊かな「紺碧ブルーシンフォニー古酒720ML30度」が、このほど次の2賞を受賞し、評価が高まった。
▽第29回沖縄の産業まつり・優秀県産品審査会(工業製品の部)で「優秀賞」受賞(平成17年11月28日)=今年で25回目を数える「沖縄の産業まつり」で、沖縄の食品や工芸品などの優秀県産品部門で「優秀賞」を受賞▽第46回全国推奨観光土産品審査会(食品の部)で「日本観光協会会長賞」受賞(平成18年2月24日)=全国観光見土産品連盟、日本商工会議所共催で昨年12月13日に東京・丸の内の東商ビルで審査会が開かれ、全国各地から1168点が出品され、審査の結果、「全国推奨観光土産品」に合格したものの中から、特に優れた商品に対し表彰された。
鹿児島県本格焼酎技術研究会 変化する市場に対峙、3氏招き講演会開く
【鹿児島】鹿児島県本格焼酎技術研究会(宇都建夫会長)は3月10日、鹿児島市内のホテルで講演会を開催した。研究会は県下メーカーの技術者、県の技術研究機関などが連携し、技術交流を図るもので、毎年定例で講演会を催している。今回の講師(演題)は、飲食文化研究所代表取締役・立山雅夫氏(本格焼酎への思い、だから本格焼酎、これからも本格焼酎)、九州沖縄農業研究センター・畑作研究部・サツマイモ育種研究室長・吉永優氏(サツマイモの品種改良の現状や展望)。本紙の角田大介・営業兼業務本部長も講師(本格焼酎の市場動向と今後の展望)を務めた。
講演会には約150人が出席。飲食店事情に加え、県下蔵元に詳しく「やっぱり芋焼酎」などの著書もある立山氏は、「居酒屋メニューでは空白だった」芋焼酎が今日、必須の品目になるまでの経緯を、現場の視点から話した。増税によってメーカーは壊滅的な打撃を受けるとの見方が強かったにもかかわらず、反転隆盛を極めたのは、「逆境に強い人間力があり、“ぼっけもん”(血の気の多い豪傑)の気質で自ら活路を開く力を持っていたから」と指摘。庶民文化を根に、ブレのない歩みを続ける姿を、リコー最高顧問・浜田広氏の言葉、“周回遅れのトップランナー”(「周回遅れのランナーが、気がついてみると先頭になるような感じ。本物のステップを踏んでいたからスピードは遅く、最後尾を走っていた。ところが時代が変わり、その走りとそのスピードとその位置が一番良かった」)で示した。
「今年は、家業が母体の文化ではなく、文明としての芋焼酎がいっぺんに広がってくる」との警鐘も。芋らしさを味わってもらうために、お湯割りや温燗の提案、普及に力を注ぐことが一層大切で、ソムリエのテイスティングコメントを含め、正しくないマイナス情報の是正にも努めるよう助言した。
吉永氏は、サツマイモの近親交配を避ける性質が、品種の多様性を生んでいることや、新品種ができるまでには交配から10年間もの時間がかかることなどを説明。焼酎の原料芋として有名なコガネセンガン(黄金千貫)が、高デンプン多収品種の育種を目指す過程で生まれたこと、「千貫」は反収3・75t=1000貫に由来するなどのエピソードも披露した。
サツマイモの育種は現在、九州沖縄農業研究センター(宮崎県都城市)と作物研究所(茨城県つくば市)で行われている。焼酎用イモの育種では、焼酎の香味が実需者から高く評価されているコガネセンガンタイプの酒質を維持しながら、条溝(縦みぞ)がなく、貯蔵性や病害虫・線虫などに対する抵抗性が高いものを目標としていること、紫・橙・黄肉色の有色サツマイモを活用し、焼酎の香味の多様化にも寄与していることなどが報告された。
本紙の角田は本格焼酎市場の動向について、「ブームに火がついた」平成15年、「過熱に拍車がかかり、特に芋焼酎が総売り手市場となった」16年、「芋焼酎だけが突出の伸びとなった」17年--の状況を解説。東京マーケットの拡大がけん引したブームが落ち着き、昨年は東京・大阪市場ともに、これまでの伸長がない情勢を、卸販売量の推移(通年前年度比、東京106・5%、大阪102・3%)で示した。ある大手総合卸の販売でも、芋だけが36%増で、他原料焼酎はすべて前年割れの数字も示し、市場の変化を指摘。ビールメーカーなどが拡販の甲乙混和焼酎による市場侵食も、今後大きな影響を与える要因として上げた。
今夏以降はさらに需要が鈍化するとの予測。生産設備増強の投資に伴う過剰生産や供給過多に懸念を示し、「だぶつく商品をさばくような安売りに走ってはいけない」と訴えた。品質にさらに磨きをかけながら、なおざりになっていた需要開拓に取り組むべきだと強調した。

薩摩酒造が価格改定案、九州・山口外、レギュラー据え置き
【鹿児島】本格焼酎「さつま白波」(芋製)の薩摩酒造(本社・枕崎市、本坊松美社長)は3月15日から順次、取扱店に対し酒税改正に伴う価格改定案を通知。本格焼酎の主要原料大手メーカーの改定案が出揃った。同社は1・8Lレギュラー商品で地域価格制を維持した上で、「九州・山口」は3円上げとし、他2地域(「中国<山口除く>・四国・近畿・中部<三重除く>」「中部以北・沖縄」)の価格は据え置いた。
両地区の25度商品の参考卸・小売価格は、中国から中部までが1309円・1640円、中部以北・沖縄が1325円・1660円。
なお、以下を除く商品の価格は据え置いた。「さつま白波」「黒白波」(25度・20度)の1・8L、900MLびん・パック、「花白波」(25度)1・8Lびん、「おつだね」(同)1・8L、900MLびん・パック、「白鯨」(同)1・8Lパック、900MLびん。
木元酒販(福岡)が事実上倒産、山城屋酒販倒産で経営悪化
【福岡】酒類卸の(株)木元酒販(北九州市小倉北区東港1-1-17、木元栄一代表取締役)は3月15日、約束手形の決済資金不足による不渡りで、事実上倒産した。
昨年5月、主要取引先だった山城屋酒販(株)(北九州市)が民事再生法手続の申立により倒産し、7000万円の不良債権が発生。同社に対しても信用不安が広がるなか、不良債権額を越える約1億円の個人資金を投入してきたが、今回の不渡り発生となった。
同社は今回の事態により、今後の商品供給が不可能と判断し、同月16日付で、代理人弁護士(辰巳和正)を通じ、債権者に事業を廃止し法的整理によって事業を清算する準備に着手したことを通知。同月20日、福岡地裁小倉支部に自己破産の申し立てを行った。
同社は大正9年に創業。昭和7年に合資会社木元本店に法人化し、昭和44年に株式会社へ改組。85年間、酒類卸売業を営んできた。
全国醤油工業協同組合連 18年度事業計画、醤油のPR事業で価値を復権
全国醤油工業協同組合連合会は3月15日、臨時総会を開き、平成18年度事業計画および収支予算案を原案通り可決、決定した。
決定した事業計画では、主に次の重点事業を掲げている。
(1)日本経済は回復に向かっているが、食品業界はまだその影響は出ておらず、醤油業界は依然として少子高齢化などによる需要の減少の中、販売競争の激化により価格の低迷が続く一方、原油価格の高騰などで大幅なコストアップがあり、一層厳しい経営環境が予想される。平成17年の年間出荷数量は、減少の歯止めがかからず、前年比1・6%減少の93・9%にとどまり、原油の高騰など様々なコスト高要因を抱えているにもかかわらず、醤油は相変わらず市場価格は安価安定が現状だ。醤油業界としては、正常な市場秩序の形成に向けた真剣な取り組みが最も重要で、市場問題対策会議を8ブロックの主要都市で開催する。
(2)醤油のPR事業は、“食育プロジェクト”を核とする食育事業に業界の総力を結集して取り組み、「醤油の価値」を復権し、需要の拡大を図る。
また、醤油業界がまとめた平成17年(1-12月)における全国醤油出荷状況は93万8763KLで、前年(16年)の95万3919KLに比し1・6%減少した。
うち大手5社の出荷数量は47万8325KLで、前年の47万6514KLに比し0・4%の微増となった。また、全醤工連傘下業者の出荷量は46万438KLで、前年の47万7405KLに比し3・6%減少した。
平成17年年間のつゆ・たれ等の加工調味料の生産状況は、▽つゆ類=11万9千KLで、前年の11万5千KLに比し3・5%増▽たれ類=3万14KL(前年3万KL)▽その他=1万9千KLで前年並み▽合計=16万9千KLで、前年の16万5千KLに比し2・4%増--となった。
卸中央会 酒税改正で想定される大規模小売業告示の禁止行為を提示
全国卸売酒販組合中央会は、現在、通常国会で審議中の酒税法改正法案が予定通り成立して、今年5月1日施行されるとの前提で、酒税法改正の動向などを踏まえて酒類卸売業者は取引先酒類小売業者との交渉を進めているが、その際、取引先から「優越的地位の濫用」に該当するおそれのあるような取引を強要される場合を想定し、組合員卸売業者が毅然とした対応を図ることができるようにするため、「酒税法改正に伴い想定される大規模小売業告示の禁止行為についての考え方」を作成し、組合員に配布して、今後の取引先との交渉、商談で有効活用するよう要請した。
平成17CY酒類課税出荷 全体で944万7千KLで2・2%減
国税庁が発表した平成17年年間(1-12月)の酒類課税出荷数量(国産酒類と輸入酒類の合計)によると、全酒類合計課税出荷数量は944万7102KLで、前年の966万2322KLに比し21万5220KL減少し、減率は2・2%。前年の平成16年は、15年に比し微増したが、17年は再び前年割れとなった。
各酒類の出荷状況は別表の通りだが、主要酒類の前年比は、▽清酒=3・3%減▽合成清酒=1%増▽焼酎=合計では前年と横ばい、うち甲類が2%減だが、乙類は2%増▽みりん=2・4%増▽ビール=7・9%減▽果実酒=2・3%増▽ウイスキー=3・4%減▽ブランデー=9・3%減▽スピリッツ類=1%減▽リキュール類=9・7%増▽雑酒=1・8%増(うち発泡酒が25%減)--の状況で、前年より増加しているのが、合成清酒、焼酎乙類、果実酒、缶チューハイなどのリキュール類、新ジャンルのビール系酒類が伸びている雑酒。
全酒類課税出荷数量中の主要酒類の数量構成比は、▽清酒=7・8%で前年より0・1ポイント低下▽焼酎=11・1%で前年の10・8%より0・3ポイント上昇(甲類は前年の5・4%と横ばいだが、乙類は5・7%で、前年の5・4%より0・3ポイントアップ▽ビール=38・2%で、前年の40・5%より2・3ポイントほど低下した▽果実酒=2・7%(前年2・6%)▽ウイスキー類=1・0%で前年並み▽スピリッツ類=0・8%で前年並み▽リキュール類=8・2%で、前年の7・3%より0・9ポイント上昇▽雑酒=28・3%で、前年の27・1%より1・2ポイント上昇した。
平成17年年間の国産酒類課税出荷数量は909万4720KLで、前年の928万6862KLに比し2・1%減少した。また、同年度における輸入酒類課税出荷数量は35万2382KLで、前年の37万5460KLに比し6・1%減少した。そのうち、焼酎甲類は7万8798KLで、前年の8万7261KLに比し2・7%減少し、果実酒は15万5881KLで、前年に比し5・4%減少した。
2006年03月17日
アサヒ飲料 ブランド価値を向上、「三ツ矢サイダー」リニューアル
アサヒ飲料は、基幹ブランド「三ツ矢サイダー」をリニューアルし、3月15日から全国で発売。ブランド価値である「安心・安全・ピュア・自然」というイメージをさらに進化させた商品・広告宣伝・販売促進活動を展開し、ブランドのさらなる発展と成長への飛躍を目指す。
「三ツ矢」ブランドの中心となる「三ツ矢サイダー」は、好評の中味は変更せず、パッケージをリニューアルし、矢羽根マークとロゴを正面に配した。同時に統一感を出すため、「三ツ矢 白いサイダー」「三ツ矢 紀州みかん」などのパッケージも「三ツ矢サイダー」のデザインを踏襲した。
今年の「三ツ矢」ブランドの商品展開は、「三ツ矢サイダー」を中心に、乳性炭酸「三ツ矢 白いサイダー」、果汁入り炭酸「三ツ矢サイダー」+「こだわりの果実」シリーズの3本柱で展開、さらに広告宣伝活動や販売促進活動も一新し、さらなるブランド価値を向上させる。

