リョーショクリカーが発表した平成17年3月中間期(16年10月~17年3月)の決算概要によると、同期における経営成績は、▽売上高=1150億円4300万円で前年同期に比し7・4%減▽営業利益=2000万円▽経常利益=1億4600万円▽当期利益=1億2300万円--で、減収・増益となった。
加藤稔社長は、同決算の発表にあたり、「当社は経営収益の安定化が大事で、それには仕組みをしっかりすること大切なので、その位置付けをした年だった。今年1月からのビールテイスト飲料の新取引制度の定着に業界は全力投球してきたが、市場がこう着の状態では、他社のシェアをくうことは、自重せねばならない面があり、販売面で苦労した。今中間期の売上高は、前年同期から92億3800万円の減収だが、関西リョーショクリカーへの移行分を差し引くと、実質3%減少にとどまった。利益は、ニュートーマスの活用で少しずつ向上し、2千万円の黒字となった。7カ所の配送センターの設置で一時期の投資が増加したが、経費の削減ができた」と語り、平成17年9月期(16年10月~17年9月)の通期業績予想は、▽売上高=2523億円で、対前期比1%増▽経常利益=5億円で15・5%増▽当期純利益=4億9000万円で6・8%増--で、「増益は確保できる」(加藤社長)と説明した。
営業面の今後の注力点は、「①大手業務用酒販店と組織小売業者への売り上げを伸ばしたい②清酒と焼酎の消費増を図りたいが、清酒は少し値段が高い。リーズナブルな値段が望ましい③第3のビールが売れてくると、発泡酒が売れなくなり、非常に厳しい」と付け加えた。
なお、今中間期の酒類品種別売り上げ状況は、▽ビール=伸び悩み傾向▽発泡酒=ビール以上に減少▽焼酎、みりん=増加傾向▽洋酒=「氷結」などチューハイが大きく伸長▽雑酒=大きく伸び、市場と同じ流れ--とした。