養命酒製造が発表した平成17年3月期(16年4月~17年3月)の決算は、▽売上高=150億1500万円で前期比4・9%の減収▽営業利益=12億6900万円で13・4%増▽経常利益=13億9000万円で15・2%の増益▽当期純利益=8億1800万円で5・0%減--の減収・増益となった。
次期の18年3月期(17年4月~18年3月)の通期業績予想は、▽売上高=152億7500万円▽経常利益=15億3700万円▽当期純利益=8億4800万円▽1株当たり年間配当=15円。
塩澤太朗社長は5月12日の記者会見で、「消費不況が続き、猛暑、台風、地震、消費税の総額表示の影響など、消費者マインドを萎縮させる要因が多かったので、5%の売り上げ減少となった。中期3カ年計画がスタートし、変化の激しい時代に対応すべく、デフレ対応としてブレーキを早く踏んだ分、利益が出たと考えている」と語った。
今後の経営基本方針は、①「養命酒」事業のコストダウンの徹底による高収益化②既存ビジネスモデルを生かした健康関連新商品の投入③生薬関連技術と顧客資産を生かした新規事業の展開④「養命酒」以外の既存事業の抜本的な見直し⑤マネジメント体制の再構築--とし、物流体制の効率化を図り、焼酎甲類事業は9月ごろまでには撤退し、原料アルコールを外製化した。みりん事業は、熱烈なファンも入るので、もう少し検討する。
次期の「養命酒」の販売目標は、今期の9800KLより200KL増の1万KLを目指す。