2006年03月16日
業酒連 特約店の優越的地位と同等の要件の確立などをビールメーカー、大手卸に要望
業務用酒類小売業者の全国団体、全国酒類業務用卸連合会(業酒連)は、ビール4社と全国系特約卸9社に対し、業酒連としての要望事項7項目 (①業務用酒類市場でのビール特約店の優越的地位と同等の要件の確立②メーカーの業務用市場への頭越し営業活動の自粛③未成年者飲酒防止キャンペーンへの協力体制の確立④特約店の業務用市場への進出の自粛⑤業務用商品の開発⑥廃棄容器処理問題解決策の構築⑦空容器引き取り価格の増額)を提出し、回答を要請している。
宝酒造 芋焼酎に本格参入、「黒よかいち」を発売
宝酒造は、3月28日から本格焼酎「黒よかいち」<芋>を全国で発売し、芋焼酎市場に本格的に参入する。
本格焼酎「黒よかいち」<芋>は、昔ながらの黒麹仕込みによる芳醇な香りと、奥行きのある味わいが特長の本格芋焼酎。ロック、水割り、お湯割りと、さまざまな飲み方で楽しめる。
パッケージは、黒麹仕込みを表現する黒を基調に、“黒”の文字を大きく配置するとともに、「よかいち」のロゴを金色の文字で書き、本格感と高級感のあるデザインに仕上げている。
▽アルコール度=25度▽容量=1・8Lパック▽希望卸売価格=1376円▽希望小売価格=1750円

鹿大に「焼酎学講座」開設、人材の育成拠点に、業界4億5000万円拠出
【鹿児島】「鹿児島を本格焼酎の文化と技術のメッカにすべく、産学官が連携協力し国内唯一の『焼酎学講座』を設立する」--。
3月9日、鹿児島大学(国立大学法人、鹿児島市、永田行博学長)で、同講座の今年4月設置を軸とする、同大と鹿児島県酒造組合連合会(本坊喜一郎会長)との包括連携協力協定の調印式が執り行われた。鹿児島の誇る焼酎文化の継承発展、さらには世界ブランドとしての飛躍を目指すもので、酒造業界にとっては人材育成の意義が大きい。昨年末に県産サツマイモを使った県産芋焼酎を対象に地理的表示「薩摩」の指定を受けた業界にとって、そのアイデンティティーを確立していくための拠点ともなる。
調印を終えた本坊会長=写真右=は、「いいタイミングで大学と連携ができ、地域社会に役立つ焼酎造りの基礎ができたことをうれしく思う」と語り、講座開設の波及効果に期待を寄せた。
◇ ◇ ◇
鹿大「焼酎学講座」(仮称)関係の調印式には、県酒造組合連合会本坊会長、吉野馨副会長兼専務理事、同大永田学長はじめ学部担当者、講座開設を働きかけた日本政策投資銀行南九州支店・澁澤洋支店長、文部科学省産学官連携広域コーディネーター・砂田向壱氏らが臨席。永田学長は、「鹿児島の誇る鹿児島の焼酎を世界ブランドとし、焼酎文化の継承者を育成していくことで地域発展に寄与したい」と強調。「大学を挙げ(講座を)発展させていきたい」と訴え、さまざまな学内学部とも連携させ、焼酎研究の一元化を図る考えを示した。文部科学省砂田氏は、「(焼酎メーカーは)産業的にはぜい弱で、世界に出していく上でも、豊富な人材が必要だ」と、講座開設の意義を語った。
同講座は、農学部・生物資源化学科に設置。醸造微生物学、焼酎製造学からなり、「焼酎文化の伝承と新技術開発のリーダーとなる後継者を育成する“ものつくり”教育に重点を置く方針」(同大)。実学重視で焼酎工場での長期実地研修も行い“焼酎マイスター”を養成する。本格焼酎の歴史と関連文化の体系化や、消費者志向の多様化に対応する焼酎製造法はもとより、将来的にはサツマイモやサトウキビなど原材料農産物の品種改良、麹菌・酵母の開発、さらには焼酎粕由来の環境負荷を軽減する技術開発までを目指す。
学部教育課程で学生10人、大学院修士課程で3人から5人の定員予定。同講座の開設は今年4月だが、1年をかけ試験プラント設置などの準備を進め、開講は来年4月からとなる。専属の教授を配置するほか、すでに客員教授として迎えている東京農大の小泉武夫氏による講義や、焼酎メーカーの杜氏や経営者の講義も検討していきたいという。
講座は寄付による運営で、寄付額は5年間総額5億円を計画。使途は教授などの人件費や研究設備費など。拠出は、県が支援事業費として5000万円を予算計上予定。酒造組合は会館改築積立金の取り崩しで5000万円、残り4億円を県内メーカーが負担することになる。

2006年03月15日
平成18年1月洋酒出荷数量 4万5千KLで4・3%増
日本酒造組合が発表した1月分洋酒出荷数量は4万4695KLで、前年の4万2860KLに比し4・3%増加となった。
主な品目別出荷数量の前年対比は、ウイスキー12・2%減、ブランデー22・1%減、スピリッツ類4・6%減(ジンが40・5%増加)、リキュール類7・4%増(本格リキュールは21・4%増加、カクテル・チューハイが9%増加)の状況。
近畿コカ 兵庫県・神戸市と協定締結し災害時に飲料を提供
【神戸】近畿コカ・コーラボトリングは、兵庫県および神戸市と「災害時における飲料の提供協力に関する協定」を締結し、大規模災害時における当社物流拠点の在庫の開放および災害対応型自動販売機内の在庫の開放により、飲料を無償で提供することを決定した。
東南海、南海地震等の大規模災害の発生が懸念される中、兵庫県および神戸市では災害救援物資の備蓄が進められているが、このような大規模災害時に同社の在庫飲料商品を提供することにより、被災者への迅速・的確な応急救助の一助となると考え、今回、兵庫県および神戸市と協定を締結することとした。
同社では3月9日、兵庫県災害対策センターにて齋藤富雄兵庫県副知事と、神戸市役所にて長手務理事と、それぞれ守都正和代表取締役社長が出席して調印式を行った。
【大規模災害時における同社物流拠点開放について】兵庫県下および神戸市内の計4カ所、和田山物流拠点(朝来市和田山町)、明石物流拠点(明石市大久保町)、立花物流拠点(尼崎市水堂町)、長田物流拠点(神戸市長田区)を無償提供の対象拠点とし、兵庫県および神戸市の備蓄品放出に至るような大規模災害が発生した際、兵庫県および神戸市からの要請を受け、指定した同社物流拠点の在庫商品を被災者に対して無償で提供する。4拠点の在庫数量は約7万5000ケース。
サントリー ペリエ・ジュエ・シャンパンセミナー、日本市場に期待
【大阪】サントリーは3月10日、ペリエ・ジュエ社のシャンパンセミナーを北区のウエスティンホテル大阪に近畿のホテル・レストラン関係者を招き開催した。
開会に先立ち、成地勉大阪支社長は、「今回は、当社が一昨年から取り扱いを始めたペリエ・ジュエ社シャンパンのセミナーを開催する。同社の商品は、大阪市場でも好調に推移しており、当社でも高く評価している。今回のセミナーにより、この商品のすばらしさが多くの人に伝わればと願っている」とあいさつした。
続くセミナーでは、ペリエ・ジュエ社セラーマスターのエルベ・デシャン氏が講師に立ち、同社のシャンパンづくりへのこだわり、世界観を紹介した。エルベ氏は、「当社のシャンパンづくりの想いを伝える機会をいただいて、非常にうれしく思う」と感謝の意を伝えたのち、世界のシャンパン市場について説明。「シャンパン消費国の1位はアメリカ、2位はイギリスとなっている。フランス国内での消費量は減りつつあるが、これに対し、日本の消費量は伸びている」と日本市場への期待を語った。
続いて、同社の概要について説明し、「1811年創業の当社は、シャンパーニュ地方エペネル市を拠点としている。自社所有畑の広さはシャンパーニュ地方の最高級クリュ(村)を中心に65ヘクタール。年間の生産数量は約250万本で、その92%はフランス国外、世界50カ国に輸出している。国別出荷量は、アメリカが41%、イギリスが18%、フランスが8%、スイスが7%、イタリアが5%、そして日本が3%となっている。今後日本はさらに上位国となるものと見込んでいる」と語った。
さらにテイスティングでは、同社の「キュベ・ベル・エポック1998」とともに、味を比較するために同年の「ドン・ペリニヨン1998」を試飲。さらに、「キュベ・ベル・エポック・ロゼ1999」「キュベ・ベル・エポック・ブラン・ド・ブラン1999」もテイスティングを行った。

サントリー高松 樽ものがたりで教室
【高松】ウイスキー樽から作った家具インテリアが人気--。サントリーがオーク材から作った家具を展示販売する高松市福岡町の「樽ものがたり」で3月3日夜、一般購入者向けのウイスキー教室があり、得意客ら約40人が参加した。温かい木の香りが漂うなか、同社山崎蒸留所で勤務する藤井敬久氏が樽材の良さなどを説明した。
同社ワイン&スピリッツカンパニーブレンダー室・樽グループに務める山口照夫氏によると、サントリーは1997年頃から樽を家具にするプロジェクトをスタート。東京などで販売を始めた頃は苦労も多かったが、近年になって樽材を使った家具の良さを理解してくれる消費者が増えたという。樹齢約100年、森で50-70年育つと言われる樽材の家具に人気が集まっている。
北米や欧州産も多いが、柾目板で堅く家具などに適しているため愛用するファンが増加。机・椅子からサイドボード、食器棚、応接セット、スピーカー、トレーなど多種多様に加工され、おしゃれなデザインも人気。樽を作る時に木材を曲げ、逆に家具にする時は伸ばす。いずれも特殊技術が利用されている。
高松の展示場に在籍する樽商品開発本部長の中数賀吉久氏によると、同店は全国約7店舗のなかでも最も早く6年前にオープン。水曜定休、午前10時から午後6時まで営業で、ほとんどが予約注文という。四国支店の小堀洋介営業担当部長によると、ウイスキー教室はリユースした家具の良さや同社製品を知ってもらう狙いで一昨年から始め今回が4回目。購入客とのコミュニケーションサービスの一環。
会場では、ブレンダー室・主席ブレンダーの藤井氏が約2時間近く講演。同氏は85年入社で、「膳」「北杜」など人気製品を多数開発。高知・仁淀川の竹炭濾過や杉樽の熟成研究なども手がける。参加者らは、活発な質疑応答でウイスキーの知識を深めていた。

「瑞鷹」酒蔵まつり 銘醸蔵の美酒を堪能、過去最高4300人来場
【熊本】清酒「瑞鷹(ずいよう)」醸造元、瑞鷹・川尻本蔵(熊本市川尻、吉村浩平社長)は3月5日、酒蔵開放のイベント、“川尻の酒蔵まつり”を催した。来場者は過去最高の4271人にのぼり、銘醸蔵の美酒を堪能。地元の肴も揃い、にぎやかに酒を酌む輪が広がった。
来場者はまず、振る舞いのしぼりたて原酒や甘酒でもてなされ、その後は醪が泡を立てている様も見て取れる蔵見学を楽しんだり、うなぎのかば焼きなど地元の肴と好みの酒を存分に味わった。飲食ブースには“和らぎ水”も用意され、からだに優しい飲み方も勧めた。“瑞鷹めずらし酒屋”と銘打った蔵では、きき猪口付き100円で、古代酵母仕込みの純米原酒や超甘・辛口原酒、長期熟成の大吟醸原酒など8種の個性的な酒の飲み比べを楽しんだ。
さまざまな料理やみやげを提供するブースはすべてボランティアによる運営。地元名物、和菓子店の出展もあり、茶席も設けられた。当日は酒造りにまつわる貴重な資料を収蔵した酒蔵資料館も開放。足を運んだ来場者は、清酒文化の魅力にも触れた。
イベントは開催は10回以上を重ね、年々来場者が増えている。初回来場者は約1500人だったものが、昨年は4000人に、今年はそれを上回る来場で、早春を彩る地域の一大イベントとして定着している。同社吉村朋晃常務取締役によると7割までが熊本市内からの来場。リピーターが7割を超えるという。

