アサヒビール 「スーパードライ」英国での現地生産を開始

 アサヒビールは、英・シェパード・ニーム社において「スーパードライ」の委託生産を行うことで、7月21日、同社と契約を締結した。同社の工場で、9月から「スーパードライ」3種(30L樽、330MLびん、500MLびん)の生産を開始し、イギリス市場向けに供給する。販売は、同社の100%子会社のアサヒビール・ヨーロッパ社が行う。

 同社では、ヨーロッパ市場に向けて、2000年1月からチェコ・スタロップラーメン社で「スーパードライ」の現地委託生産を行っている。今回、イギリス市場での販売が好調なことを受け、「パブの本場」として業務用における“樽ビール”の消費構成比が大きいイギリスで本格的に「スーパードライ」の樽ビールの拡販を進める考えから、チェコでの生産に加えてイギリスでの現地生産を開始することを決定した。

 シェパード・ニーム社は、1698年創業のイギリス最古の歴史を持つビール会社で、自社ブランドのビールの製造販売に加え、ヨーロッパ他国のビールブランドのライセンス・委託生産も手掛けるなど高い技術水準を有している。また、他ビール会社との提携により全英に配送網をもつほか、ビール事業以外にもホテル事業や370店を有するパブ事業を行っている。アサヒビールでは、シェパード・ニーム社の技術力とともに、最大消費地のロンドンへのアクセスの良さや、保有するパブでの「スーパードライ」樽ビールの取り扱いなどのメリットをかんがみ、委託製造を決定した。

 アサヒビール・ヨーロッパ社では、シェパード・ニーム社の販売網も活用しながら「スーパードライ」の樽ビールの拡販を進め、製造開始3年後の2008年には扱い店数800店超を目指していく。同社ではこれにより、イギリス国内での「スーパードライ」販売量を同年に60万ケースに拡大する予定としている。

(掲載日:2005年07月27日)
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