【長崎】(株)長崎県酒販(本店・長崎市、中山義一社長)が建設中の県北流通センター(長崎県佐世保市木原町155-8)がこのほど完成し、11月15日、現地で新築落成披露式典が開かれた。営業開始日は11月21日。
県北部をカバーする同センターの敷地面積は約8900平方m、鉄骨造り一部2階建(1階倉庫・事務所、2階事務所・会議室・休憩室)、延床面積は3300平方m。内部空間は柱なし構造で、入出庫口は車両・商品の受け渡し形態に応じ使い分けが可能。出荷倉庫内は高床式のプラットホーム型、入荷倉庫内は荷受がスムースなアーケード型を採用した。無線LANシステムで、受発注・出入庫を一元管理。商品のピッキング作業に経験を要しない。ピッキングと検品を同時に行う効率化も図った。商品収容能力は、▽パレット在庫=882パレット(ビール大びん換算2万1000ケース、大型車で約50台分相当)▽バラピッキングゾーン在庫=約2600アイテム(720ML換算)。
披露式典には関係者約100人が出席。中山社長は冒頭、「内需主導の流通業は依然厳しく、少子高齢化、人口減で酒類総需要の縮小も予想される。全国系大手卸の地方進出で中小卸は厳しいが、地方卸が必要との信念を持ち事業を続けていきたい。県北にもしっかり軸足を置くことはもとより、県内市場の安定を図り、地域発展へ貢献したい」とあいさつし、そのなかでは、全支店が共通の意識を持ち機能発揮できる組織改革に取り組んでいることも報告。新取引制度にも触れ、その推進が地方卸の生き残りに不可欠との認識をあらためて示した。
同社は平成14年に協同組合から株式会社に改組。16年には佐賀県鳥栖市に物流拠点(子会社「NKコアユニット(株)」)を設けている。平成17年3月期決算の売上高は、306億9300万円(前年度比97・5%)<売上数量=5万7000KL(98・4%)>、経常利益7400万円(119・5%)。