香川と徳島で鑑評会、きき酒競技も
【高松】香川県と徳島県でそれぞれ清酒の新酒を審査する鑑評会が3月初旬に開かれた。若手技術者が参加するきき酒競技会や永年勤続表彰式なども実施された。
3月8日に香川県酒造組合(西野信也会長)が開いた平成18年「香川県清酒鑑評会」では、吟醸酒の部に4社6場が出品。審査の結果、秀12・優6・良1の計19点を選んだ。普通酒の部は1社が出品し、秀1点・優2点の成績だった。きき酒競技会の上位は▽1位=西野金陵・糸川智恭▽2位=川鶴酒造・大河内貴史▽3位=西野金陵・佐々木知子の3氏。同組合が開発する新しい酒米「KU-16」の試験醸造も出品された。
徳島県酒造組合(吉田英治会長)の第47回「清酒鑑評会」は翌9日、徳島市雑賀町の県立工業技術センターであった。きき酒競技は▽1位=山上道広▽2位=坂本博史・竹内康晴の3氏が上位。永年勤続表彰では▽30年=太閤酒造場・井上博、同・秋山日出夫▽20年=同・吉村正人、同・黒原孝▽10年=芳水酒造・山上道広の5氏の功績を称えた。
とくに徳島県の清酒業界は最近、自治体が打ち出す「地産地消」で地元流通との深まりも期待され、審査した高松国税局の須藤茂俊室長は香りの抑制を指摘しながらも総じて「軽快な飲みやすさの点から徳島らしい酒」と講評した。
葛城・吉野酒造組合(奈良) 合同で新酒研究会、酒質向上し個性豊かに
【奈良】葛城・吉野酒造組合の合同による平成17酒造年度新酒並びに市販酒技術研究会が3月13日、大和高田市の奈良県広域地場産業振興センターで開かれた。
葛城酒造組合(16組合員、喜多一嘉理事長)と吉野酒造組合(5組合員、藤村忠弘理事長)が合同で、清酒の品質向上と需要振興のための新酒並びに市販酒研究会を開くのは今年で2回目。
吟醸酒15点、純米吟醸酒6点、純米酒10点、本醸造酒4点、普通酒2点、計37点が出品された。また今年から技術研究用に菩提もと、長期熟成酒、生もとなどで造った市販酒も出品され、各蔵からオーナー、杜氏、蔵人ら、また流通関係者、市担当者らが出席して出来具合をきき酒した。
大阪国税局鑑定官室から山脇幹善主任鑑定官、篠田典子鑑定官、久保田真弓技官、奈良県工業技術センターから松澤一幸氏、清水浩美氏、奈良県酒造組合連合会の高原康生技術顧問の審査員による審査・講評を受けた。特定名称酒に力を入れて、バランスの良い酒を出してくる中で、各蔵がそれぞれ個性を鮮明に発揮していた。
大口酒造 鹿児島県でトップ発表、「黒伊佐錦」価格改定案
【鹿児島】本格焼酎「黒伊佐錦」「伊佐錦」(芋製)の大口酒造(協)(大口市、川原健一代表理事)は3月13日、酒税改正に伴う両商品の価格改定案を発表した。鹿児島県ではトップ発表となる。
1・8Lメイン商品で従来地域価格(「九州・山口」「本州・四国」の2地域)を残し、値上げ幅は先行発表の大手本格焼酎メーカーの改定案に準じ、それぞれの地域価格に対し、アルコール度25度1・8L(びん・パック)で3円、900ML(同)で2円となっている。720MLびんは2円上げ、360MLペットは1円上げ、200MLペットは据え置いた。
長島研醸(鹿児島)も同様価格改定案
本格焼酎「さつま島美人」(芋製)の長島研醸(有)(鹿児島県出水郡長島町、小川清洋代表取締役)は3月15日、酒税改正に伴う価格改定案を発表した。
1・8Lメイン商品で従来の3地域価格(「九州」「中国・四国・近畿・東海」「関東・東北・北陸・信越・北海道・沖縄」)を残し、それぞれの地域価格に対し、先行発表大手の改定案に準じた、25度商品3円上げの対応となっている。900ML以下商品は従来どおり全国価格。720ML商品までを2円上げとし、360MLペットを1円上げ、200MLペットは据え置いた。
フジタカ 1台でタバコと飲料を販売可能、スーパーベンダー
自動販売機の製造・販売を行うフジタカ(本社・京都)は、1台の自販機でタバコと飲料を販売できる自販機「スーパーベンダーTOBACCO」を2月20日から発売した。
同自販機は、1台でタバコと飲料を販売可能としているため、今まで飲料自販機とタバコ自販機を設置していた店舗でも1台の設置で販売が可能となり、従来に比べスペースの有効利用が可能となる。また、電気代も1台分に削減できるため、省エネにも貢献できる。飲料の販売に関しては、同社がハッピーベンダー事業で培ったノウハウで、集客効果の高い「ワンコイン販売」しても、利益率の高い中身飲料の紹介や売れ筋商品のアドバイス等を行い、飲料販売の収益のみで同自販機のリース料以上の収益を確保できる仕組みとなっている。
タバコの販売に関しては、免許証・カードは必要なく、本体にカメラを搭載し、年齢識別を行っている。カメラは、24時間体制のセンターに接続し、実際の人の目で判断。見た目で判断できない場合は、センターからいくつか質問した上で判断する。
また、同自販機では、酒とタバコを同時に販売することも可能で、その場合も年齢識別装置を2つ設置する必要はない。
同社では、2種類の商品を同時に販売できる複合型自販機を展開しており、昨年12月に酒類と飲料を同時に販売できる自販機「スーパーベンダーSAKE」を発売、今回の自販機は第2弾となる。
【商品概要】▽機種名=HT183(「スーパーベンダーTOBACCO」)▽販売種類=48種類(50ボタン)▽外形寸法=高さ1830×横1168×奥行778(mm)▽使用紙幣=1000円紙幣▽使用硬貨=10、50、100、500円硬貨▽価格(税抜き)=198万8000円
平成18年2月ビール系酒類課税出荷 42万KLで12%増、新ジャンルのシェア2割超
ビール大手メーカーの2月分ビール系酒類課税出荷数量の総合計は42万KLで、前年比12%増と2カ月続けて前年を大幅に上回った。そのうち、ビールは21万2千KLで、前年比9・3%増加し、発泡酒は12万KLで21%減少、新ジャンル酒類は8万9千KLで、前年の約2・9倍の状況で、ビールに回復傾向が強まってきているのが注目される。
◇ ◇ ◇
ビール酒造組合、発泡酒の税制を考える会が発表した2月の「ビール+発泡酒+新ジャンル酒類」の総合計課税移出数量は42万559KLで、前年同月の37万6313KLに比し11・8%の大幅増加となった。
うち、ビールは21万1612KLで、前年の19万3522KLに比し9・3%増、発泡酒は12万279KLを出荷したが、前年の15万2174KLに比し21%の大幅減少、新ジャンル酒類は8万8668KLで、前年の3万617KLの約2・9倍の状況。
ビールは、1月に続き前年を上回り、業務用、家庭用とも前年を大きく伸長し、業務用が9・3%増、家庭用も9・4%増えた。容器別でも、びんが4・1%増、缶が12・2%増、樽・タンクが11・2%増とすべてプラスとなった。ビールの2カ月連続の増加は、平成9年8月以来、9年ぶりだ。一方、発泡酒は、新ジャンル酒類の影響を受け、苦戦が続いている。新ジャンル酒類は、その他の雑酒“2”が8万5191KLで、前年の2万863KLの約4倍、リキュール類が3477KLを出荷したが、前年比64・4%減少している。
ビール系酒類の2月分出荷数量合計中に占める構成比は、ビールが50・3%、発泡酒が28・6%、新ジャンル酒類が21・1%で、新ジャンル酒類が初めて2割を越した。
また、今年1-2月のビール系酒類の累計課税出荷数量は、71万4396KLで、前年同期の64万8949KLに比し10%伸長した。そのうち、ビールは38万4165KLで、前年同期の35万3473KLに比し8・7%増、発泡酒は19万1628KLを出荷したが、前年の24万931KLに比し20・5%の大幅マイナス、新ジャンル酒類は13万8603KLで、前年の5万4545KLに比し約2・5倍の状況。
1-2月累計のビールの容器別販売動向は、びんが4・3%減、缶が19・9%増、樽・タンクが8%増となり、用途別販売動向は、業務用が2%増、家庭用が15・3%増加した。
清酒中央会 製造方法承認基準の改正を要望、アル添使用限度は360Lに
清酒中央会は、今度の酒税法改正(平成18年度酒税改正)における清酒の定義見直し改定を受けての重要な対応措置である「清酒製造方法の承認基準(国税庁通達)」の見直しを、理事会、清酒技術委員会などでの検討を経て、3月8日の全国会長協議会で、国税庁への承認基準の改正要望事項を決定した。
それによると、改正酒税法案では、米と副原料の重量比が米1に対し副原料が0・5に、2分の1に縮減されることを受けて、現行の清酒製造方法承認基準での、1製造場における米1tあたりのアルコール使用限度数量280Lの規定を廃止し、新たに「1仕込みあたりの米1tあたりのアルコール使用限度数量を360Lとする」規定の新設を、国税庁に要望することとした。
また、三増酒は、改正酒税法案では、一定の経過措置を経て、平成19年10月以降は、清酒の範ちゅうから除外されるので、現行の製造方法基準中の増醸酒の製造基準と増醸酒の1製造場あたり製造限度数量(使用白米数量の23%以内)の規定は削除を要望している。
国税庁は、この清酒中央会からの要望などを検討の上、酒税法改正法案が成立後、できるだけ早く清酒製造方法承認基準通達の改正通達を発出するものとみられる。
清酒中央会では、清酒製造方法承認基準が業界の要望に従って改正されれば、清酒の酒質多様化、一般的な品質向上、個性豊かなうまい酒の醸出などに資するものと期待しており、組合員各社が改正酒税法、承認基準に基づいての清酒の質的向上などへの企業努力を強く要望している。
2006年03月10日
容器包装リサイクル法 市町村の分別収集費用、事業者の負担は回避へ
「容器包装リサイクル法」の見直し、検討が産業構造審議会と中央環境審議会などで進められてきた結果、ようやく基本的合意が成立し、それに基づいて、容器包装リサイクル法の改正法案が今国会に提出されることとなったが、今回の容器包装リサイクル法の見直しの最大の論点だった、市町村と事業者(飲料、食品、酒類メーカーなど)の役割分担のあり方(費用負担のあり方)については、今回は変更しないこととなった。
当初、市町村と消費者が強く主張していた市町村の分別収集費用3000億円の全部または一部を、事業者が負担するという懸念は、回避できる見通しとなった。
ただ、市町村側の不満や消費者側の厳しい意見もあるので、事業者としては今後、経団連がまとめた「実効ある容器包装リサイクル制度の構築に向けて」で提案した、「容器包装の3Rの推進に係る自主行動計画」の早期立案、実施を行い、市町村、消費者と信頼し合える関係構築が望まれている。
なお、容器包装リサイクルにおいて合理化、効率化の努力を事業者と市町村が行った結果、再商品化費用が削減された場合は、その成果を両者で半々に配分する。その場合の成果は、一定期間(3年を予定)ごとに見直すこととしている。
男山 地域経済活性に寄与、日本酒輸出で表彰
【北海道】男山(旭川市、山崎與四良社長)は、北海道経済産業局の「2005年貿易・投資貢献企業」の輸出部門に選ばれ、北海道経済産業局長賞を受けた。
北海道経済産業局と、北海道経済連合会による審査会が選考にあたり、同社は海外の酒類コンクールで連続してゴールドメダルを獲得、また、欧米、アジアなど21カ国に輸出し、日本酒の普及と知名度アップに貢献し、旭川の地域経済活性化にも寄与したことが評価された。
輸出に関しては、昨年7月に日本貿易振興機構(ジェトロ)が実施した、アメリカの日本食レストランを対象に行った、日本酒と焼酎に関するアンケート調査の日本酒部門で、アメリカ市場で日本酒の売れ筋銘柄として「男山」がトップになっている。
この内容は、12月にジェトロが発行した「平成17年度食品産業国際化可能性調査(アメリカにおける日本酒と焼酎の輸出の可能性と市場動向)」にまとめられている。
2006年03月09日
1月の大阪卸売数量 ビール系が仮需反動で増加、全体で5%増に
【大阪】大阪卸酒販組合がまとめた1月の大阪卸の酒類販売数量(県外販売分含む)が発表になった。全体の販売数量は、4万7432KLで前年同月に比べて5・3%の増加。昨年1月、ビール系酒類が新取引制度へと移行した関係で大幅に需要が停滞した反動で、今年はいずれも増加に転じ、全体の数字を押し上げた。その他の酒類はいずれも低調な推移に終始した。
主要酒類の動向は、清酒が3520KLで9・9%減、焼酎が4189KLで1・7%減、このうち甲類は1140KLで9・2%増と増加したが、乙類は3049KLで5・2%減、リキュールが5275KLで5・3%減と、焼酎甲類を除き、いずれも減少したのに対し、ビールは1万6116KLで6・7%増、雑酒は1万5406KLで17・3%増と大きく増加した。
本格焼酎大手3社が発表 酒税改正に伴う価格改定案
【宮崎・熊本】本格焼酎メーカー大手3社、芋製メインの霧島酒造(本社・宮崎県都城市、江夏順行社長)、そば・麦製メインの雲海酒造(同・宮崎県宮崎市、中島勝美社長)、米製メインの高橋酒造(同・熊本県人吉市、高橋光宏社長)が、それぞれ3月2日、3日、7日に酒税改正に伴う価格改定案を発表した。2月27日の三和酒類(同・大分県宇佐市、赤松健一郎社長)に続く発表(3月3日号既報)で、主要原料大手メーカーでは、薩摩酒造(同・鹿児島県枕崎市、本坊松美社長)の発表が残る格好となった。
大方は、アルコール度25度1・8L当たり3円42銭の増税額に対し、改定案は3円アップにとどめ、900ML1円71銭増税額分を、2円アップとし、小容量商品の端数切り上げ・切り捨てや据え置きで調整した。
霧島酒造「霧島」「黒霧島」1・8Lびん、パックは20度(増税額2円74銭)、25度(同3円42銭)とも3円アップ、900MLは20度(同1円37銭)、25度(同1円71銭)とも2円アップでバランスをとった。200MLペットは据え置き。雲海酒造「そば雲海」「いいとも」は同額上げ幅。720ML以下小容量は据え置きとした。芋焼酎の「日向木挽」「さつま木挽」も同様対応。高橋酒造「白岳」も上げ幅同様だが、販売比率の高い25度「しろ」は720ML商品を2円上げ、ミニボトル300MLを1円上げとした。
田苑酒造 「田苑ゴールド」リニューアル、視認性を向上
【鹿児島】田苑酒造(本社・薩摩川内市、有川徹社長)は、基幹商品である「本格麦焼酎 田苑ゴールド」をリニューアルし、3月6日から発売した。
今回は、ラベルを一新してより視認性を向上、高級感を演出するとともに、あわせてキャップ部分を大胆に変更し、デザイン性と開封時の簡易性に優れたオリジナルキャップを採用、さらなる付加価値を追求した。
▽アルコール度=25度▽容量=720MLびん▽希望小売価格=1200円
徳島で阿波の新酒を楽しむ会開かれる
【徳島】徳島県酒造組合(吉田映治会長)主催の「阿波の新酒を楽しむ会」が3月5日、徳島市寺島本町のJR徳島駅前デパート「そごう徳島店」であり、地元の地酒ファン約400人が県内15蔵の出来たばかりの新酒を楽しんだ。例年4月上旬に開く催しだが、そごうの呼びかけで当日まで3日間開いた「阿波の新酒まつり」最終日にあわせたという。
同店6階のたち吉に隣接する一角で特設会場を設置。酒器やはっぴなど日本酒にまつわる小物を配して地酒を試飲出来るように設営した。有料1000円。酒造組合が組織する地酒愛好団体「とくとく倶楽部」会員ら招待客やデパート買い物客らが各テーブルで芳醇な新酒を満喫した。
徳島県は、自治体主導による地産地消の運動が高まり、低迷する地酒シェアを回復させる動きが活発化。今回はそごう側の呼びかけで3日から初の「阿波の新酒まつり」も開いた。卸など流通業界から働きかけもあるほか、今年に入りメーカー側から小売の会合などを通してこれまで手薄だった地元取引を重視する表明も出始めている。

