福岡西方沖地震発生、酒類関係では甚大な被害は免れる

 【福岡】3月20日午前10時53分ごろ、北部九州を福岡西方沖地震が襲った。当日は筑後地区の数社の清酒・焼酎メーカーで酒蔵開きのイベントがあり、若竹屋酒造場(浮羽郡田主丸町)や山口酒造場(久留米市)は、多くの来場者でにぎわっていたが人的被害はなく、蔵の壁が一部損壊する程度の被害にとどまり、イベントも終日、予定とおり行われた。

 今回の地震では、福岡県と佐賀県南部で震度6弱を記録したが、メーカーの製造設備、びん詰めラインに支障が出るような被害はなかったようだ。地震発生の時期が、造り終盤の時期だったことも幸いだった。

 福岡県内のメーカーでは福岡市内のいそのさわ、北西部の濱地酒造(福岡市西区)、白糸酒造(前原市)の被害が懸念されたが、「被害はなくびん詰めラインにも影響はない」(いそのさわ)、「壁にヒビが入ったぐらい」(濱地酒造)、「壁が多少崩れた程度で、商品の損失もなかった」(白糸酒造)。沿岸部の量販店では、商品損壊などの被害があったようだ。酒蔵が集まる城島・三潴地区にある酒蔵では、「大した被害はなかった」ことを県酒造組合の関係者が同地を訪れ確認している。

 再三、テレビ報道された天吹酒造(佐賀県三養基郡北茂安町)。同社木下武文代表によると被害は、積んでいた空びん400本弱、倉庫の商品100本程度。屋根瓦がずれたり落ちたりして修繕が必要とのこと。「人的な被害はなく、造りやびん詰めには何の影響もない」。

 長崎県は酒造組合が被害報告を求めたが、返信メーカーはなかった。

(掲載日:2005年03月23日)

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