キリンビールは、昨年、“日本のビールのルーツを探る”をテーマに、江戸から明治時代に醸造された3つのビールを「日本のビールのさきがけ」と位置付け、研究・復元を行った。今回、この様子を紹介する「日本のビールのさきがけ」展を1月から12月にかけて、同社の全国10カ所のビール工場を巡回するかたちで順次開催する。
同社は2007年に100周年を迎えるにあたり、長年取り組んできたビール研究の一環として、ビールの5000年以上にわたる歴史をひもとくことを目的に、「『ビール5000年の旅』探求プロジェクト」を展開しており、第1弾「古代エジプトビール」、第2弾「中世グルートビール」の復元に続き、第3弾として「日本のビールのさきがけ」の研究を行い、日本のビール史における最初のビールを復元した。
今回のパネル展では、長崎・出島の商館長ヘンドリック・ドゥーフが日本で初めて醸造したビール、日本人で初めてビールを醸造したといわれる蘭学者の川本幸民のビール、米国人醸造家ウィリアム・コープランドが日本で初めて産業として継続的に醸造したビールの3つを研究し、その成果をまとめて紹介。さらに、会期中には、復元したビールのいずれかを試飲できる試飲会も各工場で開催し、プロジェクト中最大となる約7000人に復元ビールを楽しんでもらう。