2006年03月08日
締めくくりの蔵訪問、はぐくまれる日本酒「可也」
【福岡】1年の締めくくりは、蔵元訪問--。消費者が日本酒の原料となる米作りに参加し、蔵元での酒造りにも触れる日本酒「可也(かや)」の会のメンバーが2月26日、会の酒を造ってもらっている高橋商店(「繁桝」醸造元、八女市、高橋久社長)を訪ね交流を深めた。
取り組みは16年目。酒米・山田錦の一大産地、糸島地区で酒販店を営む「きはら酒店」(福岡市西区周船寺)の木原満一さん(49)が、同地で栽培が途絶えていた酒米・雄町の復活を願い、前原市飯原の農家、波多江利光さんと二人三脚で始めたもので、その米で醸される日本酒が「可也」だ。販売は現在、福岡県内10店の酒販店が担っている。
行事の案内は、酒販店を通じ行われたり、口コミであったり。年会費徴収を伴うクローズな会組織ではなく、関心があれば、だれでも、どの行事からでも自由に参加できるやり方で、16年の歳月を刻んできた。
当時、波多江さん1戸での栽培だった雄町の生産農家は現在4戸となり、作付面積も4町歩程度にまで広がっている。今期は約220俵の収量があり、そのコメで「可也」2種(純米吟醸酒、純米酒)などが造られることになる。
今回の蔵元訪問には30人程度が参加。消費者向けの酒蔵開放イベントは行わない蔵元の、普段は公開しない酒蔵の隅々までを見学し、まさに酒造りの現場、造り手の思いに触れた。酒のきき当てに挑戦したり、蔵元からは手製の粕汁が振る舞われ、温かな時を過ごした。蔵元の池松勲杜氏は、「年々増えている『可也』ファンにご満足いただけるよう、『可也』、雄町ならではの膨らみ、ボリュームのある独特なお酒を造っていきたい」と語る。
ある男性の参加者は脳こうそくで倒れて7年が経つ。「田植え、稲刈り、蔵訪問を毎回楽しみにしている」という。家族で参加の女性は、「蔵を見て、感謝して飲みたいと思った」と言葉を重ねた。波多江さんは「70を過ぎたが、やれる範囲でやりたい」と皆の期待に応え、共に雄町を栽培する農家、岸原文基さんは「酒は生き物であり、その生き物は土とつながっている。腹いっぱい、光と風を吸った豊かなコメを造りたい」と、思いを言葉に込めた。
木原さんは、「転勤した方が、その土地でも『可也』を飲みたいと言ってくださる。それほどまでの『可也』の浸透がうれしいし、そのことに携われてきたことを幸せに思う」と語る。

「金鹿」の灘酒造 民事再生法申請、営業は継続
【兵庫】清酒「金鹿」の灘酒造(西宮市、植田伊織社長)は3月7日、民事再生法の申請を神戸地裁尼崎支部に申請した。帝国データバンクによると、負債総額は8億2500万円とみられている。
阪神大震災で蔵が被害を受けたのに加え、清酒の消費低迷が重なって、借入負担が増加。低価格の小型パックを中心に需要の回復を図ってきたが、金融機関が収益の回復は見込めないと判断した。同社は同市内の清酒大手、大関に支援を要請している。営業は継続する。
近江八幡酒造組合 きき酒研究会、県統合一本化で最終開催
【滋賀】近江八幡酒造組合(近江八幡市仲屋町、畑寿一郎理事長、11組合員)は3月3日、近江八幡市内のホテルで「平成17酒造年度新酒きき酒研究会」を開催した。
製造場数11場から、吟醸酒7点、純米酒12点、一般酒8点、市販酒15点、合計42点が出品され、大阪国税局の松丸克巳主任鑑定官、近江八幡税務署の吉村正行署長が審査を行った。
結果、松丸鑑定官から全体講評で、「気象条件は12月後半から1月にかけて寒冷な気候が続き、酒造りには適した気候だった。原料米については、天候は概ね順調に経過し、風水害、病虫害などの被害も少なく、質・量ともに良好だった」とあり、今酒造期は「酒造りに適した年であり、杜氏をはじめとする酒造従事者が持てる技術を十分に発揮した結果、出品酒は香味のバランスを有し、スッキリした味わいを持つ酒だった」と発表した。その後、全員できき酒を行い、勉強会に入った。
今年の同組合11場の製造見込数量合計は451KL(1・8Lびん換算で25万1千本)と、昨年より11KL増えており、特定名称酒の比率も高く、積極的だ。
なお、滋賀県には大津、草津、甲賀、近江八幡、彦根、長浜、今津の7組合があるが、今年10月1日で一本化となるため、近江八幡酒造組合としての同きき酒研究会は今回が最終となった。
アサヒビール 「爆笑問題」も一押し、「アイスカクテル」をPR
【東京】アサヒビールは、缶入りカクテル「カクテルパートナー」の新シリーズ「アイスカクテル」2品種の3月8日の新発売に先立ち、「カクテルパートナー・アイスカクテル」のテレビCM製作発表会を六本木のヴェルファーレで開催した。
席上、伊藤義訓新商品開発第一部長は、同商品の商品特性をアピールするとともに、「つくりのこだわりは、果汁を造るときに熱をかけず、おいしい果汁感だけが残る果汁を実現。さらにはカクテルならではのトニックウォーターを使用した。気軽にカジュアルに楽しめる飲料としてぜひともご愛飲いただきたい」と語った。また、テレビCMに出演している「爆笑問題」の太田光さんと田中裕二さんが登場し、同商品について「とにかくおいしい」と強くアピールした。
カゴメ大阪支店 春の商談会で「ラブレ」を強く訴求
【大阪】カゴメ大阪支店は2月22、23日の両日、今春導入する食品・飲料を紹介する「2006年春カゴメ商談会」を同支店会議室で開催した。
22日、ニューオーサカホテルで行った記者会見の中で、大嶽節洋支店長は、「2005年度の業績は、2005年4月から今日までで、前年比107%となっている。最終的には予定どおりに着地するかと思う」と業績について説明。さらに、3月から全国発売を行う乳酸菌飲料「ラブレ」について、「関東・中部・近畿・北陸のCVSで2月14日から先行発売を行っているが、近畿でもほぼ順調なスタートを切ることができた。乳酸菌飲料の市場は、どちらかといえば子供向けの市場と見られがちだが、全年齢型のあらゆる需要に受け入れられる商品として位置付けるべきかと思っている。今回、植物性乳酸菌『ラブレ』を発売することによって新たな価値提案を行い、“乳酸菌飲料はカゴメ”としてこの市場を活性化していきたい。商品そのものの力はあるので、これをわれわれの営業力で世に広めていくことが必要となる」と同商品の大きな位置付けについて強調した。
続いて川村修営業推進部長は、同支店の今期の販売施策について説明を行い、“1”「ラブレ」の定着“2”「オールカゴメ」の推進“3”飲料の新規チャネルの開拓“4”トマトそうめんメニューの提案“5”大阪支店ならではの食育活動の推進“6”生協チャネルへの情報提案力の強化“7”メーカーコラボレーションの推進“8”ソースメニューの提案・推進とソース離れの防止“9”業務用の需要創造“10”祭事企画での需要づくり--など10の販売施策に取り組むと語った。
商談会会場では、朝食・食育展示や朝食バイキングコーナーを設けたほか、「ラブレ」の展示および説明会を行い、植物性乳酸菌や整腸や免疫力アップなどの作用など、商品特性を強くアピールした。
植物由来の乳酸菌「ラブレ」3アイテム発売
京都の伝統的な漬物から発見された植物由来の乳酸菌である“ラブレ菌”を使用した乳酸菌飲料で、このラブレ菌は、同社の動物性乳酸菌(L.カゼイ菌)と比較して腸内で生き抜く力が非常に強いのが特長。“自分の健康は自分で守る”という意識の高い大人の需要に対応するもの。
中味は、植物素材(りんご、にんじんエキス、大豆飲料、ジンジャー、ライム)を使用しており、カロリーを20%カット(同社製品対比)し、1本(130ML)あたり57キロカロリー。砂糖甘味料は不使用。
▽容量/希望小売価格=130MLペット/105円、80ML3本パック/170円(CVSを除く全業態)、100ML/オープン価格(関東・中部・近畿にて宅配販売店のみ)▽発売日=3月14日▽発売地域=全国

