【兵庫】但馬杜氏組合(田村豊和組合長)は5月20日、自醸酒研究会褒賞授与式を香美町の村岡体育館で開催した。
今年は、89人の杜氏から吟醸酒130点、純米酒78点、普通酒70点が出品され、5月19日に大阪国税局鑑定官室の佐野英二室長、広島国税局鑑定官室の佐藤和夫室長、高松国税局鑑定官室の井本吉彦室長ら5名の審査員が審査を行い、成績優秀の酒77点を選出した。
審査長を努めた佐野室長は、「今年度は、秋の台風で原料米の一部に大きな被害があったものの全体的には平年並み。また、酒造期には、安定した寒冷な気候が続き、造りの面ではプラスとなった。出品酒は逸品揃いだったが、受賞酒は特に香味のバランスに優れていた」と講評を述べた。
受賞者を代表して、福田章雄杜氏(西野金陵、香川)は、謝辞の中で「今こそ、清酒のおいしさやすばらしさを認知してもらう努力と、日本酒から離れていった人を呼び戻す努力が必要だと思う。健康面で清酒は焼酎に劣るものではないと思っている。今後さらに研さん努力をしていきたい」と述べた。
最優等賞受賞杜氏(「酒銘柄」醸造場名(県名)、タイプ)は次のとおり。
<最優等賞・兵庫県知事賞>
▽福田章雄(「金陵」西野金陵多度津工場(香川)、吟醸)▽小林壽明(「月桂冠」月桂冠(京都)、吟醸)▽黒田清隆(「千代の松」芳村酒造(奈良)、吟醸)▽藤井好政(「雪園」安川酒造(奈良)、純米)▽宅見壽春(「香住鶴」香住鶴(兵庫)、純米)▽村尾優一(「音戸の瀬戸」藤岡酒造店(広島)、普通)
<最優等賞・兵庫県議会議長賞>
▽田中久之(「元帥」元帥酒造(鳥取)、吟醸)▽中島美智夫(「花衣」川辺酒造(兵庫)、純米)▽井口茂士(「菊御代」名手酒造店(和歌山)、普通)