【鹿児島】火災により仕込み蔵の一部を焼失した濱田酒造(本社・いちき串木野市、濱田雄一郎社長)の製品出荷が火災の直後から通常どおり行われ、見学者の受け入れも間近で、火災による事業への影響が皆無であることが、2月3日の現地取材で明らかになった。
同社は現在、いちき串木野市の3蔵(「焼酎蔵薩洲濱田屋伝兵衛」=以下「伝兵衛蔵」、「傳藏院蔵」「薩摩金山蔵」)で製造にあたっているが、今回火災が起きたのは、手造り蔵の「伝兵衛蔵」の一部。同蔵は、麹造りや甕壷による仕込み、原酒貯蔵、びん詰めなどを行う4棟からなるが、そのうちの1棟、麹室や甕壷を配する仕込み蔵で1月28日午後7時30分ごろ火災が発生し、同棟を全焼した。けが人など人的被害はなかった。
貯蔵原酒の損失はなく、またびん詰めライン稼働への影響もないことから、同社では火災直後の営業日、1月30日から通常出荷を再開。すでに同棟の再建にも着手している。見学者の受け入れも2月13日から再開の予定だ。
焼失の仕込み棟の稼働見込みは今年8月下旬から9月。甕仕込み体験なども可能な施設へとリニューアルを図る構想もある。
同社取締役・森山道成管理本部長兼企画本部長は「今まで以上に社員が結束し、レベルアップを目指したい」と語っている。