キリンビール 山口智充さんが帰阪、「のどごし生」をサンプリング
【大阪】キリンビール近畿圏本部は3月2日、「のどごし生」のリニューアルを機に、関西の消費者への感謝とさらに多くの人に飲んでもらうための気持ちを込めて、CMに出演中の山口智充さんが登場するイベント「のどごし生うまさアップ発表会」を西区の江戸堀センタービルで開催した。また、同商品のサンプリングを、3月2、3日の両日、阪急梅田駅構内のビッグマンスクリーン前で行った。
イベントの冒頭、あいさつに立った和住雄造執行役員近畿圏統括本部長は、「昨年4月に発売した『のどごし生』は、2005年末で累計販売本数10億本を超え、カテゴリーナンバーワン商品に成長した。今年もお客様の期待に応えるべく、1月にリニューアルを行った」と商品展開について説明、そして「ナンバーワン獲得の原動力になったのは、この人に出演してもらったCMによるものと言っても過言ではない」と山口さんを紹介した。
CMどおりの営業マンスタイルで登場した山口さんは、「このCMの影響は大きく、町でもよく声をかけられるので、『のどごし生をよろしくお願いします』と普段から本当に営業マンをしています。今、勤めている吉本興業がダメになったら、キリンさんで雇ってもらえますか」とあいさつ。続けて、3月から新たに投入する山口さん主演のテレビCMを上映を行い、「CM撮影は、実際にビール工場に行って撮影したので、新しい商品が本当に出来立てと実感した」とCM撮影の裏話も披露した。さらに司会者のリクエストに応え、「のどごし生」の魅力を“海中レポート”風に紹介するネタを披露するなど、会場はつねに笑いに包まれていた。
また、同社から山口さんに向けての特別ボーナスとして、「醤油たこ焼1年分」を贈答し、和住本部長は「これからもおいしい『のどごし生』を広める営業マンとして元気にがんばってほしい」と感謝と激励のメッセージを贈った。
ビッグマン前で行ったサンプリングでは、同社社員ほか10人が参加し、2日間で試飲缶(250ML)1万6000本を配布した。

倉松酒販 県産の日本酒アピール、北九州で初、女性だけの酒会
【福岡】地酒専門卸を標ぼうする倉松酒販(北九州市、倉松聰社長)は2月27日、北九州市小倉北区のリーガロイヤルホテル小倉で、女性対象の酒会“福岡の酒蔵開きin北九州”を開催した。福岡県産の日本酒の魅力をアピールするもので、同地では初の企画。働く女性がメイン読者の情報誌「アヴァンティ」(アヴァンティ北九州=北九州市、金成子編集長)との共同企画で実現した。
当日は県内16の蔵元が出展。申し込み先着の女性200人(参加有料)が、飲み比べを楽しみ、蔵元との交流も深めた。ホテルならではのオードブルをはじめ、日本酒の旨さを引き立てる地元の酒肴も揃えられ、参加者は“myおちょこ”を片手に、出展蔵元のブースをめぐり、県産日本酒のさまざまな個性に触れた。普段話す機会のない蔵元への関心から、一つのブースに長く立ち止まり、お酒の話に耳を傾け、会話そのものを楽しむ姿も目立った。
「アヴァンティ」との連携は、福岡市では同誌(福岡市)との共同企画ですでに、県酒造組合が同種のイベントを主催し、さらには女性を対象に日本酒の魅力を学ぶ“お酒の学校”を開校。卒業生が強力なネットワークで、県産日本酒の強力なサポーターとして活躍している。
アヴァンティ北九州の金編集長は、「福岡と同じようなイベントをやってほしいという要望は強く、福岡の日本酒をアピールする強力な口コミ軍団を創る意味あいが大きい。いわば蔵元のファンを創る。それだけに、お酒を並べるだけの会では意味がなく、蔵元と触れることに意義がある」と語る。「イベントは年1回の記憶しか残らない」とも語り、福岡で先行のお酒の学校の開校なども目指していく考えだ。
ある出展蔵元は、「酒造組合の主催とは違う意義がある。流通主催でやれば、福岡と北九州だけでなく、県下の各地で同様のイベントが開催できる」と、取り組みの広がりに期待を寄せる。
主催の倉松酒販倉松社長は、「福岡県には若手の蔵元も多く、感性豊かな女性に、地元の日本酒をご紹介できないかと企画した。日本酒のファン創りはもとより、当社のファン創りも目指したい。当社がファンとつながることで、ダイレクトに情報が届く。そうしたつながりは当社にとって財産だし、酒販店さんとの連携を強め、広げていく上でも大切だと思う」と語る。

西福岡小売総会 情報の共有目指し、役員手当て引き上げ
【福岡】西福岡小売酒販組合(211者、大島和加丸理事長)は2月26日、福岡市早良区のももちパレスで第42回定時総会を開催し、平成18年度予算案(収支945万3375円)をはじめとする上程議案を可決承認するとともに、任期満了に伴う役員改選を行い、大島理事長を再選した。
理事長と、各地区から選出の理事が情報を共有することが、現状認識の隔たりを埋め、事業推進に不可欠との観点から、理事会などでの情報伝達、協議のための時間を延ばす方策を示し、その対価として、役員手当ての引き上げも決めた。賦課金に関し、売上割の上限を600KLから400KLにまで引き下げることも了承された。
冒頭あいさつで大島理事長は、中央会が年金未償還問題に終始し、小売業界の将来展望を開く免許制度の再構築に手付かずの状況を批判。あらためて、「酒税法に準拠した免許制度の見直し」、派生する「酒類業組合法の見直しによる組合加入の義務付け」の実現を訴えた。ビール等の新取引制度の導入に対しては、「業界環境は厳しさを増している」として、導入の影響で不公正取引がまん延していると断じた。
閉会の辞を述べた時吉光徳専務理事は、協同組合事業の一環として展開する“夜の談話室”に言及。夜間に組合会館を開放し、販売促進に資する試飲会や勉強会を開催しているもので、昨秋は女性対象に地元の日本酒を楽しんでもらう会なども開いたことを報告した。
福岡県小売総会、新会長に春本氏を選出、対中央会スタンス転換も
【福岡】福岡県小売酒販組合連合会(20組合、大島和加丸会長)は2月28日、福岡市博多区の県酒販会館で第53回通常総会を開催し、平成18年度予算案(収支924万9733円)をはじめとする議案を可決承認したほか、任期満了に伴う役員改選で新理事を選任。同日、新役員が、新会長に春本武男氏(58、現中央会副会長)=写真=を選出した。
冒頭あいさつに立った大島会長は、年金問題に触れ、「単組で理事長に対する厳しい責任追及が見られるが、責任を問うべきは中央会の年金運営委員会で、(喪失の投資資金を)取り返すという発想そのものが問題だ。クレディ・スイスに損害賠償請求をすべきで、(臨時総会で予算計上の)5000万円は被害者への見舞金にすべきだ」と批判した。中央会は年金問題以外にも、ウエスト・ネバダから80億円の損害賠償請求提訴をされるなど問題を抱えていることも指摘。中央会の現藤田会長を含めた“関与者”を、刑事告発したのは自らであることを訴え、問題決着への意欲をあらためて示した。
17年度事業報告では、1単組の賦課金未収問題も説明され、組合運営の難しさを浮き彫りにした。「ビール業界のオープン価格制度の導入」に対しては、「一部大手量販店によって徹底されず、公正さ公平さを欠いたものになり問題を残している」と断じた。
同県連傘下組合員数は18年1月1日現在、前年度比293者減の3684者--の状況。20単組の組合員は63者から302者と開きがあるが、分担金の賦課方法は、総額の67%を均等割(全単組20万円)、33%を人員割で賄っている。議案審議では、そうした賦課法によって、1組合員あたりの負担に不公平が生じているとの質疑があり、現状3倍を超える格差を2倍未満に縮める策も提案され、大島会長から「今後議論を詰めていきたい」との考えが示された。
18年度事業計画案では、「中央会は年金の未償還問題、元職員の使途不明金問題、自ら火をつけた政治献金疑惑の対応に振り回され、免許問題をしゅん別して議論する余力も能力もなかった」「一連の不祥事が影を落とし、国会議員をしり込みさせた」として、中央会自らが、免許制再構築の取り組みを後退させたと指摘した。事業案に対しては、「事業強化するには予算計上すべき。それがなければ、何も変わらない」との厳しい意見も寄せられた。
「販売報告書が返信用封筒によって、直接税務署に行き、組合へは来ないのでは困る」との意見に対しては、大島会長が「個人情報保護法が利用されている感があるが、私益より公益を優先すべき」と答弁。同氏は、組合加入義務付けにも触れ、「組合法には地域に存在する3分の2以上で組織するとあり、それを切ると組合法でくくることはできなくなる。管理者研修をきちんとやっていくためにも、加入が義務付けられるべきだ」と訴えた。
出席者からは、年金問題に終始するのではなく、「組合員の酒販店がいかに消費者にアピールしていくのかを考えるべき」との提言も見られた。また小倉地区で24時間稼働自販機の問題が発生していることも報告された。
終盤、大島会長は重ねて、「年金問題の解決なくして、組織改革はありえない」と強調した。さらに、単組理事長の年金解約が、インサイダー取引だと批判されている事態を踏まえ、「全国には400人、500人という集団解約の県がある。そうした巨悪こそ追及しなければならない」と訴えた。
任期満了に伴う役員改選では新理事を選任後、大島、春本両氏が新会長の候補に立ち、春本氏が選出された。両氏の得票は公表せず、春本氏選出が伝えられた。
退任あいさつで大島氏は、「刑事告発に理解いただかないと、中央会の再生にはつながらない」と今後も中央会の責任を追及するスタンスを表明。春本新会長は、「情報の伝達、組合の活性化に最大限の努力を図りたい」とあいさつした。今回の人事が、対中央会スタンスの転換につながることも予想され、その成り行きが注目される。

