梅錦山川 梅錦ガーデンがレストランなど閉園

 【愛媛】梅錦山川(四国中央市金田町、山川浩一郎社長)は、地ビール醸造所・レストラン・ハーブ園などを備えた西条市丹原町関屋の「梅錦ガーデン丹原麦酒醸造所」を閉園すると正式に明らかにした。梅錦ビールの製造は継続する。同園全体の営業を望む声が自治体などから数多くあり、5月19日に消費者らも本社を訪れて8千通を超える署名を手渡した。だが同社の決断は固く、同ガーデンは9年間の歴史に幕を引く。

 閉園が明らかになってから存続を望む動きが各地で活発化していた。同園は1996年にオープン。備えた施設などで年間約20万の来場者があり、カルチャー教室やクリスマスイルミネーションなど数々のイベントで、とくに地元では楽しめる観光スポットに発展していた。

 山川社長は、閉園の理由について「事業としてこれ以上広がらない。当面同所でビール製造は継続するが、レストランなどは閉める」と述べた。同社は、多角的利用も模索したが、最終的に決断を選択。経済面で地元自治体など強い要望もあることから、後継探しには協力したいという。

 19日午前に消費者を代表して本社を訪れた主婦ら2人は嘆願書を直接手渡し、「苦しい判断をされたと思うが、やめないでほしい」「気持ちの良いサービスやスタッフで最高の場所。思い出がなくなるのは悲しい」と時おり目をうるませながら切々と訴えた。

 署名は8142通(西条市内4104・市外3481・県外557)で、これまで顔見知り程度だった利用者らが団結して4月末から20日間で急速に募ったという。山川社長は嘆願者を前に「予想以上のメールもあり、評価して頂いてありがたい。育てたガーデンを無くすのはつらく、後継してくれる方がいればうれしい」と決断の固さを伝え、理解を求めた。

(掲載日:2005年06月01日)

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