平成18年1月焼酎乙類課税出荷 概数対比で微増に
日本酒造組合中央会が発表した、平成18年1月の全国焼酎乙類課税移出数量(概数)は3万530KLで、前年の国税庁確数3万1710KLに比し3・7%減、前年の日本酒造組合中央会概数3万361KLに対しては0・6%の微増となり、焼酎乙類の需要基調の鈍化傾向がみられる。
主産地の九州と沖縄県(泡盛)の1月分出荷状況(前年比)は、▽福岡県=3105KLで7・8%増▽佐賀県=169KLで19・9%の大幅減▽長崎県=272KLで8・4%増▽熊本県=1589KLで4・2%減▽大分県=7767KLで4%減▽鹿児島県=9150KLで7・6%増▽宮崎県=4437KLで7・5%減▽沖縄県=2244KLで4・1%増--となった。
主な原料別の1月出荷状況(前年比)は、▽さつまいも=8418KLで前年に比し5・5%増▽米=4276KLで0・5%減▽麦=1万4945KLで0・8%減▽そば=1495KLで2・7%減▽酒粕=57KL1・9%増▽その他=1338KLで5・9%減--の状況で、芋焼酎が堅調を維持している。
平成18年1月清酒課税出荷 概数対比1・9%減で減少率が縮小
日本酒造組合中央会が発表した、平成18年1月の全国清酒課税移出数量(概数)は4万783KLで、前年の国税庁確数4万40KLに比し1・9%増、前年の日本酒造組合中央会概数4万1569KLに対しては1・9%減少となった。
主産地の出荷状況(前年比)は、▽京都府=5028KLで2・5%増▽兵庫県=1万1642KLで2・7%減▽新潟県=3375KLで10・3%減▽福島県=1089KLで3%減▽秋田県=1365KLで前年と横ばい▽愛知県=1580KLで5・2%減▽広島県=1092KLで9・4%減--となり、全国的にみると、千葉、山梨、京都、青森、静岡、香川、徳島で前年を上回っており、前年を下回っている都道府県でも、対前年比減少幅が縮小している。
また、タイプ別出荷の前年比は、▽吟醸酒=2500KLで7・1%減(うち、純米吟醸酒は1289KLで6・5%減)▽純米酒=3687KLで2・4%増▽本醸造酒=5155KLで8・2%減▽一般酒=2万9441KLで0・7%微減(うち、生酒が2666KLで3・5%減)--の状況。
なお、清酒の輸出(免税数量)は、1月が700KLで前年の618KLに比し13・3%増加している。
酒販年金被害対策弁護団 大阪で受任手続き説明会
【大阪】酒販年金破たんによる被害者救済を目的に結成された酒販年金被害対策弁護団(三木利博代表)は3月3日、大阪市内で受任手続きの説明会を開催。年金被害者の救済に向けて本格的な活動を開始した。
説明会には、大阪を中心とした酒販年金の被害者、約50人が参加。三木代表はあいさつで「被害者の代表と話し合いを持ち、問題がどこにあるのか分析を行ってきた。問題点および被害者の要望は、①老後の支えだった酒販年金破綻の原因はどこにあるのか②破たんした責任は誰にあるのか③一括投資したチャンスリー債回収の可能性④関与者の責任を追求して被害の回復を図る--の4点で、弁護団としては、この解決に全力をあげたい。これまでの経緯を振り返ると、チャンスリー債の回収は非常に困難な状況と言わざるをえず、今後被害の回復を図っていくには、投資の責任者と関与者を追求し、賠償を図っていく方法を模索したい。われわれの考えている賠償対象は、第1関与者として、投資の実行者および当時の中央会理事、第2関与者として、中央会にチャンスリー債を持ち込んだ外部の人間、そして第3関与者として、監督官庁としての国税庁で、それぞれについて、どのような責任があるかを精査し、それに基づいた責任を追求していきたい。また、今月7日から小売中央会が英国で行う被害調査にも動向して、現地での情報の収集に努める。多くの被害者にとって大変な被害金額であり、今後は被害者と二人三脚で回収に全力をあげる。被害者には原告団を組織していただき、この取り組みに積極的に参加してもらいたい」と今後の方針を説明した。
弁護団への委任費用は、被害金額に応じて100万円未満が5万円、100万円以上200万円未満が10万円、200万円以上300万円未満15万円、300万円以上400万円未満が20万円、400万円以上500万円未満が25万円、500万円以上が30万円となっており、もし一部が回収できた場合は、報酬として回復金額の10%を支払うこととしている。
参加した被害者からは、回収の可能性や委任費用についての質問があったほか、もっと多くの被害者に参加してもらい、組織としての圧力を強くしていくべき、との意見も出された。
同訴訟への問い合わせは、弁護団事務局長の溝内友香弁護士(TEL06-4706-1626)まで。

2006年03月03日
若松酒造 製造工場を情報発信基地としてオープン
【鹿児島】焼酎「わか松」の若松酒造(北澤征夫社長)は、本社所在地である鹿児島県いちき串木野市に改修中だった製造工場を、多目的な情報発信基地「若松蔵(わかまつぐら)」として3月3日、リニューアルオープンした。
敷地面積700坪の中にオープンする同施設には、焼酎貯蔵用の甕を多数設置し、見学順路を設けて、だれでも気軽に甕貯蔵の様子や、展示パネルなどを通して焼酎造りの歴史に触れることができる。また、同社取り扱い商品や、リニューアルを機に新規開発した新ブランド「本格芋焼酎 若松屋」シリーズなどを品揃えしたアンテナショップを併設し、きき酒や各種商品を購入することができる。
▽所在地=いちき串木野市湊町3214▽アクセス=鹿児島市中心部から高速を利用して車で約50分、JR鹿児島中央駅から鹿児島本線を利用して「市来駅」下車、徒歩約15分
大阪天満宮で梅酒コレクション
【大阪】梅とかかわりの深い大阪天満宮(大阪市北区)で行われる大盆梅展に併せ、2月25日から3月3日まで境内で「梅酒コレクション」として、梅酒の試飲・販売、情報発信のコーナーが開かれた。
これは、梅酒の販売・情報発信に努める梅酒屋(都島区、上田久雄店長)が実施したもので、同店で扱う90点あまりの梅酒を展示するとともに、協賛メーカーの梅酒の試飲販売を行った。今回のイベントは、梅酒をいろんな人に知ってもらうことで、梅酒の飲用層を広げていきたいというもので、「梅酒に興味の無かった、たまたま通りがかった人などが、こんなにも梅酒があることを知ってくれて、興味を持ってもらう良い機会になったと思います」(同店・奥山浩平氏)と語る。

宝酒造 飲酒機会が多い人に酵母エキス配合サプリメント
宝酒造は、飲酒機会が多い人のための、酵母エキスを配合したサプリメント「宴会サプリ」を、3月6日から全国で発売する。
同商品は、各種ビタミン類やミネラル類、アミノ酸、核酸、食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養・健康成分を多く含有した「トルラ酵母エキス」を配合した粒状のサプリメント。さらに、この「トルラ酵母エキス」に、「キダチアロエ粉末」と「ビタミンC」を配合することで、健康価値を高めた。
▽種類=酵母エキス加工食品▽容量=1包(400mg×3粒)、10包箱入り▽希望小売価格=200円、2000円
2006年03月02日
平成17BY上半期・鹿児島県本格焼酎出荷、7万9千KLで9%増
【鹿児島】鹿児島県酒造組合連合会がまとめた平成17酒造年度上半期(17年7月-12月)本格焼酎の出荷数量は7万8608KLで、前年同期比9・1%増となった。
全県総体(奄美大島含む)では県内出荷は19・6%増と大幅な増加となっているものの、県外出荷は2%の増加。黒糖焼酎(奄美大島)では、県内向けが微増、県外向けが微減となった。
製成数量は全県で15万5756KLで15・9%増となっている。
ニッカウヰスキー 「マイウイスキー塾」参加者募集
ニッカウヰスキーは、「余市マイウイスキーづくり」「宮城峡マイウイスキー塾」を開催することから参加者を募集している。開催概要は次のとおり。
【「余市マイウイスキーづくり」「宮城峡マイウイスキー塾」】
▽内容=北海道の余市蒸溜所と、仙台市の宮城峡蒸溜所にて、それぞれ1泊2日の日程でウイスキー造りを体験してもらうもので、今年度開催分の参加者を募集。参加者によって樽詰めされたウイスキーは10年間各蒸溜所で預かり、熟成させたものをマイウイスキーとしてボトリングし参加者に贈呈する。参加申し込み方法は、ニッカウヰスキーホームページ(http://www.nikka.com/)またはハガキで受け付ける
▽実施日程=<余市蒸溜所>5月13日、14日または5月20日、21日(募集期間3月1日~31日)、6月10日、11日または17日、18日(4月1日~30日)
<宮城峡蒸溜所>4月7日、8日(2月16日~28日)、5月19日、20日または26日、27日(2月16日~3月31日)、6月2日、3日または9、10日(2月16日~4月30日)
▽参加費用=余市蒸溜所1名2万円、宮城峡蒸溜所1名2万4千円(宿泊しない場合は1万8千円)※費用には1日目の夕食、宿泊、2日目の朝食、昼食と10年後に贈呈するマイウイスキー1本分の費用を含んでいる
2006年03月01日
メルシャン ワイン通信講座「ワインコム」参加者募集
メルシャンは、ワインの通信講座の参加者を募集している。
【ワイン通信講座「ワインコム」】
▽内容=通信講座によるワインセミナーで、初歩から中上級までのワイン知識、およびワインの取り扱いとサービスを学ぶ。
基礎から最新のワイン情報までを網羅した総合的カリキュラムで、ワイン愛好家からワインを専門に扱う人まで体系的にワインの知識を習得できるのはもちろん、ソムリエ・ワインアドバイザー認定試験にも役立つ。
テキストは世界各国の最新情報、ワイン醸造の発酵過程を詳細に解説するなど、分かりやすく充実したものとなっている
▽受講期間(6カ月)=前期4月1日~9月30日(申込期間3月1日~31日)、後期10月1日~3月31日(9月1日~30日)
▽受講料(税込み)=3万5000円(テキスト代、添削問題冊子代、添削代、通信費含む)
宝酒造 親子で学ぶ「お米とお酒の学校2006」参加者募集
宝酒造は、親子で米づくり、酒づくりを学ぶ「TaKaRaお米とお酒の学校2006」を今年も開校、参加者を募集している。開催概要は次のとおり。
【TaKaRaお米とお酒の学校2006】
▽内容=NPO法人「森の学校」の協力で、千葉県印旛郡の田んぼおよび宝酒造松戸工場で、公募による100人の親子が、米づくりから日本酒ができるまでを実際に体験し、そしてさまざまな活動を通じて、親子でともに自然や日本の伝統文化、飲酒問題などについて学習する。
4月から10月までに「田植え編」「草取り編」「収穫編」「恵み編」の4回の活動を行う。田植え編、草取り編、収穫編では、参加者が自らの手で苗を植え、自然の恵みを得て米ができるまでの流れを体験するとともに、田んぼ周辺に生息する生物を観察したり、自然の中で親と子が一緒に遊ぶことで、自然の尊さやそれを次世代に伝えることの大切さを感じてもらう。恵み編では、米から日本酒ができるまでを中心に学ぶほか、収穫した米をおにぎりにして食べたり、未成年者飲酒などのさまざまな飲酒問題やリサイクルについても学び、親子で一緒に学ぶこととで“酒についての正しい知識と良いマナー”を広めていきたいと考えている。
出来上がった米は、同社清酒工場・白壁蔵(兵庫県神戸市)で“清酒松竹梅”の技術陣が日本酒につくりあげ、酒びんには子供たちが手づくりしたオリジナルラベルを貼り、家族みんなが力を合わせた世界でひとつの日本酒を完成させる
▽日程=田植え編4月22日、草取り編6月3日、収穫編8月26日、恵み編10月21日
▽募集人員=100人(小学生以上の子供とその家族。原則年4回参加のこと)。なお、応募が定員を超えた場合は抽選、当選者には4月1日までに郵送にて連絡する▽会場=現地集合、現地解散。田植え・草取り・収穫は千葉県印旛郡の田んぼ(千葉県印旛郡栄町安食)、恵み編は宝酒造松戸工場(千葉県松戸市新作字高田)
▽参加費用=大人1人1000円(年間)、子供は無料(会場までの交通費は参加者負担)
▽応募方法=官製ハガキに代表者の氏名(ふりがな)・年齢・性別・住所(郵便番号)・電話番号、代表者を含む参加者の人数、代表者以外の参加者の氏名・年齢・性別・代表者との関係を記入し、事務局まで申し込む
▽応募締切=3月15日必着
▽あて先・問い合わせ=「TaKaRaお米とお酒の学校」事務局R係、〒104-0061東京都中央区銀座7-18-13-203、TEL03-6226-3633(月~金午前11時~午後6時)
金沢国税局 平成18年度新酒きき酒会・参加者募集
【金沢】金沢国税局は、平成18年度新酒きき酒会を4月12日に開く。現在、一般参加者を募集してる。開催内容、申し込み方法は次のとおり。
【平成18年度新酒きき酒会】
▽内容=平成17酒造年度金沢局酒類鑑評会に出品された吟醸酒や北陸3県の酒蔵で醸造されたしぼりたての新酒など約100銘柄を披露。試飲やおいしいお酒の飲み方の提案、地域ブランドコーナーでは「白山菊酒」の展示・試飲、このほか、珠洲ちょんがり保存会による「酒造り唄」も披露される。また、お酒の趣向など清酒に関するアンケートも行い、その結果は集約し、今後の酒類産業行政に生かしていくこととしている
▽開催日時=4月12日午後5時から6時30分
▽会場=ホテル日航金沢4階「鶴の間」(金沢市本町2丁目)
【同新酒きき酒会・一般参加者募集】
▽募集定員=一般消費者200人。なお、多数の場合は抽選で参加者を決定し、決定の案内は入場整理券の発送(3月下旬発送予定)をもって代える
▽参加費用=無料▽参加資格=20歳以上でアンケートに答えることができる者
▽申込方法=ハガキに、必要事項(郵便番号、住所、氏名<ふりがな>、年齢、職業、性別、電話番号)と、「きき酒会参加希望」を記入し送る。参加申し込みは1人につき1通。複数での参加希望の場合は、参加者全員の必要事項を記入し申し込む
▽あて先=〒920-8586金沢市広坂2-2-60、金沢国税局課税部酒税課総務係▽募集期間=3月17日まで
高松国税局鑑定官が清酒の管理講習会
【高松】酒販店に日本酒の上手な保管方法を学んでもらおうと、高松国税局で2月16日、「酒類販売のための品質管理講習会」があった。香川県を対象に3階鑑定官室(須藤茂俊室長)で店主や組合関係者が集まり、直射日光などで劣化した日本酒をきき酒しながら保管の大切さを学んだ。
初開催で、講師を務めた武宮重人鑑定官が約2時間近くていねいに説明した。四国の清酒技術をリードする同鑑定官室は、実際に利き比べてもらおうと、30度Cで一定期間保存したり直射日光にさらしたりした日本酒をはじめ、生熟香(生老香)・老香・日光臭など劣化した香りのタイプを複数用意した。
吟醸香や管理が行き届いた日本酒との違いも良く分かり、熱心に受講した参加者の1人は「ふだん劣化した酒を利き比べる機会がなく、大変勉強になった。香味が理解できて面白かった」と大喜びだった。

日本酒事始 大阪の酒蔵15社が参加
【大阪】大阪府下の酒蔵15社が参加する日本酒イベント「日本酒事始(ことはじめ)」が、リーガロイヤルホテル主催で2月24日に開かれ、約400人が参加、清酒と料理を堪能するとともに、トークショーや津軽三味線のライブを楽しんだ。
同ホテルでは、食事と合うお酒の会を年4回(清酒、焼酎、ビール、ワイン)開催しており、毎回、ホテルならではのさまざまな食事と酒の相性を楽しむ空間を提供している。今回は、幅広い年代、男性、女性誰でも参加できるように、3000円とリーズナブルな価格に設定、料理を屋台形式とする立食の形をとった。
参加者は、15社の蔵元がさまざまな日本酒を並べるそれぞれのブースへ次々とやってきては熱心に試飲をしていた。出席した浪花酒造は、「『すごくおいしいお酒! 大阪にもこんなおいしいお酒があるんだ』という声をあちこちで聞きました。リーガロイヤルホテルの集客力で、本当にすばらしいPRでき、大阪府の清酒に対して認識を改められたお客さんも多かったと思う」と話している。「日本酒事始」のタイトルには、“日本酒の入門編になれば”との願いが込められており、今回のイベントはその願いが広く伝わる場となった。
同ホテルの御手洗絵美さんは、「ワインの会では、現在、若い女性を中心に、幅広い年代の方が参加しています。今回、このイベントを開催するにあたり、ぜひ日本酒でも男性女性問わず、幅広い年代の方に楽しんでもらいたかった」と女性層へのアピールを図り、「おひとりさま向上委員会」という女性一人でも食事やバーなどを楽しもうという会の代表で、きき酒師でもある葉石かおりさんにトークショーを依頼した。結果、参加者の半数を占める女性の中で、1人参加の女性が4分の1を占めるなど、多くの女性を招くことができた。

九州・沖縄の酒蔵、“新発見”の酒会
【福岡】九州・沖縄の酒に出合い、新たな魅力を発見する。そんな酒会“九州・沖縄ぐるり酒蔵探訪”が2月22日、23日の2日間、福岡市のホテル、ハイアット・リージェンシー・福岡であった。主催は同ホテル、運営の全般を酒販店、とどろき酒店(福岡市博多区三筑2-2-31、轟木行男代表)が担った。
酒会には、九州・沖縄8県の28社(日本酒メイン7社、焼酎メイン21社)が約100種の商品を出展。開催時間は各日とも午後7時から9時までの2時間、2日間で計約700人が来場し、九州・沖縄の酒を存分にたん能した。
同ホテル営業部主任・原田努さんによると、同種の酒会開催は今回が初めて。「とどろき酒店さんのご協力で、特に限定流通の銘酒にこだわりました。飲食店では1杯800円、1000円というお酒を、3500円の料金で、ホテルならではの料理と一緒に、ご満足いくまでお楽しみいただけたらと思い、企画しました」と語る。
会場には出展メーカーのブースが並び、さつまあげやきびなごの刺身、からすみや馬刺、筑前煮や辛子めんたいなど地の酒肴が揃えられた。蔵元は商品説明をしながら、試飲を勧め、蔵元ならではの旨い飲み方も随所でアピールされた。福岡県の大宰府から訪れた親子は、「外で2人で飲むのは久しぶり。旨い酒がこんなにあるのかと驚いたし、こんなにも旨いと感じる飲み方があるんだなと感心しました」と感動の様子。まさに、九州・沖縄の未知の酒に出合った。
全国的に焼酎の台頭がめざましいが、日本酒の蔵元も今回の企画で多くの消費者の“支持”を実感したようだ。大々的な日本酒の試飲会開催を望む声もあったという。とどろき酒店の轟木さんは、「ご来場が100%消費者で、先入観なくいろいろなお酒をお楽しみいただけた意義が大きいと考えています。九州・沖縄では焼酎はもちろん、日本酒を一所懸命に造っている蔵元がたくさんある。特定の銘柄だけを追い求めるのではなく、自分にとっておいしいお酒を発見していただきたい」と話す。
アサヒビール 北海道で“鶴”の恩返し、自然環境保全で寄付
【札幌】アサヒビールは、北海道オリジナルの取り組みとして実施してきた「鶴の恩返しキャンペーン」で、キャンペーン期間中のニッカウヰスキー商品の売上金額の一部を、(財)北海道環境財団に寄付した。
同キャンペーンは、平成17年10月から18年1月にかけて、アサヒビールが北海道エリア限定で実施したもので、対象商品は、北海道遺産に登録されている余市蒸溜所を原酒製造工場に持ち、グループ会社でもあるニッカウヰスキーの商品のうち、“鶴”にちなんだ名前を持つ「鶴」「竹鶴」シリーズとした。
キャンペーン期間中の売上金額の一部を、北海道の自然の恵みの象徴といえるタンチョウや湿原などの保全活動を目的として、今回、北海道環境財団に寄付した。
寄付金額として100万910円が確定したことから、2月22日、北海道庁でその贈呈式が行われ、ニッカウヰスキーの竹鶴威相談役から、高橋はるみ北海道知事に目録が贈られ、アサヒビールの森江直樹理事・北海道支社長に感謝状が手渡された。
寄付内容は、対象商品の北海道全域での売り上げに対して、「鶴」「鶴スリム」「竹鶴21年」「同17年」「同12年」の売り上げのうち、700ML、660MLは1本あたり20円、180MLは同10円とした。
席上、高橋知事は「北海道は自然環境に恵まれた地域であり、次の世代に引き継ぐ義務がある。自然環境保護のため、企業と北海道がパートナーシップを組む上で効果的・意義深いものがある。支援がより一層充実することを期待する。北海道も環境保全のために気を引き締めて取り組みたい」と、謝辞を述べた。
アサヒビール・森江支社長は「ニッカウヰスキーが創業70周年を迎えたことから、恩返しをしたいと思った。北海道環境財団に関しては興味深い話がたくさんある。当社は、フォトコンテストで道民から写真を募集したが、たくさん応募があり、竹鶴賞や鶴の恩返し賞などを選んだ」と話した。
近畿コカとコカ・コーラウエストジャパンが経営統合
近畿コカ・コーラボトリングとコカ・コーラウエストジャパン(CCWJ)は、2月22日に行った両社取締役会で、平成18年7月1日(予定)をもって、会社分割および株式交換を併用する方法により、共同持株会社「コカ・コーラウエストホールディングス株式会社」(本店所在地・福岡市東区箱崎)を発足し、両社の経営を統合することを決議した。CCWJは、共同持株会社と事業会社の新「CCWJ」に分割。近畿社は、持株会社との株式交換により、新CCWJとともに傘下に入る。
両社は、日本のコカ・コーラビジネスを先導する存在として競争優位を確立し、ともに継続的に成長していくために、平成17年12月21日に業務提携を行った。その後、具体的な検討を進めた結果、企業価値の向上を図るためには、両社が一体となって盤石な経営基盤を築くことが最善の方策であるとの考えで一致し、今回の経営統合に合意した。
経営統合により、“1”企業価値の増大…日本の人口の約3分の1を擁する巨大な市場を舞台に売り上げとシェアの拡大を目指すとともに、組織運営体制と事業プロセスのさらなる効率化を追求することで、収益を伴う持続的な成長を実現する“2”日本のコカ・コーラビジネスの変革のリーダーシップを発揮する…日本コカ・コーラ社や他のボトラー社とのより強固な連携によって、現在コカ・コーラシステムが一体となって取り組んでいる成長戦略や構造改革をさらに強力に推進する“3”経営基盤の強化…近畿社とCCWJ社の両社の持つ強力な財務基盤、多様な人材・組織力、営業ネットワーク等をさらに拡大。統合によるシナジーを最大化する“4”営業力の強化…特に、カスタマーサービスの向上、自販機ネットワークの拡充などにより消費者への価値創造とお客様満足の向上を図り、日本第2の大消費地である近畿圏市場を中心に、西日本地域におけるさらなるシェアの拡大を目指していく--の4点を目的としている。
共同持株会社の発足は、近畿社とCCWJ社の両社対等の精神において行い、CCWJ社が事業会社を傘下におくための会社分割およびCCWJ社のウエストホールディングス社への商号変更と一体のものとして、当該持株会社(現CCWJ社)と近畿社が株式交換をすることにより発足する。なお、共同持株会社の代表取締役CEOには末吉紀雄CCWJ社代表取締役社長兼CEOが、代表取締役COOには守都正和近畿社代表取締役社長が就任する。
月桂冠 営業本部長に小森常務が昇格
月桂冠は3月1日、4月1日付の人事異動を発表し、営業本部長に小森康孝・常務取締役営業副本部長の昇格を決めた。
▽営業本部長を解く=専務取締役・内藤拓(営業本部長)▽営業副本部長を解く=常務取締役・羽入田満治(営業副本部長)▽営業本部長=同・小森康孝(営業副本部長)▽経営本部付部長=取締役・大石晃夫(総務人事部長)▽総務部長=五十嵐敏郎(経理部長)▽経理部長=赤星雅行(情報システム部長)▽情報システム部長=大倉博▽大阪支店長=木戸公司▽営業本部付・大倉産業(株)出向=岸本幸太郎(大阪支店長)
また、4月1日付で機構改革を行い、総務人事部を「総務部」に改称する。
福岡県卸組合総会 酒税改正がらみ、中央情勢へ関心
【福岡】福岡県卸酒販組合(組合員46者、栢正一理事長)は2月22日、福岡市内のホテルで第53回通常総会を開催し、平成18年度予算案(収支2893万6165円)、任期満了に伴う役員改選(栢理事長再任)など上程の全議案を可決承認した。酒税改正に伴う価格改定の発表が相次ぐなか、今後の対応策を模索するため、当日は全国卸売酒販組合中央会・首藤壽雄理事の中央情勢報告に耳を傾けた。
議案審議に先立ちあいさつに立った栢理事長は、コストオン方式の新取引制度の確立が、全国系大手卸の交渉の影響を受け、「地方大手量販店に揺りもどしを掛けられ苦慮している」と指摘したが、同制度は酒類流通市場の健全化に資すると位置付け、その定着を目指すスタンスには変わりがないことを強調。今年度事業計画にも、「利益なき販売を繰り返してきたビール系酒類の『赤字取引』から脱却して『利益商材』へと転換されるよう念願している」との文言を盛った。また、「小売業者、消費者の立場を尊重しサービスでの競争へと転換しなければならない」として、卸中央会北九州支部が経営基盤強化事業関連の研修会を実施していることも報告した。
中央会首藤理事による中央情勢報告では、今年1月23日付けで大手酒類メーカーに価格改定の早期発表を要請したこと、減税商品の赤伝処理が認められないことから、メーカーサイドで、ビールは4月21日、清酒は同月11日出荷分から値差補償対応が検討されていることなどが説明された。小売店に旧税率商品が残らないよう在庫調整への配慮を求め、不当返品に関する解説もあった。新取引制度については、未決交渉を急ぐ動きがあることも報告された。5月にずれ込むと便乗値上げになることから、2月中決着を目指しているという。
高松小売が総代会 酒税改正など議論
【高松】高松小売酒販組合(多田健治理事長)の第53期「通常総代会」が2月21日、高松市林町のサンメッセ香川であり、総代ら約40人が出席して平成17年度12月期収入約1300万円や支出約1100万円、18年度予算約1300万円など全議案を可決した。同会では今年度の方針として酒税改正や免許自由化に対応する組織力の強化が訴えられた。
多田理事長は冒頭あいさつで、まず年金事件に関する動向を説明。自組合については休業・廃業の増加や役員経費が他より低い点に触れたうえで「緊急措置法が8月で切れ、自由化になる。膨大な新規が組合に入らないのは酒屋と言えない」と強調。未成年者飲酒防止運動なども組合があるために可能だとして組織力の強化を訴えた。
5月酒税改正については「大手量販との値段が縮まれば市場が良くなる」と見通しを話したうえで、新取引制度については一部スーパーより安いチェーン店を指摘したものの行政と業界の連携を評価。「お陰で香川は全国でも稀な地区」と報告した。会では、放置すれば市場荒廃の要因になりかねない非組合員の加入政策や隣接組合の自治体合併問題に伴う定款変更も報告された。
行政サイドから会社法改正のほか、酒税改正に絡む価格の適正転嫁や実施予定5月1日前後の対策で説明もあった。
福岡小売組合総会 インサイダー取引、役員の解約を批判
【福岡】福岡小売酒販組合(組合員206者、森江準二理事長)は2月19日、福岡市の電気ビルで第53回通常総会を開催し、平成18年度予算案(収支1783万3533円)など上程の議案を可決承認するとともに、任期満了に伴う役員改選を行い、浅川吉允氏を新理事長に選任した。酒販年金問題をめぐる質疑では、役員の一括解約をインサイダー取引だとする批判があり、ある被害女性の実情も伝えられた。事件に対し、あらためて怒りがぶつけられた。
冒頭あいさつに立った森江理事長は、中央会の不祥事、規制緩和による状況悪化を指摘。「下がれば完全に死が待っている。原点に立ち返り、生きるため生活のための知恵を絞らねばならない」と訴えた。
今年度事業計画で組合は、年金問題に対し、「責任の追及と加入者へのより多くの償還金の返済要求」を掲げたが、批判は中央会にではなく、他地区同様、実質的に窓口となって加入勧奨してきた組合へ向けられた。加入者への状況説明がなく、解約の機会を失ったにもかかわらず、役員の中には一括解約者がいて、インサイダー取引だとする批判、年金加入者の名簿がないと偽り、積極的に加入者へ情報提供しなかったなどの発言があった。執行部、事務局の答弁は、加入者数すらわからないほど、加入者の情報がないこと、役員が特殊な情報の入手によって解約をしたのではないと説明するとともに、被害者への見舞金支給を検討したいとの考えが示された。
質疑中、ある女性被害者の実情が伝えられた。子供が身体障害者で、その子の未来の生活保障にと2000万円を積み立ててきた。今回の年金事件が、加入業者の生活そのものを奪おうとしている。
博多小売組合総会 全種類で前年割れ、経営窮状浮き彫り
【福岡】博多小売酒販組合(組合員177者、高田正穂理事長)は2月21日、福岡市の組合会館で第53回定時総会を開催し、平成18年度予算案(収支1735万4704円)をはじめとする上程議案を可決承認し、任期満了に伴う役員改選では高田理事長を3選した。
冒頭あいさつで高田理事長は、新規免許の下付状況について、平成15年12月から17年末にかけ、現組合員を上回る260場に達したことを報告。うち組合加入率は「1%にも満たない」と説明した。組合の存在価値は有効迅速な情報提供にあると強調し、年金問題に関しても、知りうる範囲の対応を約束した。
議案審議では、スーパーなどの売り場で販売管理者が不在のままの営業が常態化しているのではないかとの質疑があり、組合としては行政当局の指導監督を要請するなどの対応策を講じているとの答弁があった。リサイクルに関し、空びんを引き取らない業者に対する苦情が消費者から組合に寄せられている事例、内情としては酒類購入はなく、空びん処理だけを近場の酒販店に求めるケースも報告された。組合員の経営にも触れ、高田理事長は、「17年度で前年度対比100%に近い、もしくは100%を超えている店は1%程度しかない」と答えた。組合員の同年度販売では、その他の雑酒を除く全種類で前年度を下回った。ブームの焼酎乙類も8%減、全体では15%減と、その窮状を浮き彫りにした。
18年度事業計画では、局主導の研修会などの積極活用で個店の経営力強化を図る考えも示された。
西野金陵 兵庫に洲本支店を開設
【高松】西野金陵(高松市亀井町、西野武明社長)は2月1日、兵庫県内で初の拠点となる「洲本支店」を開設したことを明らかにした。地場卸(株)川道商店からの営業権譲渡で、これまで鳴門支店が管轄していたエリアの物流を移管することで経費削減の効果があるとしている。
支店長には、観音寺支店長の土居武司氏が就任。住所は、〒656-0012兵庫県洲本市宇山3丁目5番28号、TEL0799-22-0788・FAX0799-24-1788。西野金陵は、四国3県ほか東京・大阪・岡山に拠点を持ち、営業譲渡した川道商店は主に食品卸が中心だったという。
平成18年1月の焼酎甲類出荷 前年比12・7%も減少
日本蒸留酒酒造組合がまとめた平成18年1月の焼酎甲類出荷数量は1万5917KLで、前年同月の1万8230KLに比し12・7%の大幅減少となった。
昨年後半以降の焼酎甲類の需要動向も、焼酎乙類の消費の低調化も連動してか、勢いが失せてきた。清酒がやや底打ちの気配、ビールもプレミアム商品、樽生ビールも活況化、ウイスキーも上昇気流と、酒類間の販売競争がさらに激化している中で、焼酎甲類の需要開発への注力が待たれる。
また、焼酎甲類では、飲み方として定着している“チューカクテル”のPR、特に女性層に人気も高まりつつある甲類カクテルだが、新規レシピの開発が必要といわれる。甲類焼酎の品質向上、甲・乙混和焼酎のPRと、その飲み方のPRなども、今後の課題として必要視されている。
一方、合成清酒の平成18年1月の出荷状況は2733KLで、前年の3053KLに比し10・5%の減少と低調。5月からの酒税改正で、また増税が控えている合成清酒の今後の消費も、心配が絶えない状況だ。
東京卸平成18年1月分出荷 前年比9・4%伸長
【東京】東京都卸売酒販組合が発表した、今年1月の東京都内酒類卸売業者の酒類卸売状況によると、全酒類合計の卸売数量は8万1787KLで、前年の7万4752KLに比し9・4%増加した。
主要酒類の出荷数量と前年対比は、▽清酒=6965KLで前年比2・7%増▽焼酎=9769KLで1・7%増(うち、甲類は5967KLで0・4%の微減、乙類は3802KLで5・0%増)▽ビール=2万7943KLで、新価格制度の推進に伴う仮需要の裏返しで7・4%伸長▽果実酒=2846KLで9・1%増▽ウイスキー=1014KLで2・4%増▽スピリッツ類=1146KLで2・3%増▽リキュール類=8663KLで15・7%増▽発泡酒=1万2787KLで15・8%減▽その他の雑酒=8781KLで前年の約2・7倍--となり、ほとんどの酒類が前年比増加のすう勢で、いいスタートが切れた。
ビール4社決算 新ジャンル飲料で明暗
ビールメーカー各社が発表した平成17年連結決算によると、売上高は▽アサヒビール=1兆4300億円(前年比1%減)▽キリンビール=1兆6322億円(1・4%減)▽サッポロホールディングス=4537億円(8・3%減)▽サントリー=1兆3737億円(4・3%増)となり、サントリーのみが増収となった。
各社の酒類事業の動向を見ると、アサヒは、「スーパードライ」の“鮮度”を徹底的に追求する商品展開やキャンペーンを展開、発泡酒では「本生」ブランドに「本生ゴールド」を投入、さらに4月には新ジャンル飲料「新生」を発売するなど、ビール類におけるブランド強化を図ってきた。しかし、ビール市場全体の低迷などの影響を受けるとともに、「新生」が伸び悩み、酒類事業の売上高は1兆254億円、前年比5%減となった。また営業利益は、14・1%減の781億円となった。
キリンは、昨年発売した新ジャンル飲料「のどごし生」が、急成長する市場の中でナンバーワンブランドの地位を確保した。酒類事業の売上高は、販売価格の低い新ジャンル飲料の構成比が同社予想を大きく上回ったことにより減少したが、営業利益は国内酒類事業における販売量が前年を上回ったことなどにより増加。売上高1兆193億円、3・2%減、営業利益756億円、8・5%増となった。
サッポロは、新ジャンル飲料のパイオニア「ドラフトワン」は前年を1割近く上回ったものの、新ジャンル飲料市場への各社参入により市場が活性化の影響で、ビール・発泡酒の減少傾向が続き、ビール・発泡酒・新ジャンル飲料合計が減少。酒類事業の売上高は3410億円、6%減、営業利益は65億円、65%減となった。
サントリーの酒類事業の売上高は、5109億円で0・6%の微増。総市場と同様、新ジャンル飲料成長の影響を受けビール、発泡酒は減少となったが、ワイン、焼酎など他酒類が好調を示した。
4社とも、大きなシェアを占めるビール事業の中でのビール・発泡酒不振の影響が大きく響く形となっている。今後、市場に大きな影響を与えた新ジャンル飲料がどのように動き、ビール・発泡酒との勢力図をどう変化させてくるかに注目が集まっている。
いいちこ 酒税改正後の新価格を発表
【大分】三和酒類(宇佐市、赤松健一郎社長)は2月27日、酒税改正法案成立後の本格麦焼酎「いいちこ」の新価格を発表した。新価格は今国会で酒税法改正法案が成立した後、5月1日から実施される。主要商品の新希望卸価格、小売価格は次の通り。(カッコ内は現行価格)
▽いいちこフラスコボトル720ML30度=1900円(同)、2500円(同)▽いいちこスペシャル720ML30度=1643円(同)、2190円(同)▽いいちこ1・8Lびん25度=1238円(1235円)、1567円(1564円)▽いいちこパック1・8L25度=1222円(1219円)、1547円(1544円)▽いいちこ900MLびん25度=656円(654円)、831円(829円)▽いいちこシルエット720MLびん25度=740円(738円)、977円(975円)▽いいちこ1・8Lびん20度=1084円(1081円)、1390円(1387円)▽いいちこパック1・8L20度=1068円(1065円)、1370円(1367円)▽いいちこ900MLびん20度=583円(582円)、747円(746円)▽西の星1・8Lびん20度=1109円(1106円)、1420円(1417円)